樽前山のイワブクロと雲海
待ちに待った7連休が始まって美瑛岳にすぐ登りに行きたいところだけど、世間的にも3連休だから平日の16日に登るしかない。
土日でも美瑛岳まで登る人は少ないだろうけど絶対に誰もいないって状況で眺めたいし。
天気予報は10日くらい前までは10日間ずっと曇りと雨マークだったのが、5日前くらいに真逆に変わって自分が登ろうと思ってた16日は晴れマークになった。
13日から17日まで晴れマークだから多少ずれても16日は安定して晴れだと思う。天気の心配をすることなく登れるって最高過ぎる。
土日祝をどうしようか考えてたけど、結局また近場の樽前山を登ることにした。
美瑛岳以外ならどこでもいいから大雪山行こうかなって思ったりもしたけどめちゃくちゃ人多いだろうし、あそこ雲海が出たとしても雲海までの距離が遠いから劇的な風景を撮れるイメージが沸かない。
樽前山もまだ雲海を見たことないから雲海が見れるのか分かんないけど、美瑛岳に登る前の準備運動的な気分で全然期待せずに登山口に向かった。
3時半くらいに花の所に到着して見渡してみると雲海は出てくれてた。
でも今から形成されていきそうな感じでイワブクロの方は完全満開。
ちょっと色あせてるのも増えてたけどまだ全然見頃。
海が近いから雲海出来にくいと思ってたけどやっぱ出た。よかった。
日の出近くになると空に赤みも帯びてきてどんどん神秘的になってきた。
雲海も前面に広がってるわけじゃないけどなんかいい感じ。
イワブクロがこんなに綺麗な花だったっけってくらいほんときれいだった。
4時12分の日の出とともに風景が劇的に変わっていってここからはめちゃくちゃ撮りまくった。
コンテストに出すからブログには載せれないけどほんと凄まじかった…。
花から離れて広めに撮った写真。
これですら十分絵になってる。雲海が絶えず変幻していく。
花がほんとめちゃくちゃ多いから主役を選び放題。
全然期待せずに登ってきたのが申し訳ない。山に土下座して謝った。
心洗われる夏の朝…。
雲海もどんどん増えてっていうか奥から押し寄せてきてるのかな?
音楽聴きながら眺めて涙してた。北海道移住後で最高の時間だった。
イワブクロに混ざってチラチラ地味な白い花がいたけどこの花はピンクだった。葉っぱの形状からしてこれよく見たらイタドリかも。
イワブクロってこんなに良い色してたのか…。
他の山でちょっと撮りづらい花のイメージがついてしまってたけど、樽前山のおかげで大好きな花になった。
空と太陽を入れて撮った写真がめちゃくちゃお気に入りになったけどあえて空と太陽を入れないのも撮っておいた。
ブログに載せれる写真がほとんどないくらい今日のは出来が良過ぎた。
ブログに載せる用のもちょっと意識して撮っておかないと。
西山に向かう外輪の登山道がまた最高の道になってた。
でも今日は西山までは行かないで途中で引き返した。
雲海ってよりは雲の大河って感じ。
これが家の近くの山だなんてなんか信じられない。
花無しでもただずっと眺めてたい光景。
雲海がくっきりしてるから異様に綺麗。夏の朝楽し過ぎる。
溶岩ドームの方も絵になるイワブクロが咲きまくってて、雲海がなければこっちをメインで撮ってただろうな。
珍しく風も無風くらいでずっと最高だった。
イワブクロの群生が想像してた10倍以上でほんとに凄かったけど、花の色と山の地肌の色が同系色だからか写真ではその凄さが撮りづらい。
肉眼では奥までぎっしりなのが全部見えてるだけに歯がゆい。
6時半くらいには雲海も半分以上消えだしてきたからそろそろ帰ることにした。
16日に美瑛岳登るから明日には移動しないといけないのと、そのために昼寝ないといけないからリミットは7時くらいと決めてた。
6時40分にはあっという間に雲海がほぼ完全に消失して通常の世界に戻ってしまってた。やっぱ夏の雲海は早いな…。
下山中7時過ぎに一人登ってくる人がいただけで今日も誰もいない中一人で絶景を独占できた。
帰ってから天気予報確認したら美瑛岳の天気は全然問題なしで完全晴れマーク。なんか出来過ぎなくらいだけどあんまり期待し過ぎると急に悪い方に変わった時にがっかりするからほどほどのワクワク感で行ってこよう。
どっちにしろ久々の美瑛岳で楽しみ過ぎる。