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2023年秋旅③(北海道)

9月14日
今日も東神楽町の花神楽に温泉と漫画読みに行って16時前までキングダム読んでた。
雨がずっと降り続いて結構寒い。

無いとは思うけど明日もう紅葉してるかもしれないから0時起きでいく。
でも天気予報では7時から晴れマークだから早く行ってもあんま意味ないかも。


9月15日
0時の目覚ましの3分前に起きれたけどすっきり目覚めてない感じで、準備に時間かかって結局登り始めたの1時40分になってしまった。

十勝岳山頂には4時くらいに着いた。山頂直前まですごい濃霧で、山頂に着いたら上空に星空見えた。

美瑛岳までの稜線はまた濃霧で迷いそうって思ったけど明るくなってきたのと、だんだん濃霧が薄くなってきたから今回は迷わず進めた。


広い稜線を雲が流れ続けてその奥に美瑛岳のシルエットがきれいに見えてて、歩いててずっといい気分だった。

すごい寒くて風もあるから体感的には初冬のような感じではあるけど、冬並みに着込んでるから冷たい風も心地よかった。


昨日まですごい雨降ってた割に雲海の規模はかなり小さかった。
まぁそんな気がしてたけど。

でも雲海の上に浮かんでる雲がオレンジに染まってて、なんか冬のストーブのぬくもりのような優しい暖かみを感じる風景だった。


5時過ぎくらいに花畑の所に到着して周りを見回したらチングルマの綿毛が全然ないように見えて一時呆然とした。

でもよく見たら綿毛は残ってて、ただ昨日までの雨で濡れてクシュんでて目立たなくなってただけだった。
安心した。また日を浴びて乾くとフワッとなってくれるかな。

でも先週きた時より明らかに綿毛は減ってて、もう完全に2020年の時レベルの風景にはならないのが確定した…。


紅葉の進み具合は先週思ってたより少し遅め。
来週真っ赤になるチングルマも相当多そうだけど全てが完全に真っ赤になるにはあと1週間じゃ無理な気がする。

来週21日か22日にもまた来るとしても多分紅葉本番は25日か26日あたりかな。
その時に晴れて雲海になってくれればいいんだけど。


色づきが進んだのも結構多くなってきた。


紅葉状況の確認も済んであとはゆったりここでのんびり眺めようかと思ったけど、天気がいいし時間もまだ早いからずっと気になってた奥の山に行ってみることにした。


チングルマの紅葉はまだなのに標高の低い所の紅葉は割と進んでるみたいで標高1500~1600mくらいの樹林帯で紅葉が見えた。

写真じゃ分かりづらいけどナナカマドと思われる紅葉がだいぶ色づいてるのが分かった。
あそこまで登山道があれば行ってみたいけど無いだろうな…。


左手前の山が美瑛富士、右奥の山がオプタテシケ。
何度も眺めてる山並みだけどほんときれい。

美瑛富士まで一旦下らないといけないけど、見た目以上にどこまで下るんだろってくらい下った。

美瑛富士の麓まで来たら美瑛富士とオプタテシケ山への分岐があったから一旦オプタテシケ方面へ。美瑛富士は帰りに余裕があれば登る。


美瑛岳では見られない木々の紅葉もあって新鮮。

でもこっちの道は両側にハイマツとかクマザサが生い茂ってて朝露でズボンがめちゃくちゃ濡れる…。朝露っていうか昨日の雨で濡れてるのかも。


しばらく歩いたらこっちにもチングルマの群生地帯があった。

美瑛岳も眺められていい感じ。


ここのチングルマの綿毛はまだまだ元気ですごい目立ってた。


これは紅葉したら美瑛岳並みの紅葉と雲海見れるかもって思ったけど、2020年の雲海の高さを考えたらここは完全に雲海の下だった…。

雲海の高度が上がる前の早朝ならもしかしたら撮れるかもだけど、期待薄かな。
でもいい所知れたから選択肢が増えた。

標高が低いからか紅葉も遅めみたいで、ここは完全に再来週かな。


標高が低いのにこんなに綿毛が残ってるってことは残雪が多くて花の開花が遅かったのかな。紅葉した状態で見上げて撮ってみたい。

ここから更にオプタテシケ方面に進んでたら両側のハイマツとかクマザサでどんどんズボンと靴が濡れてきて、しかもそんな道がずっと続きそうに見えた。

美瑛岳避難小屋との分岐地点まで来たけどここからオプタテシケ山まで3.2㎞の表示で、水もあんまり持ってきてなかったから今回はやっぱりここまでにする。

しっかり紅葉した状態の再来週くらいにちゃんと準備してまた登りに来ようと思う。


美瑛岳を眺めながら戻ってると美瑛岳の裾野っていうか下の方では結構紅葉しそうな木々がありそうだけど、ここからでは木の種類は判別できなかった。

茶枯れてるような色の木々も多いけど元々紅葉しない木だと思いたい。


美瑛富士との分岐地点まで戻るとコケモモの実がたくさん生ってて美味しそうだった。酸味が強くて人間には食べづらいらしい。

美瑛富士の山頂までの道は草のない岩と石の道で、ズボンが更に濡れる心配はなさそうだったから登ってみることにした。


分岐地点から600mだからあっという間に到着。

山頂付近にもチングルマ地帯があることを期待してきたけど、あるにはあったけど綿毛はほぼ残ってなくてパッとしなかった。


美瑛富士山頂から見たオプタテシケ山。ここから一番高く見えてるのがオプタテシケ山かな。

標高2012mで美瑛岳よりはちょっと低い。
でもその手前に石垣山、ベベツ岳って山があるみたい。

ずっと眺めてるとやっぱ行けばよかったかなってくらい良い感じの山並み。
あの稜線から見たらどんな景色に見えるんだろ。楽しみだ。

多分チングルマ地帯もあるはず。


美瑛富士山頂の西側の端に来てみたら富良野町とか美瑛町が雲海で覆いつくされてるのが見えた。


奥のびっしり埋まった雲海もいいけど、手前のほとんど動かない千切れ雲も見てて飽きなかった。


分岐から美瑛岳山頂を通らずに望岳台に帰るルートなら早いんだけど、ハイマツ帯で濡れるの嫌だし美瑛岳のチングルマをもう一回眺めてから帰りたかったからまた美瑛岳に登り返す。


美瑛富士の分岐から花畑地帯まで戻るのにどのくらいかかるかなって思ったけど、意外と40分で戻ってこれた。

夏にも行けばよかったな…。


改めてじっくり眺める…。
綿毛は乾いてフワッと復活してないかと思ったけど、ちょっと分かんなかった。

チングルマの紅葉は綿毛が命だから紅葉するまで残ってるかだけが心配。
今日はだいぶゆったりしてたから13時半くらいに駐車場に帰り着いた。

万華の湯で温泉入って休憩室で2020年の紅葉と雲海の写真を見て、綿毛の量ってあの時もこんなもんだったかなって確認してみたら全然違った。
見比べてみると2020年は憎たらしいくらい綿毛がびっしり残ってて、これはもう到底同じレベルにはならないってことが分かった。

あの時にも過去も未来も合わせて生涯最高の光景だって思ってたけど、ほんとにやっぱりその通りだったってことを実感した。
だからもう美瑛岳での紅葉と雲海はあの時レベルのはもう諦めることにした。

来週も再来週も期待して登りはするけど見れなかったからって落ち込まずに、それほどのすごい奇跡の光景を2020年に見させてもらえたってことで感謝して、今年は今年で次の別の地での紅葉と雲海を目指す。

そう考えると気持ちが軽くなった。

ガソリンを給油してから望岳台に戻った。
ガソリン価格が175円になっててちょっと値下がりしてた。
前回給油した時は同じガソリンスタンドでレギュラー179円だったはず。
もうどのくらいが安いのか訳わかんなくなってくる。


9月16日
シルバーウィークの3連休が始まったから望岳台も人が多くなるし、3日間は東神楽町の温泉でキングダムを読んで過ごすことにした。

原始の泉で水を汲んでコインランドリーで洗濯も済ませてから行ったら温泉に着いたの昼過ぎになった。
18時半くらいまで漫画読んで夕食も休憩室の軽食の所で食べた。

今回は望岳台に戻らずに大雪旭岳源水公園っていう水汲み場近くの空き地で車中泊。


9月17日
温泉が開く10時前まで天人峡に続く長い道路を散歩したりして時間つぶして、10時から17時くらいまでまた漫画読んでた。
夕方外に出たら雨が降り出してきた。

今日は朝散歩したあたりの所で車中泊。


9月18日
朝7時半くらいまでずっと雨が降り止まなくて一時かなり強く降ったりして道路脇は水がかなり流れてた。

降りやんだらすぐ青空見えだして微妙に暑くなってきた。


温泉に行く途中の忠別ダム。昨日までの雨で結構水量増えたんじゃないかな?

周辺の木々はまだまだ色づき始めてもない。
今日も温泉で夕方まで漫画読んで過ごして、この3日間でキングダムを36巻から57巻まで読んだ。

温泉代は700円払ってるとはいえ無料で見れるっていうのもありがたいけど、一気に見れるっていうのがほんと嬉しい。
2006年に1巻が出てるみたいだから17年分くらいのを発売を待つことなく見れるって、作者にちょっと申し訳ないくらいだけどほんとありがたい。
今回は16時くらいで切り上げて真っ暗になる前に望岳台に戻った。

やっぱ望岳台のいつもの定位置に来るとなんかほっとする。
夜はまた雨が降ってきた。

気温が高めで紅葉が進んでる気がしないけど20日からかなり朝晩は冷え込むみたい。


9月19日
今日は雨予報だけど朝から青空広がって少なくともすぐには雨に変わりそうになかったから、十勝岳の登山道を少し散歩することにした。
望岳台に行く途中でリスがひき逃げされてたから土の所に運んでおいた。

ここ1週間でもう2回目。かなり頻繁にリスがひき逃げされてる。
土に埋める方がいいのか迷ったけど他の動物に食べられる方が自然だと思って埋めなかった。アスファルトでぐちゃぐちゃに轢かれ続けれるよりはいいか…。
人間のせいで死んでるからどう祈っていいのかも分からない。

1回目の子は直視できないくらいの状態で運ぶのもきつかった。
気分落ち込んだけど何とか切り替えて8時半くらいに三脚とか重いのは置いて登り始めた。


十勝岳方向と美瑛岳方向の分岐近くにある小さい渓流まで来たらイタドリの黄葉がけっこう彩ってて華やかだった。

草紅葉は全体的に色づきが進んでる。


リンドウ群生地に着くと思ってたよりも残ってるリンドウ少なくなってた。
ちょっと寂しくはあるけど周りの草はだいぶ秋色になってきてる。

もうちょっと色づきが進んでれば赤い草紅葉の中に咲くリンドウが撮れたんだけど、今年はもう無理かな…。


一際赤いイタドリの紅葉と絡めてみたけど両者の間隔がちょっと遠すぎた。


美瑛岳分岐の渓流まで戻ってきた。

紅葉と水の流れを撮りたいと思って探したら赤とまでは言えないけどオレンジ気味の紅葉が流れの近くにいてくれた。

花も残ってるし良かった。早く本格的な紅葉と滝を見たくなった。


全体的に見渡しても黄葉で埋め尽くされてきた。全部イタドリだと思う。


赤に染まったイタドリを前景に配して華やかさを増幅させる。
いろんな色に染まるからイタドリは結構面白い。

来週は更に色づき進むだろうから楽しみだ。

昼前くらいに車に帰り着いた。残り200mの所で雨降ってきたけど傘を持って行ってたから濡れずには済んだ。

万華の湯に温泉入りに行って夕方また望岳台近くの定位置で車中泊。


9月20日
朝から少し風強めで雲も暗くて冬のような空模様。

予報では今夜あたりからかなり気温低くなるらしい。

昨日までの予報では21日が晴れってなってたけど今朝見たら曇り時々晴れに変わってた。22日に登った方がいいのかな?
でも万華の湯の休憩室でTV見てたらNHKとひるおびでは明日晴れマークだったからTVの情報を信じて明日登ってみる。ウェザーニュースの予報ころころ変わり過ぎ…。

望岳台に戻る途中で休耕田みたいな所の草むらに最近よく見かけるピンクの花がすごい広がってたからちょっと車を停めて撮ってみた。


このピンクの花は田んぼ脇とかであちこち見かけてた。

秋になると咲く北海道の彼岸花的な存在かな?外来種かもだけど。


黄色の野菊みたいなのとも組み合わせてみたけど白でも黄色でもあんまり変化なし。
じっくり撮り方考えたいところだけどなぜか虫が多くてのんびりできなかった。

望岳台に登っていく途中の木々も一昨日は色づいてなかったはずの木が黄葉になってたりして、なんか一気に紅葉進んでるような気がした。


数日前から赤くなりだして通るたびに気になってた紅葉。
周りの木々より一足早く見頃を迎えてくれた。

霧でも流れてくれば撮れそうだけどちょっと手前のクマザサの背が高過ぎかな。

14時くらいでも吐く息が白くて明日が楽しみになった。
北海道の紅葉が遅れてるから本州に戻るのも10月入ってからになりそう。

例年9月末に見頃を迎える東北の紅葉も今年の感じじゃだいぶ遅れそうだから、北海道の紅葉をしっかり満喫した後でも間に合うかな。

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