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2021年春旅⑧(山形・福島・栃木)

4月8日
4時半くらいに起きて5時半くらいに出発。
小川村はまだ桜も見頃でアルプスも赤く染まっててもったいないけど、もう新潟方面に移動することにした。

通勤ラッシュが始まる前に長野市を通り抜けて、野沢温泉村で鍋倉高原まで5㎞の標識があった。
残雪と新緑で有名な所だったはずだから、まだ除雪前だろうけど一応行ける所まで行ってみることにした。
特に通行止めとかの看板はないけど途中から道路に1m近くの雪が除雪されないままの状態で行けなくなってた。

新緑もまだ全然ないけどちょっとだけ雪の上を歩いてたら残雪の間にフキノトウが咲いてた。


雪国らしい光景で面白い。
新緑の木を探してたけど足元探してみたらカタクリも咲いててビックリした。


残雪と勢いよく流れる雪解けの川をバックにちょうどいい所に咲いててくれた。

九州の京丈山では一輪見つけるのも大変なのにやっぱあるところにはあるんだな…。
この辺りはたくさん咲いてるのかなと思ってしばらく歩き回ってみたけど案外ここだけだった。

雪が溶けだすと雪の下にもいるのかもしれないけど。
その後栄村へ移動。

冬の雪がどれくらい残ってるのか気になってたけど思ってたよりはだいぶ溶けてしまってた。


10日後くらいには田んぼの雪は消えてしまうかな?
桜はまだ全然咲いてない。

十日町市の「千手温泉 千年の湯」って所で入浴。
人は多めだったけど綺麗な施設で漫画も置いてあったから1時間くらい漫画を読んで休憩した。

夕方新潟県見附市の「パティオにいがた」って道の駅に到着。口コミ通りのトイレがきれいな道の駅でよかったけど夜中は使えるトイレが2つしかない。


4月9日
5時半に起きて6時くらいに移動開始。
新潟は平地では桜が満開かちょっと散り始め状態。

山形県との県境付近の関川村に着く手前あたりから雨が雪に変わってきた。

寒いなとは思ってたけど雪が降るほどかなって思ってたら道路の温度表示は4℃で、多分ぎりぎり雪だったみたい。
桜と雪で撮れるかもと思ったけど雪が降る地域では桜は開花前でただの冬景色だった。

山形県小国町もまだ春景色はほとんど見られず風も強くて寒かった。
そろそろオイル交換しないといけなくて高畠町のガソリンスタンドで給油ついでにオイル交換しに行った。

でも今スタッフが一人しかいなくてきついから14時くらいなら人も増えてできるってことで、近くの道の駅「高畠」で1時間くらい休憩して待つことにした。

道の駅で待ってる間雪がかなり強くなってきて、道路の向かい側にきれいな木蓮があったから雪の降りしきる中撮っておいた。


カラスもちょこんと座ってて寒そうにしてた。
結構はっきりと雪も写ってよかった。
傘もささずに撮ってたから服が雪だらけになってた。

オイル交換を済ませて寒過ぎるからもう温泉へ。
でも近くにあった「おいたま温泉 賜の湯」は掃除が全然行き届いてなくて汚くて二度と行きたくない温泉だった…。お湯は熱めで体は暖まったけど。

米沢市の道の駅「よねざわ」で車中泊。
広い駐車場で施設も広くてまだ新しい道の駅で、セブンイレブンも入ってるしトイレが最高レベルできれいだった。

夜中も使える休憩所も広くて暖かいし、秋田の道の駅「鹿角」並みかそれ以上かも。
東北はほんといい道の駅が多くて助かる。


4月10日
めちゃくちゃ寒くてなかなか寝付けなかったけど、5時にはだいぶ明るくて起きてしまった。

季節を春に戻したいから無料高速で福島県の福島市へ。
途中8.9㎞の長いトンネルがあった。ずっと下ってたからやっぱり米沢市はだいぶ標高高かったのかも。

無料高速下りたあたりで桜はもう散り始め状態だった。一気に季節が変わった。
この分じゃちょっと遅いかもだけど、風景写真で桜のメッカの三春町に行ってみる。
町中桜だらけだけど特に目立ってた桜があったから寄ってみるとやっぱり名前の付けられた桜だった。


天神の桜って書かれてた。
立派な大木でしばらく眺めてみたり幹に触ってたりしてたら、地元のおじいさんが遠くから話しかけたそうに歩いてきて案の定話しかけてきた。

地主の人みたいで去年より5日早い満開だったらしい。去年もだいぶ早い年だったみたいだから今年はやっぱ異常かも。
葉桜もきれいだよってことだった。確かにきれいかも。

天神の桜を撮ってすぐにまた目立つ枝垂れ桜があって、こっちは既に何人か撮ってる人がいた。


名前がついてたけどしっかり確認しなかった。

近くの桜の名所を検索したらすごいたくさん出てきて、その中でもきれいそうな夫婦桜って所に向かうことにした。


夫婦桜の200mくらい手前に名前はついてないけど菜の花と一緒にきれいだったから一応撮っておいた。

夫婦桜は有名な桜だと思ったんだけど意外に一人しか撮ってる人いなかった。


右の桜と左の枝垂れ桜で夫婦桜なのかと思ったけどよく見たら枝垂れ桜は二本あってそれで夫婦桜だった。

ピークは過ぎてるのかもだけど穏やかな雰囲気できれいだった。


枝垂れ桜の下は小さな神社があって、そこから見上げて撮ってみた。
三春町で一番有名な日本三大桜の一つ「三春の滝桜」にもせっかくだから一応行ってみることにした。

拝観料300円ってことで普段ならお金払って自然は見たくないんだけど、多分もう来ることもないし。

専用の大きい駐車場とか入場するための道路とか施設とか作られてた。
400人を超えた時点で入場制限するらしい。
検温とか消毒もしてた。

土曜日ってこともあってめちゃくちゃ人多かったから人数制限に引っかかるかと思ったけど意外とまだ大丈夫だった。


推定樹齢1000年って言われてるらしく巨大な幹が確かに迫力がある。

満開近い状態で晴れた日に見れてよかった。


1000年前とはまるで違う風景になってると思うけど、1000年前のここはどんな風景だったんだろ?

桜の周りを一周してから帰った。

今日はもう充分ってくらい桜を眺めたけど「紅枝垂れ地蔵桜」って看板が目に入って、昔の風景写真雑誌で写真家の竹内敏信さんが一番好きな桜で挙げてたから実際に見てみたかった。


こっちもやっぱり支柱で支えられてるけど天を覆うような枝ぶりで確かに凄かった。
三春の滝桜よりは人少ないけどここも結構写真撮ってる人多かった。

そろそろ水を汲み変えたいと思って近くにないか検索したら小和清水って所が4㎞くらいの所にあって汲み替えておいた。冷たくておいしかった。

ちょっと早いけど、きつねうち温泉って所で入浴してコインランドリーで洗濯すませた。
きつねうち温泉は清潔でいい温泉だった。土曜なのに人も少なめだったし。

明日花瓶山(はながめやま)って所に登るため登山口に一番近い栃木県那須町の道の駅「東山道伊王野」に移動して車中泊。


4月11日
5時半に起きてうつぼ沢出合の登山口に向かったけど、ナビに任せたら全然違うところで目的地に到着しましたってなった。

登山口の口コミでも同じ情報があったから県道13号に戻ってずっと走ってると、小さいけどちゃんと花瓶山登山口って看板が出てた。
うつぼ沢登山口の手前1.9㎞の所にも登山者用の駐車場があった。

そこの駐車場からうつぼ沢登山口までの駐車場までの道路がダートで、車が一台分しか通れない幅だからそこに停めといた方が安全だったけど100mくらい進んでからそれに気づいたからもう登山口まで行くことにした。

案外まだ朝が早いこともあってか登山口に車はまだ2台しか停まってなかった。
花瓶山は何日か前にネットニュースでイワウチワが満開って記事で知ったから来てみたけど確かに登山口からすごい群生してた。

でも今回花目的ってよりちょっとしっかり運動したくて来たから登りはほとんど写真撮らずに休憩なしで山頂へ。
低い山だからすぐかと思ってたけど意外に山頂まで4.4㎞でまぁまぁ長かった。


9時5分山頂到着。標高692m。
登り始めの時間を見てなかったけど少なくとも1時間以上はかかったはず。

いい運動になったけど久しぶりだからか山頂着いてからなんか力が出なかった。
お腹すいてる感じのような、でも何も持ってこなかったから食べるものがない。

山頂付近だけ木が伐採されてて少し展望あったけどここ以外終始人工林で展望なかった。
情報通り山頂付近にはすごいたくさんのカタクリが群生してた。


でも全体的に終盤できれいに残ってるのはなかなか撮りづらい位置のばっかりで、思ったようには撮れなかった。

九州の京丈山の100倍以上は咲いてた。
ただ人工林で日影だらけで全体的に暗くて難しい。


登山道は終始こんな感じだった。

花がなければわざわざ登りに来るような山じゃない。


登山口近くまで戻ってきてようやく目的のイワウチワの撮影開始。
小さい花だけどこんだけ群生してればすごい華やか。

一輪一輪もきれいでかわいい。


山がもっと自然林だったらほんと最高だった。
カタクリよりはだいぶ撮りやすくて撮ってて楽しかった。

ネット記事になってるくらいだから人多いのかと思ったけど日曜なのに撮ってる人誰もいない。
何人か登ってきてたけど山菜を摘んでる人ばっかだった。

下山後昼食とって昨日入ったきつねうち温泉にまた入って、玉川村の道の駅「たまがわ」に移動して車中泊。


4月12日
だいぶ明るくて目が覚めたらやっぱりまた5時だった。
外出てみると風がないからかそんなに寒くはなかった。

近くに何かないか検索したら八流の滝って所があったから朝の散歩にちょうどいいから行ってみた。
駐車場がないってことで滝まで500m歩く。


滝の形自体は好きな感じだけど特に何もないかな。
まぁいい運動ができて気分がよかった。

今日は一日ゆっくりするつもりで特に行き先は決めてないんだけど、少しずつ北上してたらまた三春町に着いて桜が増えてきた。

綺麗に晴れてるし桜がまだ残ってるならまだ見てない有名な桜をもうちょっと見とくかと思って結局桜巡りすることにした。


塩ノ崎の大桜。
推定樹齢600年ってことで城のように聳えて風格があった。

木は根元から撮りたい派なんだけど三春町の桜は大概根元に色々人工物があってちゃんと撮れない。


合戦場の枝垂れ桜。
交通警備の人の方が観光客より多かった。

もうさすがにこの地域の桜は終盤だし、どこか行った方がいいかもな…。

山形県戻るとさすがにまだなんだろうけど、そろそろ戻るかな。

できればあと2日くらい太平洋側で何か咲いてる地域を回りたいけど、どこ行っていいのかが分かんない。

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