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定年退職前後における習慣を考える


60歳を迎えた。
定年退職。
会社という組織から外れることになった。
思えば5歳で保育園に入園して以来、小、中学校、高校、大学、会社と常に何かの組織に属してきた。そこでは組織のルール・慣習に従うことが必要だった。それが社会生活というものだから。
これからは ~もちろん一般社会人としてのルールはあるわけだが~ そのタガが外れる。
 そこで、これまでの習慣とこれからの習慣を考えてみることにした。

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これまでの習慣

思い起こせば会社員生活での習慣も時代とともに大きく変わってきた。
 かつてはどんなに二日酔いで辛くても、無理にスーツに着替えネクタイを締め、満員電車に揺られて出勤してきたものだ。
 ところが最近はノーネクタイばかりか、普段着出社さえもOKになってきた。出勤時間もフレックスタイム制の導入でフレキシブルに活用できるので、満員電車を避けることも可能になったが、長年染みついた習慣でいつも判を押したような時間に出勤してきた。時代はもはや在宅勤務も認められ、出勤の必要ない日も多くなっていたというのに。

 会社で仕事が終えると、まっすぐ帰ればいいのに2日に1度は飲み屋によってしまっていた。これまた習慣。

 休日の習慣は、洗濯、掃除にお買い物、あとはたまったビデオをだらだら見て終わりだった。
 若い頃には金曜発深夜バスに揺られて、夏は登山、冬はスキーと遊びまくっていたのが嘘のようだが、1週間の疲れをとるためには、このゴロ寝の習慣もまた大事なものだった。

そして定年退職を迎えた
 「よーし、これで出勤の必要がなくなった。
  いつまで寝ててもいいぞ、わーい!!」

 在職中はそんな生活を夢想していたが、実際にその日を迎えてみるとこれではいけない、とさすがに気付いた。

これからの習慣

 現在はまだ退職1週間で、いろいろな手続きや片付けに翻弄されているが、そこが一段落したら新たな習慣を作っていきたいと思っている。
 再就職するのか(フルタイム?、パート?)とか、どこに住むの、とか生活環境の変化によってまだどうなるかわからない。
 歳のせいか幸いにも(?)自然と目は覚めてしまうので、早起きの習慣だけは身についているようだ。

 そんな中、すでに新たに習慣付けたいと決めていることが一つだけある。
 それは毎日、文字、文章とふれあうこと、である。
 例えば、毎日最低1時間は小説を読む。
これまで買ったままで積ん読状態の本が多数あるのでこれを読破したい。
 またこれまで以上に、皆さんのnoteの記事を読むこともその一つだ。
 これは自分が書くことへの刺激にもつながるので、ぜひやっていきたいと感じている。

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習慣はノルマとは違う。
理想は毎日の歯磨きや挨拶のように無意識でできることである。
手洗いだってコロナ初期には意識的にノルマとしてやってきたが、今では、帰宅後無意識に洗面台に向かっている自分がいる。
 そんな新たな習慣をこれから見つけ、そして身に着けていきたい。

#日々の大切な習慣

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