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芸術が何かできることを探してた

今週月曜日に公開された、中外製薬さんのYouTubeチャンネルにて挿絵動画を描いています。
新しい日常とやらに馴染んだり、馴染まなかったりしながら暮らす私たちですが、ちょっと前にステイホームという名の1ヶ月がありましたね。そんな頃に携わっていたお話。
その頃のことを思い浮かべながら読んでいただけたらと思います。
早速動画を貼り付けておきますね。

アーティストは世界の余白の中で生きていた

最前線で働く人たちを横目に、コロナ禍をしっとりと部屋に閉じこもっている時間はアーティストにとってやきもきするような時間。
余白のない世界の中で、アートはこれほどに無力なのかと、
世界の余白でふわふわと漂うように生きている自分ってどうなのかしら。
と思ったりもした。
作品を作ることはもちろん考えているのですが、
構想ばかり組み立てては壊しているような時間。

アナログだけじゃない魔法を勉強したい

そんな時に私はライブや壁画の多いアーティストでもあるので、
こんな時間でも誰かを少し笑顔にできるようなことができればいいなぁと
デジタルペイントを勉強したり、作品を発表したりしていました。
道具って不思議なもので、考えずに使えるようになってからが始まりというかなんというか。そんなこともあり、なかなか進まなかったデジタルの勉強をサクサクさせていただいたステイホームな時間。

動画の企画の趣旨が最高

今回お仕事のお話をいただいたのは一般社団法人のハーグさん。
お話を聞くと、コロナ禍で働く医療従事者のみなさんに寄付を募るそう。
その呼びかけとして、中外製薬さんのYouTubeで動画を流すという話。
そしてその動画は元宝塚歌劇団の方が出演し、そこにアーティストが絵を描くというものでした。
自分にできることだし、こうして歌劇の皆様とアーティストがご一緒して、ドラマを通じて医療に貢献できると嬉しいですね。

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やってみることで見えることは確かにある

もともとシンデレラのお話ってちょっと自分の感覚とは違う感じで苦手意識があったのですが、今回の作品は自分の足で手で、いろんなものを掴み取る逞しくまっすぐなシンデレラが主役。
描いていてとても楽しかったです。いつもよりも少しキラキラトーンアップした作画でお届けしました。
しかもアニメーションですが、オール手描きの描き進めを録画するスタイルです。描く順序も含めて一発で完成まで向かいます。

文字で書くとわかりにくいですがこれがね、なかなか。作り手としては難しく面白いポイントなので楽しんでもらえたら嬉しいです。珍しい大階段もなんとなくから描き上げていきます。尺もあるので手数も考えながら。。。

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もう一話担当しますのでお楽しみに

おかげさまで、デジタルお仕事としては順調で、宝塚の脚本を長年手がける脚本家の先生や、出演の演者さん、宝塚ファンの方にもご好評いただきすごく嬉しかったです。この作品きっかけで絵が好きになってくださった方もいてとてもとても嬉しかったです。
そんなこんなで、もう一話担当させていただきますので、またお楽しみにしていてくださいね。

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