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ジュブナイルかと思ったら任侠ものだった

プロ雑用です!
AmazonPrimeVideoは定期的に有料配信作品がプライム対象になることがあります。サンライズのガンダムシリーズもその一つです。


プロ雑用のガンダム作品ベスト5

突然ですが、ガンダムシリーズの中からベスト5です!

5位 ガンダム Gのレコンギスタ

もともとここはF91がいたのですが、Gレコが入れ替わりました。新しい時代の子供たちへの希望と、富野由悠季監督自身の絶望が込められた作品。73歳にしてそれまで描いてきた宇宙と人間の関係に関して「宇宙に人がすむのは無理だ」と至ったそうです。一方で後に「絶望論で話を締め括るのは簡単」とおっしゃってるように、次の世代に希望を残しておきたいという想いで作られた作品。キングゲイナーのような、とにかく元気で生き生きとしたキャラクターが特徴。テレビ版をリメイクした映画5作がありますが、初代ガンダムと同様、リメイク映画のほうがわかりやすくてオススメ。

4位 機動武闘伝Gガンダム

本作品はVガンダムの後番組で、続編をサンライズに打診された監督が「もうガンダムはやりたくない」と、別の監督を指名。指名された今川泰宏監督は、ザブングルやダンバイン、Zガンダムなどで絵コンテや演出を担当していた人物。ダイナミックな演出を買って、挨拶に来た今川監督に「ガンダムをぶっ壊してほしい」というオーダーで作られた作品。

本当にガンダムをぶっ壊したwww

なぜか初代ガンダム好きに本作品好きが多いというデータがあるwww
今見るとMSデザインは割とまともなものが多い。
しかし、この作品がそれまでの宇宙世紀ガンダムという枠を破壊し、ガンダムというキャラクタービジネスの枠を多いに広げることになったエポックメイキングな作品。

3位 機動戦士Zガンダム

リアルタイムで見た初めてのガンダムで、10年ごとに必ず見返す作品。
1987年の作品で、後に富野監督自身が2000年代の事件や世相をさして「予見したような世の中になっていてうんざりしている」というような趣旨の発言をしている。その発言の通り、初代ガンダムのようなジュブナイル的な雰囲気はなくなり、終始陰鬱とした雰囲気でストーリーが進む作品。基本的に登場人物は周囲に併せて行動する大人を演じながら、その実、身勝手な欲求を他人に期待し、勝手に失望している。

富野監督の作品は、画面の外を意識させることで立体的な動きを表現するのが特徴だが、主に地上での戦闘が多かった初代に比べて、宇宙での戦闘が多いことから空間的な演出が神がかっている作品。

2位は後ほど!

1位 ∀ガンダム(ターンエーガンダム)

故シド・ミードをメインメカニックデザインに指名したという時点でとんでもないのに、肝心のガンダムの顔が!!!と発表後ファンどころか業界がざわついた作品w1999年から2000年にかけてフジテレビで放映されました。

放映視聴率はふるいませんでしたが1年間しっかり放映し、放映中からの人気もうなぎ登り。富野監督は、主要キャラクターを殺しまくることから「皆殺しの富野」といわれて時代がありましたが、さまざまな作品を作る中に、一つの到達点・癒やしとして、主要キャラクターが死なない(!)という画期的なガンダムw

繋がっちまってるんです、俺たちは…

と、いうことで、2位は機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ!!

そしてついに鉄華団がアマプラ配信開始だ〜!!!
これは見ざるを得ない!!!
(※24年2月17日時点)

1話〜25話 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01M0E83P1
26話〜50話 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B01LYRHF9U/

タイトルに血とあるように、最初から血なまぐさい展開の続く本作品。火星で違法に強制労働させられている主人公たちの物語。後期最終版では、脚本家と監督の方針がバタバタした関係でぐだぐだになった…という評価もあるようですが、正直見ててそんなに気にはなりませんでした。

血なまぐさいヤンキーとヤクザの抗争

タイトルとイメージが発表された当時は、大勢の少年が描かれていたので、ジュブナイル的な作品かなぁと思って蓋をあけてみたら、なんとびっくり任侠作品だった!!というw
これは、それまでのガンダムが大国や宇宙、政治をベースにした大戦争を描いていた作品が多かったことから、若年層にわかりやすいヤンキー漫画のスケールを参考にしたからだそうです。確かに、鉄華団そのものが暴走族そのものだし、戦闘は基本的に抗争ですし、言い得て妙…w

利用され搾取され捨てられる子供たち

アニメ作品の中でもガンダムという作品は、反戦や少年たちの葛藤を描いていることが多く、だいたいのガンダム作品では主人公とその周辺の少年たちは戦争に巻き込まれた立場であることも多く、また軍属であっても反戦であることが多いが、本作品は戦争を実利的に行動しているのが特徴。つまり、彼らは「生きるために戦争をしている」。

また、この作品には子供を搾取する大人がたくさん登場し、よく子供を殴るシーンが登場します。そして主人公をはじめとした多くの子供たちは、阿頼耶識システムという、幼児時代にしか施すことのできない非人道的なシステムの被験者。そのシステムを使って労働させられていました。児童労働、児童虐待に対する直接的な表現ですね。ちなみに、タイトルにある「オルフェンズ(Orphans)」は孤児を表す英単語です。

味方の大人も多いのですが、基本的にほとんどの大人は途中で子供たちを裏切ります。裏切らなかったのは本当に数少ない…最終的には子どもたちを犠牲にして世界は変革しますが、必要な犠牲、というよりも大人の都合に巻き込まれてしまった、というのが正確な表現かもしれません。

キャラクターは基本的にイチャイチャしている(個人的な感想です

キャラクターもヤンキーばっかりですが、エリート校のボンボンたちもなかなかな濃いキャラクターが揃ってますが、基本的に性別問わず、ずっとイチャイチャしています(言い方
基本的にヒロインばっかりなので仕方ないね()
ツンデレは意外と少ないのは、グレてるけど純真なキャラからでしょうか…(すべて個人の感想です)

あとは、当然バトルシーンはかっこいいですし、OPとEDが曲も映像も最高です。全部かっこいい(雑な感想)

ということで、うれしさのあまりひたすら早口にしゃべり倒しました。

俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!だからよ、止まるんじゃねぇぞ……!

それじゃ、また👋

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