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【古い表札の取り外し】をドライバーと金づちでやったお話

実家の売却契約が終わったあと引渡しまでの期間で、空き家になっていた実家へ最後の確認&お別れに行きました。家の塀に苗字が刻まれた表札が埋め込まれていたのですが、「できれば表札を記念に残したいね~」ということを母と話していました。ネットで調べたところ、いろいろな表札の取り外し方を紹介されており、状況によって難易度はだいぶ違ってくるようです。

ここでは、古い表札を古い塀から取り外すのに、女性2人でマイナスドライバーと金づちでやってみた体験を記します。

表札を外すときのチェックポイント

塀と表札の材質が判断ポイント

表札を取り外す際には、主として以下の4つの点が、「どんな道具を使うか?」「素人でもできるか?」を判断するポイントになります。

  1. 塀や門柱の材質は何か?:レンガやコンクリートブロックなど柔らかめの素材であれば、素人にもやれそうな印象です。材質によっては、素人には無理かもしれません。

  2. 塀や門柱にキズを付けてもよいか?:まったくキズを付けないでやるのは、プロに任せたほうがよさそうです。

  3. 表札の材質は何か?:御影石や大理石タイプなどの厚みのあるタイプと、プレートタイプのものでは、作業方法がだいぶ違ってきます。

  4. 表札を再利用する予定か?:表札を新たな場所で使い続けたい場合には、目立つところにキズを付けられません。代わりがないものなので、プロに任せたほうが安心です。

古い表札を古い塀から取り外す場合

わたしたちの実家の表札は、以下の写真のような感じで、上記の4点については、以下のような状況でした。

  • 表札のある玄関塀はコンクリートブロック。築40年以上で朽ちかけている状況。

    1. 塀にキズをつけてもよい。引き渡し後は取り壊される予定。

    2. 表札は御影石。これはガッシリ重いもの。

    3. 表札の再利用はなし。想い出として取っておければいい。

「表札を外すなんて自分でやれるのかな~」と思いましたが、いろいろな状況のなかでは、おそらく一番簡単なパターンのようでした。



必要なものは平タガネとハンマー

ネットで調べてみると、我が家の状況での表札外しは、工具としては平タガネとハンマーを使って作業するのが常套手段のようでした。

「たがね」というのを耳にしたことはあったものの「どんなものか?」とネットで調べてみたら、こんな感じのものでした。お値段も、サイズや材質によって、数百円から数千円程度までさまざまです。表札や塀にキズをつけない取り外しを、本格的に自分自身でやろうという場合には、きちんと道具を準備したほうがよいですね。特に、タガネの選択がポイントになるようです。


ハンマーについては、下記の商品のアマゾンの商品説明のところに、「相手にキズをつけずにハンマーの作業効率を上げるために」という説明があって参考になりました。また、キズをつけたくない場合には、ハンマーのたたく部分の材質が樹脂などの柔らかいものであることも大切のようです。


「マイナスドライバーと金づち」でやってみた

道具を調べたものの、タガネは今後何かに使うのかわからなかったので、とりあえず購入しないで実家に向かいました。

  • タガネの代わり⇒家にあった一番大きい「マイナスドライバー」を持っていきました。

  • ハンマーの代わり⇒自宅に木製や樹脂製のものがなかったので、「金づち」と「タオル」を持っていきました。(タオルは金づちを巻いて使うためのつもりでしたが、実際には使用せず。)

母と2人で作業しました。母にマイナスドライバーを持ってもらい、表札の上の部分に当ててもらいました。そして、わたしがそのドライバーの頭を金づちで「トントン」やってみました。塀が削れるのが怖くて弱すぎたのか、最初はうまくいきませんでした。今度は、マイナスドライバーを表札の横に当ててもらって、同じように「トントン」してみたら、塀が少し削れていって、表札がグラッとしてきました。(作業の写真を撮ればよかったのですが、その余裕なしでした・・・)

そのまま続けていて、半分くらい浮き出てきたところで、今度はすき間に、マイナスドライバーを入れてグイッと表札を前に引き出したら、表札がぽかっと取れました。表札の後ろは、接着剤と石材がゴチャゴテャくっついて汚かったですが、表札の前面はほぼ無傷でした!

表札を取り外したあとの塀は、下の写真のような感じになっていました。上の写真と比べると横にだいぶキズがついてしまっています。



御影石の古い表札をコンクリオートブロックの塀から取り外すのであれば、こんな感じでマイナスドライバーと金づちで取り外せた例でした。

何十年も実家の玄関にあって目にしてきた表札は、実家の想い出として、母の住む小さなマンションのリビングに飾ってあります。表札を見ると「懐かしさがこみ上げてくる」ような気持ちになります。表札を外して持ってきてよかったな~と思います。

まとめ

表札は、家のシンボルのようなものなので、実家を売却する場合に、表札を記念にとっておきたいと思う方いるでしょう。「古い表札+古い塀」ゆえに、上記の例のように、手持ちの道具を使って女手でも意外に簡単に外せる場合もあります。あきらめないでちょっと試してみてくださいね。

上記の記事が、古い表札を外したいという方の参考になれば嬉しいです!

(当記事は元ブログからの移管です。オリジナル公開日:2018年8月9日)


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