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競馬の神様の話 -オッズ編-

今回も競馬の神様のお話で、オッズに関するものです。


基礎知識のおさらい

競馬の神様には、フェアであったり少数派に肩入れしがちであったりという特徴があるのは、私の読者様は当然ご存じだと思います(?)。
 
単勝2倍が妥当な馬が1.5倍なら罰を受けやすく、3倍なら寵愛を受けやすいということです。

それでは、微妙なラインだったらどう考えればよいのでしょうか?
それが今回のテーマです。
 

許容範囲は10%

先に結論を言ってしまうと、単勝なら想定オッズの10%減(端数切捨て)までが許容範囲というのが私の経験則です。
単勝4倍想定の馬なら、3.6倍までならまあセーフ、3.5倍以下なら罰に注意ということになります。セーフでも自重した方が賢明ではありますが。

複勝の場合は、その許容範囲が狭まります。7%(端数切捨て)というイメージです。
複勝1.5-2.0想定の場合、1.4-1.9ならまあ仕方ないですが、1.4-1.8はちょっとやりすぎです。
 

買われ方にも注意

オッズが想定通りでも、安心してはいけません。オッズはラスト5分で大きく変わります。

早めに大口購入をすることで牽制とオッズの揺り戻しを狙う方法もありますけど、その方法は金持ち向けなので、基本的には勝負するならギリギリまで購入を待たないといけません。
「早めに買ったら最終的に想定オッズよりずっと低くなった」なんてことが起こると、罰を受けそうなことが予めわかってしまうので、発走前から負けが濃厚になります。
 

同時に、買われ方にも注意を払う必要があります。
例えば、前日に単勝に30万入ってオッズが一気に1.1倍になることなどがありますが、そういった買われ方をした場合は競馬の神様のご意向をお察ししなければならないので、難易度が高いです。

前日に大金を入れるという行為に対して、競馬の神様が
「競馬なめんな!」
と判断するか、
「それもまたよし」
と判断するかはわかりませんが、それが自分の本命馬だとしたら、よい兆候ではないことだけは確かです。
 

そもそも、活用場面があるかという問題

以上、色々と述べてはみましたが、実はあまり難しいことを考えずに、想定オッズより悪いなら無理に勝負せず全見送りというのがベストな選択です。

というのも、予想時にオッズを想定できる人自体が多くないからです。
私はメンバーと印から、「単勝4倍、複勝の下1.4倍が実力相応のオッズ」などと判断しますが、皆がそれをやれるとは思いません。

やるとしたら、競馬新聞の予想オッズを、
「馬三郎の想定オッズは論外だから優馬のを使おう」
と活用するくらいだと思います。
しかしその場合、本来の実力から10%まではOKと言われても、新聞の予想オッズがどれだけ本来の実力に近いのかを判断できないため、結局どのオッズまで許容されるのかわかりません。
だから、「想定よりつかないならすべて見送り」という簡素化をして活用した方が間違いが起こらないです。
 
 

一般化したまとめ

実際の実力オッズからプラスマイナス数%までは、競馬の神様はお気になさいません。が、大部分の人にとって「実際の実力オッズ」を知ることがあまりに難題となります。よって、

「過剰人気馬は競馬の神様の庇護を得られない」
これだけを理解しましょう。過剰人気と思ったら疑う癖がつくだけで、何かしらの利得があることでしょう。

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