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居間から南の庭を臨む

写真を撮ったのは2023年11月下旬 もみじが散る頃

東京にいた頃とは別世界の光景が目の前に広がる。昼夜を通して。

日本はなぜ一極集中型になってしまうのか?「東京」はなぜ若い人々に幻覚を生むのか?群れるということにはどのようなメリットがあるのか?殆どの人々がピラミッドの頂点に立つ人々の土台になっている意識がないのはなぜなのか?
田舎に住む人々が自分たちが持っているお宝に気付かず活かせないのはなぜか?

などと考えながらこの空間、贅沢を味わう。東京を去って本当によかった。

ここの晴れた日の夜の素晴らしさ。澄み渡った空に月と星。静寂。

散ってしまったいろはもみじの葉を翌日に手で集め焚き火に焚べてしまおうか、コンポストに入れようか、、、。冬の準備に取り掛からなければ、、確かこんなことも考えていた。

田舎暮らしは手間がかかる。その手間が嫌いな人は東京を去ることはできないだろう。私はマメで手間を手間と思わない。そもそも物をあまり所有していないので手間自体がかかっていないのかも。

さて本題。ここ京都・大原の古民家だが、一目惚れしたのは茅葺き屋根だったところへ被せた板金の屋根帽子(?)の懲りようとその形状。まるで瓦のようにうねらせている。丸々の状態でも問題はなかっただろうに。(実際、もっと安いのはそういうのもある)元の茅葺き屋根の形にそうようにちょっと曲線がある。その妙味に惹かれた。そして普通この屋根の下に4部屋あって、廊下はなく襖で4部屋は区切られていた。田の字(たのじ、まさに田の字の部屋割りだからそういう)。ここの農家さんは増築して住んでらしたので、ジョイント部分の部屋がある。そこの屋根は瓦屋根にしてある。あとは農業の道具入れの小屋も増設していらした。そこは私達も物置兼ガレージにしている。もし所有者さんが増築をしていなかったら、私たちにとっては狭すぎたかもしれない。今は増築で建設許可は取れなかったと思う。(この辺りは景観保全地区になっているため)
下の写真の屋根は壊れた箇所を修理して塗装をしなおした。次は別の角度からも写真を撮ってみたいと思う。

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