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ネパールのお祭り“ダサイン”に参加しました

先日、ネパールの方のお宅に招いてもらい、一緒に #ダサイン のお祝いをさせてもらいました。

ダサイン(Dashai)というのはいわゆる「収穫祭」のことで、日本の正月の時のように都会や海外にいる人もみな故郷に帰省し、家族が集まります。
ちなみに今年はネパール暦で、2075年にあたるそうです。

ダサインでの儀式は決まっており、まず家長もしくは年長者、年上のものから「ティカ」という施しを額に受けます。
ちなみにこの「ティカ」は米と水と赤い染料、それにヨーグルトやバナナなどを混ぜて作ります。
写真などでは何度も見ていましたが、今回初めて作り方を知りました。

それから、「ジャマラ」という10センチほどに育った大麦の苗の束を耳にかけてもらいます。髪を結わいている人はそこに刺してもらっていました。

そして最後に、お金や食べ物などを授けてもらいます。
日本でいうところの「お年玉」ですね。
最年少者は年上にあたる人たちから何度も施しを受けていたので、額は真っ赤になり、両耳にはジャマラの束がかかっていました。

また、今回は日本語学校に通う学生さんもいたので、私からもティカをつけさせてもらいました。
お願いごとを口にしながら2~3回ティカをするそうですが、私はネパール語が話せないので、日本語で、食べ物やお金に困りませんように、毎日笑顔で過ごせるようにと祈りながら付けました。
国籍や信仰を問わず、快く受け入れてくれるのが嬉しいですね。

全員のティカがすんだとことで、最後にみんなで香辛料のきいた鶏肉や水牛の肉、アチャール、タルカリなど、長い時間かけて用意されたごちそうをおいしくいただきました。

ネパール語と日本語との表現や知識の語弊もあるかもしれませんが、こちらには今回招いてくれた方たちが説明してくれ、私が感じた率直な気持ちを書かせてもらっています。

初めて体験する異国のお祭りで、家族や仲間のあたたかさ、目上の人を敬うことの大切さなどを改めて感じました。

विजया दशमी

#徒然なるまま日本語教師 #国際交流 #ダサイン #ネパール

イチ日本語教師として、日本人と外国人とが笑顔で共生できる社会になるように noteやYouTubeを通して活動しています!