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2021年春旅⑦(長野)

4月3日
昨日までで準備を済ませてたから、特に急ぎでもないけど朝4時には家を出発した。
とりあえず今日は島根県の道の駅津和野まで走る。

曇りの予報だったけど水俣市に入るあたりからずっと晴れてくれて爽やかな気分で運転できた。
ただ風がかなり強くて外出るとかなり寒い。

何かあれば写真撮りながら進みたかったけど特に何もなかったから結局写真は撮らずに14時半に中国大陸入り。
中国地方の桜も撮りたかったけど昨日あたりからの強風で残ってた桜もほぼ完全に散ってた。
早めに長野に行っといたほうがよさそう。

18時半に道の駅「津和野なごみの里」到着。
すごい寒いけど土曜日だからやっぱ人多かった。

450㎞くらい走ったから結構疲れた。
温泉入ったら結構ほぐれた感じがした。


4月4日
朝から雨。
5時半に起きて、ちょっと運動したいけど雨だときつい。

道の駅の玄関に送迎者用の屋根があったから、さすがにこんな時間は誰も使わないしちょっとだけそこに移動してストレッチしといた。
昨日よりも走行距離は長くなりそうだからこまめに休憩してストレッチとかしながら移動する。

でも中国地方は無料高速だらけだから距離のわりにはそこまできつくはないか。と思ってたけどやっぱ結構長くてきつかった。
一日中雨で外に出るのも一苦労だし。

鳥取と兵庫の県境峠付近は山桜も結構多くてきれいではあったけど、もう夕方で暗いし雨も降ってるから結局中国地方ほんとに何も撮れなかった。
20時前にようやく京都のスーパー銭湯光の湯に到着して温泉でしっかり体をほぐした。

冬旅で来た時にすごい広い温泉って印象だったけどそうでもなかった。
そこから33㎞走って21時過ぎに福井県のいつも車中泊する道の駅「うみんぴあ大飯」に到着。

もう中国地方走るときは道の駅津和野と、うみんぴあ大飯が完全にルーティンになってる。
明日には長野入りできそうだしきついのはここまでだ。
でも長野までまだ250㎞以上ある。


4月5日
6時前に起きて準備して出発。
風は強いままだけど雨は止んでるしだいぶ気分がいい。

福井と滋賀の県境峠が凄い山桜多くて新緑もきれいだったけど、道沿いがゴミだらけで写真撮る気がでずに通過しただけだった。
13時過ぎくらいに長野県入って15時過ぎに阿智村の駒つなぎの桜に到着。

長野に住んでた時に一度だけ撮りに来たことがある風景写真界では超有名な桜。


桜は二分咲きくらいかな?
駐車場から800m歩いてきたけどすごい寒いから一枚だけ撮って退散。
三脚設置禁止とか看板立ってた。

昔も人気だったけど今は更に人気になってるのかな?
阿智村の「湯ったりーな昼神」って温泉で入浴。

ナビでは今日は休みってことだったしウェブで調べても月曜日と水曜日は臨時でしばらく休業ってなってたけど、通りかかったから何となく行ってみたら営業中だった。
きれいな温泉でけっこうよかった。620円だった。

飯島町の道の駅「田切の里」まで移動して車中泊。
飯島町も1年くらい住んでたけど全然景色を覚えてなかった。

道の駅もだいぶ新しい感じだったから相当変わったんだろうな。


4月6日
4時に目が覚めたからまだ暗いけど出発。
駒ヶ根市の桜は色々探検して撮ってた覚えがあるけど道は完全に忘れてた。

ナビで向かおうにも昔撮ってた桜に名前があるわけないし、と思ったけど近くの桜の名所で検索したら見覚えのある桜が出てきた。
吉瀬の枝垂れ桜だった。そういえば名前付いてたな…。
しかも飯島の道の駅から2.9㎞で、知らずにだいぶ近くにいたみたい。
でも着いてみるとなんか咲いてる雰囲気なくて、ライトで照らしてよく見てみると完全に散ってた。

明るくなってくると昨日までの強風で駒ヶ根市の桜もほとんど散り始めてるのが分かってきた。
記憶を頼りにもう一箇所当時気に入ってた桜の所に行ってみる。


こっちは一応手前の桜は残ってた。ちょっと懐かしい。
昔撮ってた写真のフィルムはほとんど捨ててしまってたけど、ここの写真はギリギリ残ってるかも。

駒ヶ根市は桜をめちゃくちゃ植えまくってるけど、意外とアルプスといい感じに組み合わせて撮れるのはほとんどない。
昔は色々探しまくったけど、ここと吉瀬の枝垂れ桜以外は撮れなかった。
今思うとここもどうかと思うけど。

ここのすぐ近くに名前のついてる枝垂れ桜の古木がある。


名前忘れたけど推定樹齢80年ってことでかなり立派な枝垂れ桜。

ただ根本付近はお墓で、絵にはならない。
ほぼ完全に散ってるからどちらにしろ撮れはしないんだけど。

長野に住んでた頃に撮ってた桜はあと一箇所、箕輪町の「上の平の一本桜」しか知らない。

ここまで散ってたらどうしようと思ったけど、そこに行くまでの桜全て散り始めてたからもう諦めた。


着いてみると相当散ってはいたけど遠目にはほぼ満開近いくらい綺麗に咲いてた。
ここは辰野町に住んでた時にだいぶ撮ったな…。

元気に夜中まで撮ってたのを思い出す。まぁ今も元気だけど。
昔撮ってた桜にとりあえず挨拶は済ませたから信州北部に移動する。

北アルプスと桜を撮りたいけど、北部地域の桜は全然分からなくてほんとどこ行っていいのか分かんない。

白馬村に着いてみると、その手前の街まで桜は散ってる最中状態だったのに白馬村はまだ開花すらしてなかった。
北っていうのと標高がちょっと高いからかな?

アルプスはめっちゃきれいなのに何も花がないんじゃどうしようもない。
小谷村は白馬村よりは標高低いから小谷村まで北上してみたけどやっぱり全然咲いてない。

なんかどこ行っても散ってる最中か開花前しかない状況で、どこ行っていいのかわからなくなってきた。
運転も微妙に疲れたし、秋旅と冬旅で何回も利用した道の駅「ぽかぽかランド美麻」で温泉入って、同じ回数何度も車中泊で利用した隣の村の道の駅「おがわ」に移動。

小川村入ると思いがけずあちこち急に桜だらけになってびっくりした。

夕方で薄暗くなってるからはっきり分かんないけど、散ってる感じがなくてちょうど満開状態。
アルプスから離れてるからアルプスとは撮れないけど、明日は一日小川村を探検してみることにした。


4月7日
4時半に起きて5時過ぎくらいに出発。

道の駅に桜の開花情報とか看板出してるくらい桜で有名な村だったみたい。

信州北部に来ると温泉と車中泊に便利くらいにしか思ってなかったけど、すごい村だった。
とりあえず一番有名っぽい番所の桜って所に向かう。
でも途中でやっぱり冬に峠越えした鬼無里にいく道沿いの風景の方が気になって行先変更。

村全体にたくさん桜を植えてるみたいで鬼無里に向かう道沿いにもたくさん桜の風景があった。


少し明るくなってきたから目立ってる一本桜を撮っておいた。

まだ暗くてわかりづらいけど奥にアルプスも見えて、もうちょっと標高上げると意外にアルプスと撮れる桜もあるかもと思ってちょっと期待が高まってきた。

成就地区あたりでいい感じっぽい桜がチラッと見えて、道を探して行ってみたら思った以上にすごい一本桜があった。


アルプスが一望できる場所に立派な一本桜。
まさに長野で撮りたい桜のイメージ通りの光景。
有名な桜かと思ったけど看板とか何もなくまだ無名みたい。

誰もいないし、いい風景発見できたと思ってたら奥に一人大きな脚立を使ってこの桜を撮ってる人がいてびっくりした。
結構大きい独り言を聞かれてしまってたかも。

桜に光が当たるのはだいぶ時間かかりそうだから、しばらく他の桜を撮りに行って時間をつぶす。


この地域、桜がたくさんあるしアルプスも見えるから色々撮れそうな気がしたけど、歩いて見て回るとやっぱりちゃんと撮れる桜は限られてる。電線とかあるし。

この木はちょっと微妙ではあったけど、さっきの桜よりたくさん写真撮る人が集まってきた。

さっきの桜は気づかない人は気づかない位置にあるし道も狭いから普通は行こうと思わないのかも。
9時くらいになってだいぶ日も高くなってきたからさっきの桜に戻ってみた。

相変わらず最初にいた人だけで他に誰もいない。


光が当たると格段にきれいに見える。
すごい穏やかな風情…。

最初にいた人が「今からがいいんだけど帰らないと…」って名残惜しそうに帰って行った。

桜のために半日だけ休みとったのかな?ちょうどいい時間から独り占めできた。


何でこの桜がまだ無名なんだろってくらい観光ポスターとかにうってつけの風景。


真っ青な空と神々しいアルプスの山々に一本桜。ほんと爽やかで理想的。
風景全体に光も完全に回って最高の状態になった。

結構長いこと眺めてたら、さすがに桜に気づいた人とか前から知ってたような人が何人か撮りに来た。
ずっと見てても飽きないけど、こんだけきれいに晴れ渡ってる日にここだけしか撮らないのはもったいなくなってきたからそろそろ移動。

もう一箇所気になってた桜の所に行ってみたらこっちも中々の風景だった。


ていうかこんだけきれいな青空とアルプスを背景にすれば大概きれい見える。


オオイヌノフグリもたくさん咲いて脇役にしとくにはもったいないくらい綺麗だった。
10時半までこのあたりの地域で撮ってた。

めちゃくちゃ多いわけではないけど結構写真を撮ってる人が多い。
なんかすごい平和な雰囲気の村だ。

最初に行こうと思ってた番所の桜にも一応行ってみることにした。
さすがにこっちほどではないだろうけど村は番所の桜を一番推してるみたいだし、いいのかも。

正規ルート?が通行止めで行けなくて仕方なく「普通車すれ違い困難」って看板出てるルートから山道を登っていく。

ほんとにすれ違い不可のレベルの思ってたより危なめの山道で、対向車が来ないことを祈りながら3㎞くらい走る。

途中からアルプスがきれいに見渡せるようになって、丘の上にいい感じの桜がチラッと目に入った。

有名な桜かもと思ったけど駐車場とか路肩の広い所もないし、番所の桜はナビではまだ1㎞先ってなってる。
もしかしてまた無名の一本桜かもと思って、200mくらい進んだ先に広い所があったからそこに停めて桜の咲いてる丘に登っていった。


思った通りすごい良い感じの一本桜。

昨日までが嘘みたいに簡単にすごい風景が見つかる。

小川村面白い。


月明りで撮ってもきれいそうだけど、もう月はだいぶ細くなってるから無理だ。

夕陽で撮るとアルプスが逆光で黒くなるからな…。でも桜が赤く染まるならきれいかな。
しばらく眺めてから番所の桜の所に行ってみたけど、正直全然いいと思わなかった。

まだ桜が開花したばっかりっていうのもあるけど、並べて植えられた枝垂れ桜で公園感があり過ぎて風情がない。

12時になったから昼ご飯食べに道の駅おがわに戻ってついでに小川村のパンフレット見てみたけど、今日撮った一本桜はやっぱりどれも無名で村が推してる風景は微妙なのばっかりだった。
数年経てば今日の桜も何とかの桜って名前付いて有名になってくるかも。
無名の時期に撮れるっていうのはうれしい。

おとといくらいまでは週間天気ずっと曇りとか雨が続いてたのに今日見たらしばらく晴れの予報に変わってた。
明日もこのあたりを撮るか別の地域行ってみるか悩む。

今日撮ったところまた撮っても同じだし、他の地域は散ってるか咲いてないかだし。
全然別の地域行くのもありだけど、アルプス入れるのにこだわらずに小川村の桜をもうちょっと撮ってみるのもいいかも。

またぽかぽかランド美麻の温泉浸かりながらゆっくり考えるか…。

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