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2021年夏旅⑦(栃木・群馬・新潟)

6月24日
明日登れるか分かんないけど一応準備をしておいて昼過ぎに日光の丸沼ダムって所の砂利の駐車場到着。

金精峠の登山口駐車場で車中泊しようかと思ってたけど、電波があるか分かんないし電波ない場合また戻るのも面倒だから登山口まであと12㎞だけどここでいい。
16時くらいから結構雨が降り出したけど17時には止んだ。
このまま晴れるかなと思ったけど夜中もまた降り出してきた。


6月25日
1時くらいに目が覚めて、雨の音がしたから今日はやっぱり無理かもと思いながらうつらうつらしてたら夢見てて、架空の白根山を登ってたけど2時の目覚ましで起こされた。

外を見たら雨も止んでて一つだけ星が見えたから晴れるかもしれないと思って天気予報確認したけど雨予報。
でも1時間天気では10時から雨マークでそれまで曇りだから10時までに戻れば一応大丈夫かも。

気象衛星の画像を見る限りじゃ、夜は赤外カメラの画像しか見えないからはっきりとは分かんないけど、長野の方から晴れてきてるように見えたから多分青空も見えるはず。
登山口に3時半前に着いたけどさすがに誰も停めてなかった。
雨で下草が濡れてるだろうから久しぶりに長靴で3時34分出発。

しばらく霧の中を登ってたけど途中で霧が薄くなってきたから更に登っていったら上はやっぱり青空広がってちょっと雲海も出てた。


凄いきれいでここでしばらく撮るべきか迷ったけど、早く上からの光景がどうなってるのか見たくてスマホで1枚撮っただけだった。

後から考えると今日はここが一番きれいだったんだけど、花があるわけでもないししょうがないか。せめて1枚くらい一眼レフで撮っとけばよかったかな。


5時56分日光白根山山頂到着。標高2578m。
日光白根山とか奥白根山と言われるみたい。
登山道の道中では奥白根って書かれてた。統一しないと知らない人混乱しそう。

一番乗りだったけど別ルートからもう登ってきてる人が見えたから、山頂からの景色をちょっと撮ってもう下山し始めることにした。


早朝は全体的に青空だった気がしたけど山頂着く頃には北方向しか青空無くなってた。

でも雨予報でこれだけしっかり景色が見れたから充分かな。
中央奥に多分燧ヶ岳と思われるシルエットがあった。
あれからもう一ヶ月近く経つのか。


花を探してみたけどイワカガミさん以外ではこの黄色の花くらいだった。
この花も数か所にちょっと咲いてるだけだった。

まだ時期が早いのか元々そんなに花がある山じゃないのか…。どっちもかな。


中禅寺湖とかの方向かな?
湖が多過ぎてどれがどれだか分かんない。

特に日光は人が多いイメージでずっと避けてたからな…。


山頂眼下に五色沼。
一切経山も蔵王もここも山頂付近に沼がある所ばっかりだ。

ここは完全逆光だからちょっと撮りづらいかな。

空が白いからHDRを使用する気にもなれず手持ちでちょっと撮っただけだった。


右手前に見えてる沼が弥陀ヶ池。奥にあるちょっと大きい二つの沼は菅沼っぽい。
菅沼登山口ってのもあるから、あそこからも登ってこれるみたい。


なんかちょっと象徴的な岩峰。


登り時に花をほとんど見かけなかったけど、下山時にゆっくり見回しながら歩いてもやっぱりほとんどない。いい山だけど花ないんじゃ撮りようないな…。


弥陀ヶ池まで下りてきた。


チングルマに似た白い花と白根山。

花はこのくらいしかなかった。


五色山まで戻って五色沼と白根山。
こっちから見る沼の色はすごい。
紅葉したら相当絵になりそう。

全体的に秋が一番きれいな山な気がする。


五色山から金精山の稜線上の風景。
だんだん暗く雲行きが怪しくなってきた。

10時から本当に雨降りだしそう。


金精山を振り返る。


谷奥に金精山登山口駐車場が見える。

ここまで来れば雨降る前に帰り着けるし一安心。


金精峠付近でシャクナゲが満開かちょっと散り気味だった。
山頂手前付近にもシャクナゲっぽい葉っぱがたくさんあったから案外シャクナゲで有名な山なのかな?

9時20分に駐車場到着。
山は黒い雲に覆われてたけど川場村方面に帰ってる間はむしろちょっと晴れてきてた。
山だけ降ってる感じかな。

最近梅雨前線とは違うところで雲が沸いたりして夕立になってるから天気がほんと読みづらい。
山の全景が見れたのは良かったけど、下山しながらやっぱり花がしっかりある山で、ちゃんとピークの時に登りたいって強く思った。

道の駅「白沢」の温泉入ってまた川場村の道の駅で車中泊。
アルスラーン戦記15巻が出てたからいい暇つぶしができた。


6月26日
朝からもう7回目くらいの登山予定の見直しをしてた。
次6月28日に燕岳を登る予定でいたけど、最近登った人のヤマレコの情報でも全然コマクサについて触れられてなくてまだ全く咲いてないのかも。

考えてみたら例年の見頃すら調べてなかったかもと思って調べたら、例年7月中旬から8月に咲くらしい。
近年では7月初旬に咲きだすこともあるってくらいで完全に花期を勘違いしてた。
7月中旬ってなると東北と北海道行ってるから燕岳は8月の頭くらいに変更した。

そうなると6月28日が空くから代わりにどこかないか調べて、新潟県の火打山が花の名山みたいで、7月1日に予定してる八ヶ岳にも少し近づくしいいかもしれない。
週間天気が相変わらずずっと曇りと雨の予報でちょっと気が沈むけど、とりあえず予定は決まった。

すっきりしたところで朝の道の駅を散歩してるといつもの白猫がなんかご利益ありそうな姿で座ってた。


ドラゴンボールのカリン様みたいな顔してる。
この子は目が悪いみたいで目を開けててもこれに近い状態。

土日でまた車も多くなってきたからちょっと小説を買いに本屋行って、昼に帰ってきたら7つある大きい駐車場のうち2つがもう満車状態だった。
日影もなくて暑いから木立のある森っぽい所の駐車場で小説読んで過ごす。

夕方道の駅に戻ってみるとだいぶ車の数も少なくなってたけど、緊急事態宣言解除の影響かブームが来てるのか、車中泊の車がかなりいて5月の時の土日よりかなり多くなってた。


6月27日
朝天気予報確認したら火打山の地域で明日少し晴れマークがついてた。
でも9時から12時まで晴れマークで15時から雨マーク。

他は全部曇りマークで一番いい朝の時間帯は曇りっぽい。
どうしようか迷ったけど急遽決めた山だし、そこまで完璧な状態じゃなくてもいいか。

その後の天気は相変わらずずっと曇りと雨予報だし。
8時くらいから移動開始してしばらくは曇りだったから少し肌寒いくらいだけど、いい気分で群馬を抜けて長野県入り。

雨が降ってきたから道の駅「しなの」で休憩して16時くらいまで井岡 瞬の「冷たい檻」って小説読んでた。なかなか面白い。
夕方になってもずっと雨が降り続いてた。

登山口まで移動して車中泊しようと思ったけど、4㎞くらい手前でかなり広い路肩があったからそこに停めて寝た。
登山口まで行くと電波ないかもしれないし、ここの路肩すごい開けてて明るい。

登山口駐車場がどんなところが分かんないけど基本的に森の中とかが多いから、雨の日はできれば暗い所では車中泊したくない。虫も多いし。


6月28日
1時に目覚ましセットしてたけど0時前に目が覚めて、1時まで寝直すのもなんだし外出てみたら雲一つなくきれいな月明りと星空が広がってた。
天気予報はどうなってるのか確認したら22時から2時まで晴れマークに変えてた。

3時からまた曇りで8時から12時まで晴れマーク、13時から雨マーク。
当てにはならないけど多少雨が早まったとしてもとりあえず午前中以内に戻れば大丈夫かな?

準備済ませて登山口に移動。登山口駐車場は意外と電波しっかりあった。

森の中ではあったけどまぁまぁ明るめでここで車中泊してもよかったかも。

2時ちょうどに登山口出発。
3時から曇りってなってたけど全然そんな気配もなく山頂着くまで天気持ちそうなくらい快晴の星空のまま。

雨上がりで下草が濡れてるだろうからそれだけちょっと気がかりだったけど、意外と下草を搔き分けて進むような登山道じゃなく濡れずに済んだ。
4時37分に登山口から6㎞くらいの天狗の庭ってところ到着。

山頂までは撮らずに進もうかなって思ってたけど、めちゃくちゃきれいだったからここからはカメラと三脚担いで撮影しながら登ることにした。


池塘に朝焼けの雲が映り込んで清々しい。

ここに到着する前には雲が赤く染まってたけど撮る前に赤味が薄れて間に合わなかった。


外国の風景みたいにあまりにきれいで驚いた。こんなすごい山だったとは。
めちゃくちゃ爽やかでなんか心洗われる。

昨日一日中雨だったから、より一層爽やかに感じた。
正面の高い山が火打山だけど登らずにここから眺めてた方がいいかもと思いつつ、山頂からの風景も気になるし。

光が回るまでまだ時間あるからとりあえず行くしかない。


高度が上がってアルプスも見えてきだした。

天狗の庭に着く前にもチラッと見える所があってその時は真っ赤に染まってたけど、あれを山頂で見るにはあと1時間早く出発しないといけない。


残雪の丘と真っ青な青空。

これが登山道でもあるけど登っててほんと気分がいい。


途中から隣の妙高山も見えだして、いい所にコバイケイソウが咲いててくれた。

湿原にばっかり咲くちょっと地味目な花だけと、ここのコバイケイソウは朝の光を浴びて爽やかできれい。夏の朝って感じだった。


朝日方向にはきれいに水平に雲海が出てるように見えたけどよく見ると雲海ではなさそう。

でもその下にちゃんと本物の雲海も出てるし不思議な感じだった。


6月も終わろうとしてるのにまだまだ大量の残雪で嬉しい。

やっぱ南国育ちだから普通より憧れが強いのかな。鹿児島は冬でもめったに雪見れないし。


正面奥の妙高山からの風景も気にはなるけど13時から雨って一応なってるし時間がない。

妙高山から眺めれば雲海ももう少し近くで見れただろうけど。


5時36分火打山山頂到着。標高2461m。


微妙に背の高いハイマツが多くて意外に山頂からの眺めはちょっと見づらいけど山々は凄いきれい。
中央右の目立ってるかっこいい山は多分新潟焼岳かな?

あっち方面にちょっと行ってみたかったけど、なんか登山道にロープ張られて通行禁止っぽい雰囲気だったから行けなかった。


少し左側の風景。
北アルプスが思ってたより近くに見えた。
花があれば最高なんだけど天狗の庭から先はあんまりなかった。

何かが咲きそうな感じもしたから山頂付近の花の季節はこれからかな?
花の名山ってことで来たから多分何かあるはず。
でも今はほとんどないからしばらく眺めて天狗の庭に戻る。


登ってる時は日影だったショウジョウバカマ。帰りにちょうど光が差して際立ってた。
なんか久しぶりにショウジョウバカマ撮った。

どの山にも大概いてくれたけどしばらく撮ってなかったな…。


ミヤマキンポウゲは山頂付近でもあちこち咲いてた。

朝日が昇ったばかりだから完全に花開いてるのが少なくて撮れなかったけど。


今日の山はやけにショウジョウバカマがきれいに見える。


早くも雲海が上昇してきだした。

天気予報の曇りってこのことじゃないだろうけど、こうなると上空はきれいに晴れてても残された時間は少ないかも。まだ6時半前くらいなのに。


なんとも言えない世界…。


天狗の庭に戻ってきた。
行きは日が差してなくて気づかなかったけどハクサンコザクラがかなり群生してた。

ただ群生してるところは木道から結構離れてて撮りようもない。


水芭蕉もまぁまぁいるけど絵になる方向には咲いてなかった。


全体に光が回って更に爽やかになってた。

いくつもの池塘に分かれて映ってるのがほんといい。

ずっと眺めてたいくらい最高の風景。


花はないのかなって思ってたらちょうど木道近くのしかも山々がきれいに見えてるところにハクサンコザクラが咲いててくれた。
朝が早すぎたせいかほとんどが下を向いてるけど、左の花だけこっちを向いててくれたからよかった。

他の花がピンと咲くまで待ってみようかと思ったけど、どのくらいの時間でそうなるのか分かんないしなって思ってたら火打山に雲がかかりだした。
風も出てきて水鏡も崩れだしたし諦めがついた。

花開く前に天気が持たないかも。
今回は充分過ぎるくらい満足したからこれで帰ることにした。


カメラをしまって下山し始めたらすぐ登山道脇にキヌガサソウが咲いてた。
人生初キヌガサソウでまたカメラとりだして撮影。

ザックに入れたり出したりがちょっと面倒だけどさすがに綺麗過ぎて撮らざるを得ない。
こんな大きい花だったんだな…。


カメラ出したついでに道沿いの小さな花も撮りながら歩く。

スミレの仲間かな?微妙に見たことない気がする。


小さい上に地味。でもよく見るとなかなか面白い花。

探し出すとまだまだいろんな花が咲いてて面白いけどキリがないからカメラをしまって後は下山に集中。滑りやすい所も多いからカメラ持ちながら下山は危ない。

登山道前半部は木道の階段とか整備されてて登りやすかったけど、中盤からは昨日の雨のせいか泥濘が酷いのと水が流れてて登りづらかった。
後半はほとんど残雪と木道歩きで踏み抜きがちょっと怖いくらいだった。

10時8分に登山口到着。
雨降らないか心配だったけどまた青空見えて陽射しが強烈だった。
山の方は雲がかかってるから早めに下山しておいてよかった。

これで6月予定してた山は全て登り切った。
梅雨真っただ中の6月に花期の都合で多少変更はしたけど、予定してた山全て晴れた状態で登れてほんとありがたい。

豊野りんご温泉ってところで汗を流して、次回のぼる予定の八ヶ岳方面に向かった。
結局15時くらいから平地でも雨が降り出して朝の風景が嘘だったみたいにジメジメとした梅雨空が戻ってきた。
今日中に八ヶ岳の登山口に着いても意味ないからとりあえず途中の道の駅「上田 道と川の駅 おとぎ」で車中泊。


6月29日
夜中もずっと雨が降り続いて今日も9時までずっと雨だった。
朝天気予報確認すると八ヶ岳の赤岳山荘は30日が8時から10時だけ晴れマーク。

なんか昨日の感じと似てるけど、どうしようか悩み中。
予定では7月1日で立ててたけど花の開花的には1日くらいでそんなに変わんない気がするし、昨日みたいにすっきり晴れるならいいかな。

とりあえずスーパーで食料とか準備だけ済ませて夕方で判断することにした。
八ヶ岳が6月最後の山になるのか7月最初の山になるのか…。

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