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マリオカート8デラックスに夢中の3歳児

高校生の時、Wiiのマリオカートにハマっていた。その時はバイクが強くて、リモコンを振るとウィリーができた。
曲がりにくくなるかわりに早くなるので、できるだけウィリーをして最速を目指した。
インターネットで世界中の人と遊べたので、毎日のように走っていた覚えがある。ウィリーのし過ぎで手に痺れがでるほどやっていた。レートは8000前後だったので、特別早いわけではなかったが、ただただ楽しかった。
病院の先生に優しく「しばらくマリオカートはお休みしましょうね」と言われたのがとても恥ずかしかったのを覚えている。高校生にもなって、私は何をやっていたのか。

3歳の息子も最近マリオカート8デラックスにハマっている。
今のマリオカートはすごく子供に親切に出来ていて、壁にぶつかろうとすると不思議な力が働いてギュンっと曲がる。Aボタンだけ押していればゴールにたどり着くのだ。
最初はAボタンだけで遊んでいた息子だったが、物足りなくなったのかジャンプしながら走ったり、バックを使ってみたり、後ろを見るボタンを押したり…親に教えられなくても自分で研究して遊んでいる。
研究の成果か、今では壁にぶつからない設定を外しても50ccなら1位になるようになってきた。

息子は特にDLCで追加されたコースが好きなようで、自分で選んで走っている。
私はコースを買っただけで満足していたが、息子がモトを取ってくれた。ありがたい。

先日息子と一緒にマリオカートをやってみた。ドリフトを使うのでどうしても私が早くなってしまう。
手加減するのも違うかな?と思いながら2戦ほど勝つと、「もうママとはしなーい」と1人でマリオカートをし始めてしまった。
何回か誘ってみたが、「ん?やらないよ」と言われてしまう始末。やはり負けたのが悔しかったようで、もう一緒にはやってくれなくなった。
負けても泣かないのは3歳にしては賢いなと感心したが、一緒に遊んでくれないのはさみしい。
ひとりでやってる時は2番でも3番でも「勝った〜!」と喜ぶので、母に負けるのが嫌なのかもしれない。

負けて怒らないのもそうだが、マリオカート中の息子に「そろそろご飯だよ〜」と声を掛けると、レースの途中でもやめるので感動した。
私は未だにセーブまで!とごねたり、今忙しい!とすぐにはやめられない。私より息子のほうがよっぽど大人みたいだ。

ゲームをやめた息子が「足痛い〜」とクネクネするので、痛いところを見せてもらうと、どうやらゲームに集中しすぎてテーブルにめり込んでいたようだ。
すぐに治ったようだが、笑ってしまった。
かつて言われたように息子に優しく声をかける。

「しばらくマリオカートはお休みしましょうね」

私とは違って息子はいい子だと思っていたが、似たもの親子だったようだ。

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