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次回!覇王激突!藤井聡太VS羽生善治

○2大スターの対局
今日は注目の対局が2つあり、2つとも最高の内容、結果となった。
まず羽生、斎藤戦。
絶好調の若手斎藤に対し、同じく順位戦を制した好調羽生がどう戦うか、実力伯仲の好カードだ。

私は逆転勝ちが好きで、特に羽生の逆転勝ちは好きなのだが、期待を裏切らない逆転を見せてくれた。
しかし大逆転というほどではなく、斎藤が自力で少し及ばなかったように見えた。

つまり、今の羽生は棋界トップの伸び盛り若手より強い52歳という魔神になったわけだ。

もう一つの注目対局は、言わずとしれた藤井、村田戦である。
村田は36歳、若い頃は期待を浴びつつ近年鳴かず飛ばず降級点まで取っている落ち目の棋士だ。
藤井と間見える機会はもう二度とないかもしれない。
自身草案の作戦で戦うことを公言し、棋士人生を賭けると言ってのけた。
これは大袈裟でなく本心だろう。
さあ、肝心の将棋の内容だが、なんと村田はあの藤井を相手にリードを保ったまま最終コーナーを向えるのだ!

そして、最後の最後、藤井の脳天目掛けて剣を振り下ろした瞬間、村田のドテッ腹は吹き飛んでいた。
それは古くは大山の催眠術、少し前なら羽生マジックと言われた、覇王にしかできない幻術である。
一見ただの時間稼ぎにしか見えない手が、たった一つの正解を逃すと一瞬で負けになる。

村田の脳裏には歓喜してくれる人達や、報われた人生がよぎったことだろう、そこからの斬られっぷりは漫画なら涙必死、格下として最高の戦いを演じて魅せた。
私などは藤井より村田に目がいってしまう。

○激突!羽生VS藤井
かくして、2局とも勝ってほしい方が、勝ってほしい内容で勝ち上機嫌なわけだが、この両者なんと次の準々決勝でぶつかる。

私が生まれる前だが、大山名人は齢66にして19の羽生と棋王戦準決勝でぶつかり圧勝し、そのまま挑戦者に名乗りをあげた。

今の羽生はあの時の大山とそっくりである。
大山も連盟会長を50代から60代まで13年務め、その間にタイトル戦に22回も出たのだ!!
藤井に勝てば間違いなく挑戦者になり、7割方永瀬を倒すだろう。

藤井としても8冠を目指す最初で最後のチャンスである。今日の将棋を拾うようでは負ける形がない。
見えない何かに護られているとしか思えず、羽生と藤井、覇王と覇王の対決はどちらが勝つか全く予想がつかない。
もっと言えば、今の藤井に対してそう思わせる羽生は常軌を逸しているとしか思えない。

次回の激突は両者の格付けまで決まるような勝負将棋になるはずであり、全てを質に入れてでも見るつもりだ。
羽生、藤井、そして村田、今日はありがとう。

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