東京・日比谷OKUROJIに壁画
2020.9.10 OPENしたのは「日比谷OKUROJI」
コロナの影響もありOPENが延びていたこちらの商業施設。
ついに先日第一部がOPENしました。パチパチ〜
⽇⽐⾕の奥にひそむ、通な⼤⼈の通り道。
そこは、明治⽣まれの煉⽡アーチを活かした、
深いこだわりが集う、300mの⾼架下空間。
なかなかに通、いい感じのお店の揃った空間です。
鰻の名店や、和菓子のテイクアウト、
地方の地酒やこだわりのバーなどなど。気にになるお店がいっぱいでした。
今回は第一次OPENでこれから先も新しくオープンが続くそう。
JR有楽町に最も近い店「LOWLINE」
こちらの施設は100年ものの煉瓦造りの高架も活かしつつ、
高架下とは思えぬ天井高で設計されています。
新しいと古いが交錯する世界は、鉄道マニアならずとも
なんとなくいいなぁ...とほっこりします。
新橋〜有楽町の間にできた施設なのですが、
壁画を描いたのは有楽町に最も近い店「LOWLINE」というお店の壁画です。
お店の写真↓
エントランスには日比谷の風景のスケッチと
この店舗を始めるに至ったオーナやスタッフのみなさまの言葉を。
メインの壁画は、これからの世界を考察する女性。
本・植物・ゆったりと思考する日々。取捨選択する日々のほんとうに必要なものはなんだろう?世界の向こう側にはやはり人の感情が揺らいでいる。
そんな壁画(結構大きい...10mくらい?)です。
こんな世界ですが、本物のアートを感じていただける空間を作りたいとのご意向で、描かせていただきました。
壁色も選定しているのですが、かなりおしゃれなベージュなので、
写真から伝わりきらないのが悲しい...ぜひ実物を味わっていただけますと幸いです。
壁画を描くときは全集中。時間を忘れて取り組む。と言っても結構描くのは早いので、サクサク頭の中のイメージを描き進めます。ラフスケッチは軽いものが多いので、大きな壁画に本番を描く感じ!
失敗しないですか?とよく聞かれますが「見える!」って感じで描いていくので、失敗はしないです(どや)
店舗の隠れ家みたいなスペースには、
壁画の世界とは打って変わって、
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.
生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。(ダーウィン)
Making money is art and working is art and good business is the best art of all.
お金を稼ぐことはアートだ。働くこともアートだ。ビジネスで成功することが最高のアートだ。(アンディ・ウォーホル)
資本主義を相当に匂わせるガッツのある言葉を、メイン壁画との対比のように入れさせていただきました。色んな思考が世界を構成していて、そこに存在する事実をありのままに。プチ個室となってますので、ゆったりしていただけます。
店内の他のインテリアも素敵。
使い勝手の良さそうな大人のお店になりました
場所的には東銀座・有楽町からほど近く、帝国ホテルのすぐそばです。日比谷エリアなかなかカフェがないので、こちらでほっこりされてはいかがでしょうか。夜はさらっとつまんで飲めるバルにもなります。(カクテルもたくさんあるので、仕事帰りにカフェ感覚でサク飲みも可能です)
テイクアウトも可能で、ナミナミと注いでくれますので、コーヒー片手に日比谷公園なんてことも。使い勝手がいい!!!
アメリカーノやエスプレッソもあるのがめちゃくちゃ嬉しい!
ちなみにカフェラテはこちら↓(ごくごく飲めます)
長くなりましたが、やはり本物壁画を身近に感じていただける店舗づくりにチャレンジしていくという姿勢には感動しました。
こうして、直に書いた作品をご覧いただけることはめちゃくちゃに嬉しくて、こんな時期だからこそ、作品を通じて東京の皆様にもご挨拶できるのがすごくすごくありがたいと思っております。
大人が自由に想像力の羽を伸ばせるそんな場所になったらいいな。
ぜひ店舗に行かれた際は♯silsilとタグなどつけてくださいね。
外壁の一部も塗装しようってお話があり、また営業中に制作などお見せできる機会もあるかもしれません。そのときはぜひ乾杯しましょう。
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