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米津玄師2022TOUR変身

プロローグ

スクリーンに映像
車庫入れ 毛むくじゃらの手はナマケモノみたい 4本の長い爪 エメラルドグリーンの顔と赤と黄色のボタンの瞳 縫いとめる糸はグリーン
ニギちゃんのカラフルなカラーに驚く
怖さはなくユーモラスで愛嬌のある動き
車のトランクからの青いジョーロを選び出しエレベーターに乗り込む


1. POP SONG

エレベーターの扉が開くと青いジョウロを持って登場 ジョーロを頭上に掲げ花道横にかけるジェスチャーでふわふわ歩く 花道は動く歩道のようでジョーロを真っ直ぐ前に掲げながらにスーッと進む姿はMVそのままで
楽しそうな表情に、嬉しくなる ふふふ

米津さんが歌詞や描く『花』
それはワタシの中では温かく優しいものの象徴で不器用故に伝えられなかった砕けた心の破片のようでもあり 無自覚な、愛の形な気がしていて
ニギちゃんがトランクからジョーロを選び
皆にお水をかけてくれるのは… 泣いてしまうよ

るるるらったたったたらった〜から唇ぶるる部を歌う そこ歌うんだ 俺様感が良き
最後はるーざー的なヒャッホー 開幕

2. 感電

すっげー楽しそうに歌う
楽しそうな姿を見るとワタシは幸せになる

他の曲でもだが音程を右腕の上下で現すの好き この曲では人差し指を伸ばした指先が印象的
カッコいい上に美しい 美しい 美しい
感情が昂った時の手前に円の渦を作る動きが死ぬほど好き 

なんか歌詞に合わせた印象的なジェスチャーをした気がするが思い出せん んぬぬ…

3. PLACEBO

花道に行く途中に脇を向いて立ち止まり、胸元で両手をひらひらしながら両足を軽く曲げて左右両側にご挨拶 可愛い 可愛い 可愛い 
しかしどーした!?
隣の新社会人男子くんが死んでたぞ
嬉しさよりあまりの驚きと雰囲気の変化に戸惑う
米津さんの中にファンサという概念があったのか!? きゃー!より あまりの衝撃に息をのむ

花道先での「落ちてゆく」で周りのダンサー後方に倒れてたのだが、私の脳内具現化だろか
最後は「落ちてゆく」なたびにご本人が崩れ落ちてゆく 何コレ、悶える こんなん反則やん

4. 迷える羊

カッケー カッケーよ…
んで、最後のピアノでの動き
言葉で表現できぬダンス?動き?
これが見たいんだよ ワタシはっ!!!!
どの瞬間を切り取っても絵になる
永遠に見ていたい 脳内に焼き付けたい

「米津玄師」という唯一無二なシルエット
ステンドグラスにして寝室頭上に飾りたい

5. カナリヤ

横のおにーちゃんが泣いていた
分散退場の待ち時間に聞いたら、コロナ禍の学生時代と就活と就職を思い出して涙が出てきたそう 新社会人なんだね…
皆この2年半色々あったよね
生きてこの場に居られることは当たり前じゃない

「ようやく会えましたね」は、軽くない言葉
HYPE広島で言ったという「なんか約束しようと思ったけどなんにも思い浮かばない …死なないでね 生きましょう」
ワタシはその言葉を胸に生きてきたんじゃい
2年半の色々を走馬灯のように思い出しながら聴いていた気がする

米津さんを囲む鳥籠状の照明が、ぐわっと外に開いてゆき会場全体に広がってゆく光景に息を飲む
今回もやはり照明がカッコいいったらない

6. Lemon

強さより伸びやかさのある声
Lemonの照明は毎度特別 常にスクリーンでお顔を見たい気持ちはあるけれど、初めてライブで聴いた時から毎回Lemonは光に包まれた美しい光景が胸に残る もはや宗教画
パトラッシュとネロが旅立つヤツ
一枚の絵のように完成された美しさ 

これまでを踏襲した白い真っ直ぐな光の柱の照明なのだが、絶対的な荘厳さだった前回までの力強く強い光とは違い 今回は周りに降り注ぐような柔らかな光だったように感じた
「横顔に」のところで上手から強い光が差し横顔の影が対岸の会場に走る 白と黒のコントラスト観客の上に映し出される横顔に、鳥肌が立つ

幕張Flamingo、ウィークエンドライブ、脊椎オパール、HYPE、多分私が一番沢山聴いた曲であり毎回違く響く歌 失った悲しみより 愛おしい時間を思い出すような、今回が今まで聞いた中で一番優しく響いていたように感じる
Lemonの響きが変わって感じるのは米津さんが変わってゆくのか私の受け止め方が変わるのか
最後の「とても忘れられない」の「ない」が今回は裏声だった 紅白やHYPEまでの感情を絞り出すように出す地声も好きだったのだが裏声で抜けるようにしたからこそ今回のLemonは優しく響くのかもしれない

今回はカナリヤと連続した演出で Lemonの大トリ感はなく、米津玄師という人の中ではこの曲も通過点に過ぎないんだと感じた

初めて手拍子がないLemonだったが、私はLemonは静かに一対一の対話として聴きたいのですごく良かった できることならばこれから先もこのままでいって欲しい


7. 海の幽霊

ジェスチャーとアイコンタクトで音響の人に指示出していた ライブなんだな「今」目の前で起きている光景であり歌声なんだな、と当たり前のことに気づく
2年半前に聞いた時は強く硬質な響きだったのだけど、母性を感じるような優しい歌声だった 
どちらも好きだけど 変化を感じた
後半、会場全体が青い光に包まれて水底に沈むような感覚 深く静かな青に溺れる


8. まちがいさがし

次は友人のために作った曲ですとわざわざ言及して始まったのだが、わざわざ言わんでも貴方の菅田将暉さんへの愛は皆知っとりますがなと思うた
しかし、「友人」と呼べる存在がいることは素晴らしきかな
全体的にグリーンな照明

9. アイネクライネ

前奏ありパターン
HYPEではびっくりするほど力強くて実は少し苦手だったのだが、今回は優しく丁寧な響き
すごく柔らかで優しい声
やはりこの曲も、残ったんね
今回もアイネちゃんではなく、クライネくんな歌声(何のこっちゃ)

今回コロナ禍の2年半を経てメッセージ性の高い曲たちの歌い方が声を張るのではなく響かせる声に変わった印象 歌い方が変わりその余裕分 意図的に乗せる色が変わったのだろうか

照明はポップなカラー 
実は脊椎のツアー前半の白い光が緩やかに広がり十字架のように光の扉がひらいてゆく 命の始まりのような演出の静謐なライティングの入りが私の曲の解釈と一番しっくりきて好きではあったのだが、同じ曲を違うツアーで演出やライティングの違いを楽しむことを学習した
ツアー毎に印象がだいぶ変わるので違いに驚くし、楽しみでもある

間奏でピックを飛ばしまくる
ホントにピョンって吹っ飛ぶのね ピック

10. Pale Blue

歌い出しイキナリの「きっと」に多分まだ慣れてない感じ 少し不安定
でもその揺らぐ不安定さ込みで切なく感じる声 
クラパンのくらくらする色気とは別の、せつなさな色気は他の曲ではあまり感じたことのない声の色な気がする 取り敢えず、好き 好きになった
最近のアイネな歌い方だったらあんまり好きじゃないかもと思っていた曲だったのだけど、すごく良かった
今回のライブで一番印象が変わった曲 好き

スタンドマイク曲としてクラパンは色気ダダ漏れだが、ぺるぶるは切なさと爽やかさと力強さ
左手にマイク、右手でマイクスタンド先端をガシッと力強く握りしめる清潔な色気
あの右手は反則だ 目が釘付け 
歌詞は女性目線だがライブのビジュアル印象としては男性的な爽やかの後ろに少し強引な力強さ

失礼だがこういうある意味普通の雰囲気の恋や愛の曲を、ライブで切なく甘く歌える人だったんだなと思った

どうやらサブステージでは素晴らしきダンスが繰り広げられていたらしい
メインステージのスタンドマイクを握る右手に釘付けで、見てないすら通り越して気づかんかった
脊オパのMoonlightみたいな感じだったんじゃろか? 大変申し訳ない… 求む円盤化

11. パプリカ

夕焼けのような深いオレンジの照明の中
出だしの音 一音一音に対しマイクを持つ右手を上げ下げし音を取るシルエットの絵になることいったらない 出来ることならば心のカメラの連写で切り取り額縁に入れて毎日愛でたいくらいだ
会いに行くよ、で皆を指差し
普通のではなく手の甲を下に人差し指で指す指差しを会場左右にぐるっと
指先で小さく星を描くのが可愛い
星は上からじゃなく下から描き始める
夕焼け色のライティングでちょこんと座る姿の愛らしさ 188㌢がちんまりと
歌のお兄さんかっ 優しい顔 平和な光景

しかし、言っても仕方ないが「一緒に!」と言ってもらえぬ世の中なんだなと改めて感じた 初めて聴いた日からもぅ3年経つのか…その瞬間の場の空気感を思い出した 今回は自身の思い出とリンクして聴く曲が多い

んでもってお花はこの時降っていたのかっ!迫り上がるステージに釘付けで全く気づかんかったよ…
このお花、多分HYPEで降った花と同じかと
友人が「在庫一掃」と笑ったが、2年半前、半ばで止まってしまったツアーを引き継ぐ意図で降ったのであれば胸が熱くなるってもんですよ(気づかんヤツが何を言うだが)

12. ひまわり

途中MCからの速い曲への繋ぎは、HYPEでは「ついて来れるのかぃ×3」なぞ煽っていた場面だが 今回は「校長先生みたいな話の後にテンションついていけないかもだけど みんな自由にして下さい」的な落ち着き

んで、イントロ聴いたらひまわりだし
セルフで気分ぶち上がりますがな

感情むき出しの頭が真っ白に焼き切れるような歌い方 「消し飛べ」の歌声というか叫びは、今までに聞いたことのない声 CD音源よりずっと激しく絞り出すような叫び
以前「素材をそのまま出すことを美しいとは思わない」的なツイートがあったし(うろ覚え)、実際米津さんの歌詞は鋭い内容ほど意図して一枚薄いフィルターをかけたようなものが多い
その中で初聞きでびっくりしたフィルターなしのこの曲を、この歌を私はライブという場で聴きたかった 今ツアーで一番聴きたかった曲
しかし、ニギちゃんタオルを握りしめながらどんな気持ちで聴いたか記憶がない 
気持ちを言葉に変換する余裕も理性も消し飛んだ
力強いけれど美しく、響くとも違くて真っ直ぐに胸に突き刺さり聴くたびに血を流す曲

※追記
ファイナルでだけ
「今日だけ、もういない親友のために歌っていいですか?」 と歌い始め メインステージで歌う米津さんの正面、まるでそこに誰かがいるように誰もいないセカンドステージが四角く光っていた
…とのこと   何も言えねぃ

と同時に、MCでだけでなくライティングなど演出としてプログラムされている点で米津さんの気持ちの整理や感情の共有が、独りではなく周りにサポートされてるんだなという点でも胸にくるものがあったり(おかんかよ)
ツアー初日ではなく、カメラも入り円盤化する可能性の高いファイナルで言及したことの意味
以前はその場で消えることに美しさを感じていた米津さんが何かカタチとして残したかったのかもしれない、と想像してみる


13. アンビリーバーズ

途中「楽しんでこーね」と言ってたよーな?
今このツアーのこのタイミングで明確な意図を持って入れられたであろうアンビリ 
どこか歌詞に合わせ観客を指差していた気がする
腕を真っ直ぐに挙げ天を指していた
背後から見たので表情は分からなかったのだけど、そのシルエットが美しかった 
芯のある声だった

「一緒に笑おうか」  …嬉しいね

その言葉に背中を押してもらえる人がどれほどにいるのだろうか

※追記
後日、彼の方の好きだった曲、と知る
ひまわりの次に組まれた意味を想う
私には、ここ数年 普段とは違う生活を強いられた人達の閉塞感に対しての背中を押す意味合いと、ご本人の個人的な気持ちと両方の意味合いで選ばれたのかなと感じたけれど どんな意図をもって組み入れられたのか、私が正解を知る術はないのだろう
でも、いま改めて繰り返し歌詞を見返している


14. ゴーゴー幽霊船

良かった聴けた 今回 聴けないかと思ってた
このイントロ好き 1.2.3.!!!
ゴーゴーのこのテンションは唯一無二
この歌い方が好きなんです 大好きなんです
dioramaより大人な声での、この歌い方 最高 めたくた最高 ライブに来た感半端ない
壊れたヤバいギター音がめちゃくちゃカッケーな今まで歌に気を取られて気づかなんだ
ヤバいね あの音は
テンションが爆上がりし唯一ぴょんぴょん跳ねた曲なのだが、周りがおとなし過ぎて浮く
これは…アレですよ 今までの先着トレード定位置最後列が熱すぎたんだな 数ヶ月寝食を犠牲にした頭の螺子が切れた(賛美)同士な皆さまがズラッと一列に並ぶトレード席の一体感と熱気をワタシは愛していたんだな(今回実はちょっと寂しい)
暗闇の中真っ白な光が交錯し点滅するライティングがただひたすらにカッコ良っ
そ言えば、全部忘れて「ワァワァワァワァ!」
毎回観客に振っていた部分だけど、今回は歌っていた 米津さんのワァが聴けたのは嬉しいけど、やっぱり飛び跳ねながらみんなで言いたいね

15. 爱丽丝

今ツアーでも残ると思わず、正直びっくり
それだけ思い入れがあるのじゃろな
この曲は、曲自体が好きとはまた別の次元で、この曲でしか感じることの出来ない極彩色の悪夢に有無をいわせず一瞬にして放り込まれかき回される感覚を愛するべき曲
今回も脳がスパークする感じのライティング
以前より「ドローン!」の、ラストでの迷子っぷりをライブでの密かな楽しみとしていたが、今回は当ててきていたかと
2年半で変わりましたんね 凄いなぁと思う反面ちょっと残念に思ってしまったよ

好きだったのよ 
迷子なドローン…
力技でねじ伏せて終わる 踊ろうぜもっと…

16. ピースサイン

声が出せないライブ 会場が一つになる曲
誰より先にピースを掲げてしもたぞ
リズム感がヘタレな身にはタンタタンな手拍子がどーも苦手なのだが、周りが初参戦の方が多かった為か拍手が迷走していて早々に諦めた
画面にサポメン3人の姿と米津さんの4人の画が分割で映るそのTEENAGE RIOT味あるバンド感に、昔望んでも上手く出来なかったというそのバンド感に、何だか泣きそうになる 泣く曲ぢゃ無いのにね
この曲の、会場中のピースサイン越しに見る姿の美しさったらない
ホント 何度見ても思うのです


17. KICK BACK

どうノれば良いの?と戸惑いつつサビで盛り上がったと思ったら突然の自撮り開始
最初にカメラをしゃがんで取るとこ死ぬ
ヤンキー座りが似合うったらない どーしよ脊椎でのるーざーでのアレですよ
画面いっぱいに映る顔 アップすぎて顔を振るたびに見える両目 ヘドバン+カメラに顔を更に近づけての瞳孔が開くような狂気を孕んだ笑顔
悪い顔
アップはセルフなんね、と 見下ろされる巨大なスクリーンを見たら良いのか、自撮りをする横顔という目の前の少しシュールな光景を見るべきなのか
どうしよう どうしたら良いか分かんない

転調で息継ぎ 炎が上がり赤一面だったステージが一転、白一色となりガラリと雰囲気が変わる
しかし、息継ぎと思ったのは間違いだったわ
熱が一気に冷えたと思いきや温度が上がりすぎての静かなる狂気やん 白い焔やん むしろ高温
んで再びサビにて再び画面に釘付け
曲を聞けば良いのか、画面を見るべきか、激しく頭を振る姿を目視すべきか 再度情報が渋滞し突然の嵐に戸惑う間もなく、抗うことも出来ずに巻き込まれてゆく

会場全体が一瞬ポカーンと戸惑い、沸く!!
観客の悲鳴に近い熱量を感じる

この戸惑いに近いものを知っとるぞ…
始めて感電をMV公開と同時に見たときの「えっ?なに?!どしたっ?!?」だ!!
あの衝撃を更に100倍デカくした感じ うん

ポプソンちゃんといい
何かが変わろうとしているのかもしれない


~アンコール~ 
18. 死神

アンコール待ちの拍手の中ステージの真ん中に置かれた座布団 ふかふかな紫色の座布団
これほどまでに皆が曲目を予想できるアンコールはないわなと期待が高まる

洋服なのに、猫背で座った瞬間に幻師な空気になるの凄い 座布団だから靴はなし 素足
表情が一瞬で幻師に
ニヤッとした表情がホント役者だ
じゃっじゃっ!のとこはマイクを持つ左手首を右手指先で2回軽くポンポンする
優しいポンポンで可愛い
正座(開き気味)で片手にマイクなのだが、マイクぢゃない手は常に両足の間
マイクの手を変えても、反対の手は両足の間
あぁー、それ、めちゃくちゃ大好物です
猫背の正座で肩でリズムを取るのカッコ良過ぎやしませんかね!?!

ちゃんと噺家の如く
2人の人物を分けた顔で歌ってる 凄い
んで、身長が1/5になったんか?と驚く、コンパクト猫背正座+抜き襟だったからかペルブルシャツでもちゃんと幻師 違和感なし
最後はふっと崩れ落ちる 完璧

19. ゆめうつつ

ゆめうつつが好きだ
初めて聴いた時から不思議な温度感の曲
浮遊感 ライブだとどう響くのだろと思っていたが予想以上に『幸せの光景』があった
ふわふわと花道にゆきライトの逆光の中に虹色のシャボン玉という幸せの光景がそこにはあった
大量のシャボン玉を背に浴び見た花道先の淡い光の中の米津さんは消えてしまいそうで、緩やかな動きと相まって 儚く美しくて 何も言えねぇ 
瞬きする間すら惜しいと思った

『躊躇わず渡ってく 君の元へ』

座布団の後の裸足のままでふわふわ歩く
ZEROが夜中でそのまま眠りについた記憶そのままに、リラックスした雰囲気を醸し出す

羽が生えるような、で片手を広げて指先をヒラヒラ 飛行機みたく くるくる回る

目に焼き付けて絶対忘れたくないなと思った
…綺麗サッパリ記憶にないが(ポンコツ頭め!!)
しかしなぜこの写真が出ぬのだ
私は脊オパのごめんねシャボン玉写真を浮気せず3年半以上待ち受けにしておるほどに、シャボン玉と笑顔の共演は最強 それに淡いピンクか紫のライティングって、、なぜ来ぬのじゃ、写真っ!!

ふと思い出したが
どこかで中指(薬指?)を立てていたのだが
多分「 革命家の野次」?まぼろし?
あれ?この曲で指立ててるの?…と思った記憶はあるが… 多分右手 るーざーみたいにガッツリじゃなくゆるく動き回りながら手を下から上に持ってく時にふわっと
この曲は怒りの曲でもあったんだなと思った記憶があるが、検索してみても見た人いないのだが?私が見たまぼろしなのだろか
「今夜くらいは」では下を差すジェスチャー
MCであったように今この場ではということかと
ホントにその通りで、ワタシはこの一瞬の幸せを糧に生きているし、またこの光景を見たいから明日からもどーにか生きてゆこうと思える
誇張ではなく事実として

最後はふわふわと片手をたゆらせリズムを取り、ラストで腕を上げ伸ばした指をカチっとスイッチを切るように下げ 暗転 この終わり方好き

20. 馬と鹿

左の髪に小さなシャボン玉🫧をつけたまま
動くとふわふわ可愛い🫧

追い抜き追い越されての、動く歩道を使ったパフォーマンスは圧巻 歩いても歩いても前に進めない、でも歩くのをやめた瞬間に後ろに押し戻されてしまう
花道のベルトコンベアは、振り返るとポプソンの最初とウマシカのこの場面でしか稼働していないのではあるまいか? その短い時間のためだけに大掛かりなセットを組んだ意義はあった
そう感じさせる圧巻の演出

今だにMVを見られない歌なのだが、ライブだからこそ伝えたいことが頭の理解ではなく心に真っ直ぐに来る気がした
てか脚長っ! 頭ちっちゃっ! 2/3 足やん
ココはパリコレ ランウェイかよと皆がツッコむ立ち姿 サブステージ先で沢山のダンサーさんに周りを囲まれても埋もれない立ち姿の華って凄ぇなぁと思う 高身長にプラスしての佇まいの独特の存在感ったらない 力強いだけでなく身体から絞り出すように歌う姿は、どのダンサーより目が離せない圧倒的存在感

以前ラジオで菅田くんが両手を広げるだけでも存在感がズルいと言っていた(うろ覚え)意味がよく分かった これは天性のものだわ

21. M八七

背中を見る形で聴くと一筋の闇を貫く光を浴び
逆光の光の中心に真っ直ぐ立つ姿がなんていうか…… 言葉にならねぃ
大概猫背気味かスタンドマイクにしなだれて歌う姿に悶える私だが、凛と真っ直ぐに立つ後ろ姿はひたすらに美しかった
表情は見えないけれどストレートに響く歌声
スクリーンには映像があったようだけど、その背中だけをずっと見つめていた
終わっちゃう この夢のような時間が終わっちゃうんだと悲しみのカウントダウンをしちゃう自分が嫌いだ
会場全体がミラーボールの光でキラキラと輝き、ステージから無数の白く細い光が会場の上まで伸びてゆく 真っ直ぐ見つめる先には水面のような宇宙のようなゆれる青
踵を返した足取りには迷いがなく、キラキラと星屑が散り光る宇宙へと帰っていってしまったよ 
毎度思うが、終わりに未練も迷いもない
名残惜しいけど、その潔さが好きでもある

エピローグ

エレベーターが開きニギちゃんが車に乗り込む
カーステレオからETA 夜の街にすべりだす車
また次の街へか自宅へか帰るのだろか

『いつまでもいつまでも道は続いていくよ』

後日歌詞カードを手に歌ってみた
発売時に歌詞を縦読みすると「今もどる」と話題になったなぁ、と思い出す
あの時すでにこのツアーは発表されていたわけで、ETAは最初からこの位置にあるべくして作られたのかもしれない
そう感じるほど歌詞の内容や雰囲気が、この位置にしっくりとハマっていた

待ち望んだ2年半ぶりのライブ
気持ちとして、夢が覚めるようにパチっと終わり喪失感が半端ないだろうなと思っていたのだけれど、実際エムハチではそう思っていたけれど
会場にゆっくりと流れるETA
どうか安らかな夢で眠れますようにと歌う声と閉じた世界に沈み込むような泡のはじけるような音
画面に流れる沢山の方々の名前
電車に乗り帰る時も帰宅し布団で寝る瞬間まで寄り添うように余韻として残る
夢の中を浮遊するような
非現実からの現実へ戻る感じが曖昧になる
強く眩しく孤独な光を放つエムハチで終わるのと、エピローグを挟み終わるのとでは余韻が違う
ふわりと着地する優しく素敵な終わり方だった

今日の終わりは次の未来へと続いてゆく


思うこと

今ツアーの『変身』
ツアー前はポプソンとエムハチの2つ曲に掛けていかと思っていたが、蓋を開けてみたら徹頭徹尾『変身』であり『HENSHIN』だった
グッズのベルト、ミラー、キャンディーに始まり、登場した瞬間からそこにはニギちゃんから変身した米津玄師というポップスターがいた
2年半前から時が止まったままの私には知ることのなかった知米津玄師という人がいた
その表情、仕草、違いに驚いた 

初参戦の幕張Flamingoでのストイックな美意識と変化することへの肯定
脊椎オパールでの、誰一人こぼすことのない船
HYPEでの、もっと歩み寄って欲しいという言葉
そして今回の、変身
観客との垣根が更に無くなってきたように感じた
2年半待ち望んだ観客と同じくらいその場を楽しんでいる気配を感じた そして観客に楽しんでもらいたいと思っている気持ちがとても伝わってきた
笑顔がたくさんあった 瞳がキラキラしていた
それはとても嬉しいこと 

ひと月の間、遠く離れた各会場の閉幕時間を待ち、各地のMCの欠片を拾い集め可愛らしいエピソードやMCからツアーのコンセプトやツアータイトルの意味の回収のパズルを作る時間が好きだった
各地から、お花チャレンジの結果報告を沢山頂いた
セットリストに込められていたもの 大阪から急にナゾの片言になったのには理由があるのだろうか、という宿題も置いていってくれた(答えはない)

皆さまの記憶の欠片のパズルのピースを見るに、スクリーン映像もいくつか東京と大阪以降が変わっている気配がする 東京での銀テはHYPEと全く同じ曲の同じタイミングで飛んようだ アンコールのラスト前という中途半端なタイミング
今回ツアーの東京だけは未完に終わったHYPEへのオマージュだったのではあるまいか、なぞと徒然に想う
ツアータイトルのロゴが、英語表記ではなくローマ字な意味は『変身』と『返信』をかけているのだろうか?とも想う

今回の演出で、ニギちゃんは米津玄師という人の変身した姿という描き方に間違いはないだろう
果たして本当の米津さんはどっちなのだろう
不気味だけれどユーモラスなニギちゃんはとても愛らしかった

『変身』と「変化」は違う
変身は一時の変化であり魔法が解けたらまた元に戻るのだ 変身という一瞬の魔法は、たった2時間という空間の中で、私たちと米津さん本人にかけられた 一炊の夢
翌日には消えてしまう日常の中の非日常


私が今回ツアー後に耳に残った歌詞

『今日は この庭を綺麗な花で飾りましょう』「ならば今夜くらいは」


私には今回のテーマのように感じた



雑記

個人的には、カンパネルラもdécolletéもだが、
でしょましょが聴きたかった
今回逃すと歌われる可能性は少なかろて
私はこの歌が好きなんじゃ!!
HYPEは結局、どんな意味で付けられたツアータイトルだったのだろか? ツアーが完走出来ていたら知れたのだろうか 聞きたかった

ごめんねが外れてしまったことが本当に悲しい
いつの日か、皆で声を出し「おー、おー」言えますよう 心から願っている

長い両手を広げて ニコッと笑いペコリとお辞儀するの、反則 脊椎オパールでの誕生日写真みたく少し照れた可愛いニコッ
エンドレス脳内再生したい
消えるな記憶(消えたが!記憶!!)

右のイヤモニ外れて(外して?)歌ってるので
どのタイミングで直すのかと見てたら普通に次の曲にいった 要らんのか?イヤモニ、と思ったが その次の曲では着けてたな…
違いはなんじゃろ?

終始暑そう
ドリンクはペットボトルにストローが刺してあるようなタイプ 横からではなく長い指で上からひょいと取り上げ飲む いまだかつてないハイペースでこまめにドリンクをチューチュー
口元をタオルで拭うの可愛い
前回の救命胴衣の反省かニギちゃんタオル常備
常に首筋には汗 しかし淡い色合いのシャツには汗ジミなし インナー優秀すぎ
めちゃくちゃ汗をかいていて体温低そうなイメージだったけど健康そうで何より、とお母さん目線で見てまう

スタンドマイク時は安定の左足を軸足に、右でゆらゆら前後にリズムをとる 
このゆらゆらを横からの光が作るシルエット好き めちゃくちゃ好き 大好物
脊椎でのクラパンのアレです

それに対して
今回ライブではハンドマイク時に、力強く歌う何曲かで安定の左足の軸はそのままに前後にではなく身体ごと引いた左足踵側に重心を置いて歌う姿が印象に残った
今までになかった立ち姿
力強く、相手に伝えたい姿勢がダイレクトに伝わってくる歌い方 マイクではない手の表情も良き

プラシボとゆめうつつ
ともにサブステージで、しっかり腰を入れての左右体重移動、なんなん?
腰が揺れたあと時間差で膝、それに合わせて柔らかなパンツがゆるやかに波打つのなんなん?  照れちゃた自分に絶句するほど ええん? これ
めっちゃエロかったわ… 

今回手のひらを上にして
人差し指や指先全体で観客席を指すジェスチャー多くないかぇ? 前は甲を上だから、以前は見なかったジェスチャーだ コンタクトにして個々の顔が良く見えたからであろか?
全体にではなく、「貴方に」感がハンパなく
普通の指差しよりほんのり優しくて好き 

MC時の手持ち無沙汰感が好きったらない
ピックを折り曲げてみたり 袖を捲ってみたり
捲った袖を戻してみたり 腕をさすさすしてみたり
落ち着きないの、可愛すぎやしませんか

188㌢のおにーちゃんが、抜き襟パフスリーブ萌え袖丈とろみシャツが似合うってズルいだろ
膨らんだ袖のカフスが先をずらしたカットのデザインで萌え袖時に可愛かった 左胸のポケットも角がカットされた個性的なデザインのシャツ
しかも色白しか似合わぬあのエメラルドカラー
グリーンの糸に黄赤のボタン
これが似合う日本男子はいるのかぇ
バレエの王子様くらいだろ!? 
後半はシャツが後ろにズレてゆき、首後ろと左鎖骨横が見える ギターのベルトでズレたもんなら左鎖骨見放題 うなじ見放題
どうしよう どうしよう ありがとう

今回コンタクトを着けたとのことで、クリアに見える…らしい
今まで裸眼でボヤけて周りの表情どころかツアータオルさえ分からずライブをしていたのは、必要を感じなかったか見たくなかったからだと思うので、「見たい」と思うようになった気持ちの変化を、純粋に嬉しいなぁと思う
あと、それを各会場で報告するの、可愛すぎ
みんなの顔がよく分かるよって、可愛すぎ
思ってるだけじゃ伝わらない
言葉にするの大事 んで、可愛いすぎ

全体を通して、曲と曲の繋ぎが滑らか
無音の時間がほとんどなく音が繋がったまま次の曲へと続いてゆく 一曲終わると次に続く音が鳴るのでワクワク感と興奮が途切れることなく最後まで魔法がとける瞬間がないまま進んでゆくので、20曲の歌を聴いたというより2時間の連続した舞台を見ている感覚 2時間が一瞬
すごく練られた流れのある構成と演出
暗転時少し長めの繋ぎの時間にステージをぐるぐる(うろうろ)歩く影に萌える 暗転時こそ双眼鏡の出番と知った前回HYPEの Flamingoでの教訓

そう言えば、ライブ後のアンケートが無かった
私はあのライブの興奮が冷めやらぬ間に〆切の近いアンケートを追われるように書く時間が好きだった 湧き上がる興奮を努めて冷静な言葉に変換して書き綴る時間の対話感
脊椎幕張の最終日、全く見えない後ろブロックのスクリーンにだけ多く歌う姿を映してくれたこと、次のライブで聴きたい曲など、あのアンケートで実際みんなの意見が実現したことが沢山あると思うので直接希望が伝えられる場が無くなってしまったことは、今回唯一の残念なこと

今回の変身は、次ツアーの空想がある上での
企画だったのだろうと思う 世の中の流れをみる試運転の意味合いもあったのかもしれない
需要に対して明らかにキャパが足りていなかった
これはもうドーム規模ではないと需要と供給が一致しないのかもしれないと思う一方で、
毎回、歌の世界を会場全体で表現する米津さんの美意識的にスクリーンを自分を映すためだけに使うことを良しとはしないだろなぁとも思っていた
広いドームでは今と同じ演出では納得しない観客もいるだろう
この先、需要を優先するのか自分の納得のゆく舞台を追求してゆくのか どっちだろうと思っていた

変身ツアー終了後の
【2023年TOUR空想】のアリーナツアー発表
今回の約2.5倍の規模 過去最大級の期間とキャパ
ラストの横アリは初の4days 
長期戦な上に体力的にも厳しかろ
それでも

「この先で待っている あなたへと会いにゆく 会いにゆく」


ハンドルを握りどこかへと向かうニギちゃんとカーステレオから流れるその歌声の後に発表された
次のツアー【米津玄師2023TOUR空想】
どうか無事、完走出来ますよう

来ツアーも、米津玄師という人の美意識で創られた世界を見ることの出来る 幸せ
その片隅での一夜の夢を希望に、生きてゆけます

ありがとう

(どうか その場に居られますよう
震えながら心より願っています…)



米津玄師2022 TOUR / 変身

東京 東京体育館 9/23(金祝), 24(土)
OPEN15:30/START17:00
大阪 大阪城ホール 10/4(火), 5(水)
OPEN16:30/START18:00
兵庫 神戸ワールド記念ホール 10/8(土), 9(日)
OPEN15:30/START17:00
愛知 日本ガイシホール 10/18(火), 19(水)
OPEN16:30/START18:00
埼玉 さいたまスーパーアリーナ
10/26(水), 27(木)

OPEN16:30/START18:00


セットリスト

プロローグ
1.POP SONG
2.感電
3.PLACEBO
4.迷える羊
5.カナリヤ
6.Lemon
7.海の幽霊
8.まちがいさがし
9.アイネクライネ
10.Pale Blue
11.パプリカ
12.ひまわり
13.アンビリーバーズ
14.ゴーゴー幽霊船
15. 爱丽丝
16.ピースサイン
17.KICK BACK

アンコール
18.死神
19.ゆめうつつ
20.馬と鹿
21.M八七
エピローグ
エンドロール

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