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【歩合給制度】について考える ①

【歩合給制度】について学んでみませんか?
長時間労働における「未払い残業代問題」を解決できます。
「ジョブ型雇用」の賃金制度のあり方にも応用できます。

【歩合給を考える】というテーマにしましたが、本件は別な
タイトルでいうと「未払い残業代問題」です。

残業代は現在、既に過去3年に遡って請求できるということ。
これがいずれは5年に遡って請求できるということ。
そういうことをご存知ですか?
特に退職した社員が弁護士事務所を通じて、法外な未払い残業代を
請求してくる事例があることをご存知でしょうか?

端的に言って、この問題を解決する方法が
   「賃金制度に歩合給制度を導入すること」
に他なりません。敢えて言うと「完全歩合給制度の導入」です。
本件は、下記の最高裁判決によって、一気にしかるべき
業界で注目されることになりました。

タクシー運転手に残業代を払え!〜国際自動車事件、最高裁で勝訴https://www.youtube.com/watch?v=ogj11bgqIKo

you tubeで約8分のビデオです。
このビデオの中では、担当弁護士や関係者が、裁判で勝訴したことを
心から喜び、感動している人すらおられるように思えます。
それはそれで、長年の苦労が報われて、称賛されていいことかも
知れません。しかし、その反面、弁護士事務所がこういう案件に真剣
取り組みだしたら、肝心の企業が潰れてしまうのではないでしょうか。
労働者を守ることは大切ですが、企業の健全な成長はもっと大切です。
ひとりの労働者の後ろに、何人かの家族がいるのが大半でしょう。
企業の成長によって、安定した社会が成り立っていると言っても過言
ではありません。
労働者を守ることは大切です。企業を守り発展させることも大切です。
どちらが優先順位が高いか、私の感覚では明らかです。

現実問題として、多くの弁護士事務所が「未払い残業代」を主題として
ビジネスに取り組んでおられます。ネットで是非、「未払い残業代」で
検索してみて下さい。多くの情報に触れることが出来ます。

本件については、このテーマをシリーズ化してじっくり語っていくことに
なるのですが、上記の問題は、タクシー会社や運送会社だけの問題ではなく
「長時間労働を余儀なくされる業界・業種」にはすべて当てはまる
問題です。
そして私自身が現時点で確実にリンクすると信じていること。
それは「ジョブ型雇用と賃金制度(残業代問題)」ということです。
ジョブ型雇用は年俸制だから残業代なんて関係ないよ。というのが一般的な見解かもしれません。しかし、必ずしも私はそう思わないのです。
これは後々の課題・テーマとして取っておきましょう(笑)

いずれにせよ、「賃金制度に歩合給制度を導入すること」。
これはこれからの日本企業が健全に成長していくにあたって避けられないテーマだと私は確信しています。

そこで、専門書等の紹介等は次回以降に逐次進めていくとして、最近私が作成した資料をご紹介します。

賃金制度①_1

賃金制度②_1

いきなり本質的な資料の登場です(^^♪
まずは基本的なことを理解しておかねばなりませんね。

賃金構造における残業代の計算式は、下記の基本をしっかり理解しておくことが大切です。

60時間以下の場合
固定給 基本給÷所定労働時間×残業時間×1.25
歩合給 基本給÷(所定労働時間+残業時間)×残業時間×0.25
60時間超の場合
固定給 (基本給÷所定労働時間×60×1.25)+(基本給÷所定労働時間×(残業時間-60)×1.5)
歩合給 (基本給÷(所定労働時間+残業時間)×60×0.25)
+(基本給÷(所定労働時間+残業時間)*(残業時間-60)*0.25)

この基本にそって表でまとめ、同時に諸々のテスト値を入力した表が上記
二つのエクセルの表です。ここではpdfにしたものを画像で紹介しました。

歩合給制度を学ぶにあたっては、上記のように固定給制度と歩合給制度とでは残業代がどのように異なるか、しっかり理解しておくことが大切です。

今回はこれくらいにしておきます。
上記の画像をエクセルの表で確保し、自分でいろいろな数値を代入して確認
してみたいとお考えの方は、私のHPに登録したサイトから資料をダウンロードできます、ただし、ユーザーIDとパスワードが必要なページにしています。資料をご希望の方は「1000円」というコストでゲットしていただければ嬉しいです。ご自分で資料を作成することも可能でしょうが、出来上がったものを確保して、早々にテスト入力する方が確実に効果的だと思います。
タイム イス マネー です (^^♪


と、その前に・・・・・
まずは運送業界での賃金問題解決に関して効率よく知るために、下記の
サイトをご紹介します。この内容を理解された方は、この問題の概略を把握できます。その後は、運送業界に限らず、あらゆる業界・業種に応用できるようになると思います。

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1 日 1 分運送ニュース (高橋久美子)
http://www.unsoukeiei.com/uriageup2/
運送経営改善社代表 高橋久美子のブログ
https://drivet.exblog.jp/
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上記の高橋久美子氏のブログには、社会保険労務士の林秀樹氏が投稿したものが含まれています。
2021 年 4 月 16 日から 5 月 14 日までの間に 15 回、投稿されています。
この記事を読むことで、まずは運送業界における歩合給の必要性を
理解できるようになると思います。
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