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2023年秋旅⑨(大分)

10月23日
1時の目覚ましで起きてゆっくり準備済ませて2時55分に長者原登山口から出発。
長者原の駐車場は平日の夜中なのに7割くらい埋まってるように感じた。

雨が池と坊がつるはいつも通り極端に冷えて風はほとんどないのにめちゃくちゃ寒かった。
こんな寒い中なのに坊がつるはテント泊だらけで、ほんとに寝れるのかなって気がした。

坊がつるまでは誰とも会わなかったけど、そこから大船山の山頂まではすごい人が多くて初日の出の登山みたいだった。


5時32分に山頂到着。何十組も追い抜いてきたけどまだ数組が先に山頂にいた。

年々登山者が増えてるのもあるけど、九州では夜中に登る人もすごい多くなってる気がする。やっぱ熊がいないからかな。


寒さの中いつも狙ってる木の所で明るくなるの待ってたけど、やっぱりちょっと時期が遅かったみたいで狙ってた木は散り気味で葉っぱの色もくすんでた。

葉っぱの状態がまだ保ってる部分のみでとりあえず朝日浴びた姿を撮っておいた。
雲海も出てないし、今年はまぁいいかな…。そんな気がしてた。


いつも同じ木のみに頼り切ってたからそれが終わると一気に何も撮るのがないって感じで毎年帰ってたけど、今回はちょっと御池周りを散策してみることにした。

よく見たら御池はたくさん小道があって結構いろんな所に行けるみたい。
今まで池に下りるルートしか散策したことなかった。


右回りで周っていくと朝日のサイド光で浮き上がった紅葉がめちゃくちゃかっこいい風景に出合えた。

岩峰の頂上に登ってる人もいて、それぞれの岩峰にも登れることが分かった。
岩峰に登ってる人が消えたタイミングで撮影。


自分も一瞬だけ岩峰に登って撮影。

この時間なら御池側からは完全逆光だからあんまり撮ってる人はいなさそうだった。


隣の岩峰の紅葉と由布岳のシルエットがすごい絵になる。

こんなきれいだったんだ…。初めて知った。


岩峰の裏側の紅葉もすごい。

ちょっとごちゃごちゃし過ぎだけど。


一番目立ってた岩峰にも登ってみた。

誰もいなければここでゆっくり景色を眺めたいけど目立つところだからとりあえず写真撮るだけ。


ここの岩峰から由布岳方面の風景はすごかった。

岩峰を少し下りて御池側から見たら岩の反対側だから誰の邪魔にもならない位置だし、ここならいいかも。

山頂近くのいつもの木以外にもいい感じの所見つけれた。

今回は雲海もないし多分この辺りの木々もややピーク過ぎだと思うから、今年は発見できただけでいいかな。


更に小道を散策してたら急な岩場に咲くドウダンツツジの紅葉を見つけた。
山々の連なり具合がいい感じでここも雲海出れば凄そうな気はしたけど朝陽が当たるのが遅い。

10時前くらいでようやく木の根元に光が届いたから、雲海が出たとしてもこの時間までもたないだろうからちょっと難しいかな…。


御池の北東方向は絵になる紅葉風景がたくさんあって面白い。

大船山何回も登ってるのに今頃気づくなんて…。


赤がとにかく多い。ドウダンツツジかと思ってたけどこっから下あたりのはほとんどモミジ系な気がする。


存在は一応知ってた黒岳と思われる山が間近に見える。

少し離れてるから写真では山肌が青みがかってしまうけど、赤い紅葉で埋め尽くされてるみたいだからあの山も相当すごそう。


このまま下っていくか迷うけどもう10時半くらいだから帰りを考えるときついかな…。

すごいのが見れるのかな?尾根より黒岳との間にある谷に行ってみたい気もした。


ほんと奥まで埋め尽くしてる…。

とりあえずこっち側は面白そうってことが分かったから一旦御池に戻る。

メジャーなルートではなさそうだけど登ってくる人が多くなってきた。


11時過ぎて山頂は思った通りごった返してたけど御池の紅葉全体に光も回って更に綺麗になってた。

人が多いのが嫌でこの時間まで残ったことなかった。


御池に下りてみた。
風は微風だけどなかなか無風にはならなくて完全な水鏡ではないけど、ある程度波風が静まった所で何とか撮った。

完全な水鏡なら青空いれずに紅葉のみで切り取って撮るのも面白そうだった。
池周りを埋め尽くす紅葉がほんと鮮やかで池がなくても充分きれい。

平日とは思えないほど人が多かったけど、これだけ凄ければ年々人が増えていくのもしょうがないか。
今日は夕日の時間まで粘ろうかと思ってたけど人多過ぎてやっぱやめた。


段原の紅葉は今がピークかな。
三俣山も明後日あたり登ろうと思ってたんだけど人が多いのが目に見えてるし、もういいかってなった。

もう美瑛岳が懐かしい。全てにおいて美瑛岳最高だったなって大船山にいながら思ってしまった。

やっぱ山の静寂さって景色と同じくらい大事。


それにしても今年の紅葉の色づきはいい感じ。
赤一色で埋め尽くすより微妙に色の違いがパッチワークのように出てるのがきれい。

12時半で山頂を後にして下山開始。
いつもより長めに上にいたから逆に下山中に登ってくる人はいつもより少なくて下山は楽だった。

やっぱ夕陽の時間まで山頂付近にいた方が下山は更に静寂でよかったかも。
でも温泉の営業時間に間に合わなくなるかもだからな…。


坊がつるまで戻ってくるとススキと山の紅葉がいい雰囲気だった。


少し高い所から見渡したいくらい一面銀の穂波。

ほんとは青空最小限でススキの原を画面6割くらい入れたいけどススキの背が高過ぎて難しい。でもここほんとすごい。


坊がつるもじっくり時間かけて撮りたくはあるんだけど、どうしても大船山のおまけ的な扱いになってしまう。


坊がつるを過ぎたらさすがにもう撮るものないかなって思ってカメラしまってたけど、雨が池まで来たら輝くススキと西日を浴びた紅葉がめちゃくちゃきれいでまた撮影。

シルエット気味の三俣山も遥かなる感じでいい存在感。
最後に大満足の写真撮れた。

16時前に駐車場に帰り着いて星生温泉で温泉入った。
また値上げしたのか1000円だった。
前からだったかな?有料コインロッカー代200円とで1200円。高過ぎ。

でも露天風呂は紅葉した三俣山が夕陽に染まってるのを眺めながら浸かれてよかった。せめてコインロッカーだけでも無料にすればいいのに。
阿蘇の米塚付近の展望の良い所まで移動してこの旅最後の車中泊。


10月24日
6時くらいに起きて外見たら意外に阿蘇は少し雲海出てた。

お湯沸かしてコーヒー飲んでちょっと温まってから少し撮影。


昨日乾燥注意報出てて夜中多少風も強めだったから期待してなかったけど、最後に少しでも雲海見れてよかった。

帰り道に五木村を通ってみたら道の駅のトイレが取り壊されてた。
新しく作り直すみたいだから来年あたりには最新式のができてるかも。
トイレもだけど駐車場の狭さもついでに改善してくれればいいのに。

五木村付近の山々の紅葉は色づき始めというか、なんか染まってきてはいた。

五家荘は通らずに来たから何とも言えないけど、来週あたりには九州中央山地も見頃になるんじゃないかな?
14時半くらいに家に帰り着いた。


3月23日に出発したから7ヶ月と1日の過去最長の旅。
その割には走行距離22859㎞で富良野とか蓼科とか同じ地域に滞在してる時間が長かったから意外と距離は走ってなかった。

2020年秋の美瑛岳はさすがに超えられなかったけど他の季節では2021年の旅よりもすごい光景多く見れたし、何より美瑛岳に10回以上登れてじっくり眺められたのが嬉しかった。

完全に心残りない旅ができて最高だった。

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