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「SIMULATION2035おおさか」で行こう!~体験会ふりかえり~

 前回、にぎやかに公民の垣根を越えて「SIMULATION2030ふくおか」の体験会をしました。その振り返りを大阪市版に活かすためのミーティングを、コアメンバーで行いました。

 お店はぶっちくんの経営するイケてるバーを貸切でさせてもらいました!

 このプロジェクトのコアメンバーもここで一旦区切り、最後に加わってくれた2名をご紹介します!

洞 正寛さん(マッキー)

ファシリティマネジメントの知識豊富な技術職公務員

氏名:洞 正寛(ほら まさひろ)

ニックネーム:マッキー

キャリア:中央卸売市場でキャリアをスタートし、都市整備局、経済戦略局、教育委員会事務局などで主に市設建築物の設計を担当してきました。現在は、都市整備局ファシリティマネジメント課で市設建築物の総合的な有効活用を担当しています。

得意(または好き)な仕事:得意ではありませんが、新しい業務にチャレンジするのは好きですね。

苦手な仕事:繰り返しの多いルーティンワークはモチベーションを保つのに苦労します。

参加したきっかけは吉田くんに巻き込まれたからです笑

 市役所人生の中で上司や先輩に大変お世話になってきたので、自分も若い人達に同じような恩返しができればいいなと思い参加させていただきました。
 
 シムは全くの素人ですが、福岡版を体験させてもらい、楽しみながらゲーム感覚でディベートやプレゼン能力を鍛えられる優れたツールだなと感じました。これまでの自分の経験が大阪版の作成に少しでも役に立てばいいなと思っています。

 また、ここ数年、職員人材開発センターで技術職の新採用者研修の講師をさせてもらっているので、今回の経験がそっちにも活用できるのではと、ひそかに意気込んでいます!

鎌田啓介(かまりん)

建築の技術職〜民間派遣〜区役所経験もありの幅広公務員


氏名:鎌田啓介

ニックネーム:かまりん

キャリア:ほぼ都市整備局で住宅施策や施設建築物の整備・維持管理に携わってきました。住宅・建築以外では、経営企画室、民間企業派遣研修、西成区役所でも勤務していました。

得意(または好き)な仕事:企画・調整系

苦手な仕事:IT系は嫌いじゃないですが、進歩に追いついていけてないです。

「SIMULATIONふくおか2030」を数年前に体験し、行政の仕組みを勉強する興味深いツールだと思いました。この度、その時のご縁もあって、おおさか2040版のプロジェクトに参加させていただきます。

 行政の仕組みの勉強とともに、自分で考え、意見を示し議論を交わす、このゲームの進め方も、今の大阪市職員には大切なことだと感じています。

様々な改革・改善を進めている大阪市役所ではありますが、職員間のコミュニケーションはちょっとお行儀良くなり、自由闊達さが薄らいだ気もします。(自分がそうなだけかもですが(;^_^A))

 IT分野を中心に技術の進展が目覚ましく、また社会の変化のスピードも上がっているように思います。先を見通しにくい現代だからこそ、また、社会・環境変化に対応できる柔軟性を養っていくためにも、公務職場においても議論が闊達に行われる組織風土を培っていくことが大切だと感じています。

 このプロジェクトやその成果がわずかでもその一助になればと思っています。

体験会のふりかえり

 まず、体験会のふりかえりを初体験の人、経験者それぞれの立場やアンケートなどからしました。

飲みながらもちゃんと議論できるコアメンバー、えらい

 まず、時間配分はやはり「ふりかえり」にもっと時間が欲しかった、宴席では気づきを共有しにくいという話になりました。

 そうは言っても、フルに4時間使う元のバージョンではよほど熱心な人しか集まらないよね……平日にやるなら夜にがんばっても2時間半かなと話し合い「まずはフルバージョンを作っておき、対象に応じて『コンパクト版』もやれるように作る」という方向にまとまりました。

があさんがグラレコでメモってくれました!

 次に6人の局長が最初から事業カードを見せあって仲良く取捨選択してたのは、ゲームの趣旨から行くと違うよね、という話にもなりました。

 「普通、あんな簡単に自分の担当局の事業を切りませんよね」
 「部下にめっちゃ怒られますね」
 「そもそも、市会の時に別の局長が答弁やってたグループありましたよ」
 「みんな優しすぎる……(笑)」

 それぞれが事業をやってきた説明責任を背負って臨んでいるので、ゲームとしてはその「切りづらいところを対話で解決する」ところのせめぎ合いを体験してほしい、という話になりました。

 他にもゲーム性や当事者性を高めるのに人事異動や市長交代を入れるとか、楽しいアイデアもたくさん出ました。

誰のために、何のために

 そして、今回のテーマは「SIMULATION2040おおさか」を、まず「誰のために、何のために」作りたいのかの確認。

 やはり若手職員の学ぶ機会が減っていることもあり、自治体財政に当事者意識を持ってもらう、仕事をする上での視野を広げる目的で作るのがまず第一だよね、とまとまりました。

 対象は大阪市の若手職員向けと決まり、その後に「市民に自治体財政を理解してもらうバージョン」「中高生に政策提言してもらうバージョン」も作っていきたいと話は広がりました。

 そして次回はシナリオ作りになるのですが、「SIMULATION2040おおさか」とすると「2030年スタート、5年を2ターンで2040年の大阪市」を作るのですが、「2030年時点での大阪市の事業」が読みづらいという話になり、「万博の年の2025年スタート、2035年を見据えたシミュレーション」に変更となりました。

 ※このnoteの画像やもろもろ変えなあかんけど、しばしお待ちを!

 そして、次回のシナリオ作りは大阪市職員・元職員で本気の「2035年の大阪市」を考えるシナリオ作成ミーティングになります。

 体験会にご参加の他都市や民間の方などはまたどこかのタイミングでお招きしますので、ご容赦ください。

 DX、公共建築の課題、人材育成、福祉の維持、教育投資、産業振興とネタの尽きないところですが、確実にプロジェクトを進めていきます!

終電ギリギリでヤバかったです!


(ライター・てるみん)


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