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2023年秋旅②(北海道)

9月7日
0時の目覚ましで起きて準備して2時10分くらいに望岳台から登り始めたけど、すぐ雨がポツポツ降り出してきたから戻って望岳台のシェルターでちょっと雨宿りして待った。
今日は曇りのち晴れの予報だから強くは降らないだろうと思ってたけど、待ってたらサーってちょっと強めに降り続いてた。

10分くらいで雨やんで、もう降らないのか微妙だけど天気予報を信じて登ってみることにした。
30分くらい登って十勝岳避難小屋まで来たところで風が強くなってきて、また雨も降ってきだしそうな気がしたから避難小屋でどうするかちょっと考えることにした。
初めてここの避難小屋入ったけど殺風景でほんと避難のためのみって感じだった。

電波はあったから天気予報とか衛星画像とか見て、情報的には大丈夫そうだったんだけどなんか今日は違う気がしてやっぱり引き返した。
山の雰囲気が厳しい感じ。

目覚まし前に自然と目が覚めなかったし今日はなんか最初から感じが良くなかった。
車に戻って明るくなってから山を見上げると山の上部だけ全部雲に覆われてて、引き返して正解だった。

山以外は晴れてて天気予報としては一応当たってはいた。
明日また登りなおす。


9月8日
今回は0時の目覚まし前の23時半くらいに自然と目が覚めた。
気温もかなり低くて車中泊の所で7~8℃。

山頂付近なら間違いなく4℃以下になってるはず。
寒さに体が慣れてないはずと思って結構着込んで1時32分から登り始めたけど、やっぱりすぐ暑くなって避難小屋着く前に半袖になった。

十勝岳の山頂まであと2㎞くらいの所まで来るとさすがにめっちゃ寒くなったけど、山頂着いてから着替えたかったから半袖のまま登り切った。
月明りが結構明るかったからほぼずっとライトなしで登った。


十勝岳山頂には4時半くらいに到着。
前半汗をかかないようにゆっくり登ってたからだいぶ遅くなった。

紅葉本番時は通常ペースで最初から登るか、あと1時間早く出発しないと。


今日の空は息をのむくらい神秘的な色。

雲海も秋らしい感じでようやく本当の美瑛岳の秋らしくなってきた。


まだまだ2020年に見た完璧な雲海には程遠いけど、あの時の感動を思い出させてくれるくらい今日は神秘的。

紅葉がまだだから今日完璧な雲海になってくれる必要は全然ない。


美瑛岳への激下りの砂道。

下りはいいけど十勝岳に戻る時には蟻地獄を登ってるような感覚になる。
でもきついけど嫌いじゃなくて、なんか休憩なしで登り切ってやるって変なやる気を出させてくれる。


4時58分日の出。

美瑛岳の花畑まであと30分くらい間に合わなかった。

日の出前の準備時間も必要だからやっぱり1時間早く登り始めないとな…。


花はもう全然残ってないんじゃないかと思ってたけどイワギキョウがまだたくさん咲いてた。蕾もまだたくさんあってもしかしてイワギキョウじゃないのかな?

夏に咲いてたイワギキョウよりちょっと小さい気もする。

でも調べてみても秋に咲くイワギキョウっぽい花は見つからなかったからやっぱりイワギキョウだと思う。


夏の花のイメージだったけどもうイワギキョウくらいしか高い所では咲いてなさそうだから咲いてるうちは撮らせてもらう。


美瑛岳の花畑に到着して全体的な色づき具合の確認と綿毛の確認したけど、綿毛は先週の強風の影響でかなり飛ばされてしまってた所もあった。

紅葉は全体的に葉っぱの外側が赤味が出てきて色づき始めてた。

広く見るとまだ全然色づいてるようには見えないけど。


今年の夏の美瑛岳最後あたりに咲いた花畑エリアは綿毛は絶好調で残ってた。
心の目で雲海が完璧な状態ですぐ下まで埋め尽くして、チングルマが完全に紅葉した姿を思い描きながらここから撮るって決めた。


予行練習も済ませて今が見頃の花達にも目を向けてじっくり眺める。

ここにいるだけでほんと幸福感に満たされる。ずっとここにいれる花達が羨ましい。


8月29日に登った時には全然シラタマノキの実が生ってなかったから忘れてたけど、そういえばここはシラタマノキもたくさんいたんだったってことに今更気づいた。

紅葉と一緒に撮ったのを思い出した。


シラタマノキ自体の葉っぱも赤くなってるのが多くてきれいだった。

全部の葉っぱが赤くなれば凄そうだけど、そうはならなそうだから選ばれし葉っぱのみが紅葉するっぽい。


今日の一番紅葉が進んでる所のチングルマの様子。

今日見た感じだと一週間後で色づき半分くらい、二週間後で完璧かな?って気がした。今朝くらいの冷え込みが続くともっと早く完璧になりそうだけど、しばらくはまた暖かい日が続く予報。

今日は音楽を聴きながら2時間くらいぼーっと眺めてゆっくり下山し始めた。


かなりゆっくり眺めながら歩いてないと気付かない小さな紅葉。

小さい世界からだんだんと紅葉が始まっていく。

蟻の目線で見るともう今が紅葉ピークなのかも。


標高の高い所にはいないのかと思ってたリンドウがなぜか一株だけ咲いてた。
周りを見渡しても他には一輪も見当たらない。他のはもう散ったのかもだけど29日に来た時は気づかなかっただけなのかな?

雲海がいい感じになってきてて絶好の位置に咲いてるけど、花の光線状態が微妙でリンドウの良さが出せなかった。


十勝岳近くまで戻ってきた。
植物はいないけどすごい眺め…。

ここでも30分くらい岩に座って眺めてた。風景が心にしみる。

13時過ぎに車に戻り着いた。
朝はすごい冷え込んだけど昼になると結構暑くて持っていった水は全部飲み切って、最後はだいぶ喉乾いてたから自販機で買った冷たいサイダーが美味しかった。

いつも通り万華の湯に温泉入りに行って夕方また望岳台近くの定位置に戻って車中泊。


9月9日
土曜だから人も多いし東神楽町の温泉花神楽に行って10時から17時まで漫画読んで過ごした。
キングダムを13巻から20巻まで読んでちょっと目が疲れた。

明日も日曜だからここで暇つぶしするか迷ったけど、やっぱり明日はリンドウ見に行きたくなったから夕方はまたいつもの所に戻った。帰り着いたの夜になってた。


9月10日
望岳台を7時くらいから出発して、今まで気づかなかった望岳台探勝路って所があったから登山道を歩く前にちょっと歩いてみた。

一周1㎞ですぐ周り終わったけどずっとハイマツとかの暗い樹林帯で、蜘蛛の巣も多くて写真撮るような所もなくて20分くらい時間を無駄にしただけだった。
気を取り直して十勝岳までの登山道へ。

一日中曇りの予報だったのに青空広がって暑かった。


十勝岳避難小屋近くまで登ってきてリンドウ地帯に行ってみたら、前回きれいに咲いてたリンドウが形そのままに茶色になってた。

これはこれで中々味わい深くてきれいに感じた。

青色がきれいに抜けたみたいで不思議。


花は少なくなったかなって思ってたんだけど、全然そんなことなくてまた新しくきれいに咲いてる株が現れててまだまだきれい。


この濃い青色がほんと見飽きない。

これで草紅葉が色づいてたら完璧だったんだけど、日影になりやすい地帯のせいか草の紅葉はほとんど進んでない。


さすがにもう今週までかなって思ったけどよく見たらまだ蕾も控えてて、数はだいぶ減るだろうけど来週までは咲いてくれそう。

来週までにもう少し草紅葉の方が進んでくれればいいけど明日から雨で冷え込みも弱い予報。

10時くらいまでのんびり眺めてゆっくり下山した。
後半は曇ってくれて涼しかったけどちょっと残暑が戻ってきたような感じで、久々に暑かった。

万華の湯で温泉入って今日は貯まってたスタンプカードで入った。
1回入る度にスタンプ1個押されて10個スタンプ貯まったら1回入浴無料。
水曜日はスタンプ2倍、毎月11日と26日はスタンプ3倍で、もうこれでスタンプカードで無料で入ったの2回目。

全国色んな所で滞在してたけど、今までの旅合計するとここが一番長く滞在してる。

980円でちょっと高いんだけど回数券で買ったら9800円で11回分。スタンプ10個ごとに1回無料になるのを考えると実質800円くらいかな。
それでもちょっと高いんだけど温泉は広くてきれいだし、平日は人も少なくて落ち着くから結構気に入ってる。あとは休憩室に漫画さえおいてれば完璧なのに。

コインランドリーで洗濯済ませてまた望岳台近くで車中泊。


9月11日
原始の泉に水を汲みに行ったくらいで特に何もしない一日だった。

どこか行きたいような、でもどこも紅葉進んでないし花もないだろうからどこ行きようもなくてちょっと歯がゆい日々。


9月12日
朝から気温高くてちょっと落ち込む。今日も紅葉進まなそう。

自分が焦ってもしょうがないから暇つぶしに東神楽町の花神楽にまた漫画読みに行って一日時間をつぶした。
昼ご飯食べてる時に滝のような雨が降ってた。
あのまま続くとやばいことになってただろうけど10分くらいで収まった。

今回も17時までいて21巻から28巻まで読んだ。

読むの遅いから50分で1冊くらいのペース。60巻以上あるみたいだから紅葉始まるまであと何回かは来るかも。


9月13日
朝から弱い雨が降ったり止んだりしてる。
変化のない日が続く…。早く紅葉見たい…。
北海道も彼岸花があれば今頃もっと平地でも撮影楽しめるんだけどな。

良い山もたくさんあるんだけどそれぞれが遠いし紅葉がまだだからわざわざ行く気になれない。15日が晴れでそこからまた気温下がるみたいだから、そのあたりの冷え込みに期待かな。

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