ファーストアルバム満5ヶ月

10月6日。予防接種に行く。この日は4種混合、肺炎球菌、HIB 。これで3回目。3回目ともなれば多少は慣れてくれただろう…と思っていたが甘く、この日が最もギャンギャン泣きまくっていた。予防接種前はミルクを飲んだらダメなのだが、タイミングが悪いことに、前のミルクから結構時間があいたところで病院に向かうことになってしまったからだ。診察室に入る前からグズグズで、出てきた頃にはさらに泣き。周りからの生暖かい視線が少し恥ずかしい。家に帰ると死んだように長いこと寝こけていた。

この頃になるともう自分で寝返りを打てるようになり、こちらがむりやり仰向けにしてもジタバタともがき、またすぐうつ伏せになる。完全にうつ伏せがマイブームのようである。元気があるのは良いのだが、突っ伏したままで寝ていると突然死のリスクが高まるらしいし、ベッドの上に置いておくと勝手にコロコロと転がって落っこちそうになるので危ない。ますます注意が必要になる。


10月21日。3ヶ月検診の時に頭囲の大きさを指摘されて、それ以来気にかかるので週に1回は自分たちで頭囲を測るようにしていたのだが、それがいよいよ標準範囲を超えてきた。わずか数ミリではあるが、成長曲線は確かに上限を突破し、このままだと2次関数的にどんどん大きくなってしまう。次回の区役所の検診は1ヶ月先だが、不安なので早めに診察してもらえないか連絡することにした。

朝いちばんに電話をかけ、区役所の保健師に繋いでもらったのだが、どうにも対応がパッとしない。現在の状況をできるだけ伝えてみても、「う~んでも、診察の予約は1ヶ月先ですし、今の段階でどうこう言われましても…」いや1ヶ月先なのはわかっとるわ。そこをどうにかしてくれゆうとんねん。受け答えの仕方からイレギュラー対応したくない、面倒ごとに関わりたくないという気持ちがありありと感じられて、脱力した状態で電話を切った。仕方ない、こうなったらかかりつけの病院に連絡してみるか…と思っていたところ、30分後に区役所の方から電話がかかってきた。

「先ほど電話に対応した者から話を伺いまして、気になって電話させていただきました。診察まで1ヶ月もあると不安ですよね。もう一度詳しい状況を聞かせていただけますか?」

仕事ができる人キター!区役所がどうこうと言うより、こういうのは本当に当たった人によるのだな…と思いつつ、頭囲がぐんぐん大きくなっていることを伝えてみた。ただ頭囲が大きいだけで他にこれといった異変はなく、例えばミルクを飲んだら全部吐いてしまうとか、痙攣を起こしているとか、元気がなく1日中ぐったりしているとか、そういったことは特にない。それであればやはり今の段階では様子を見るしかないだろう、もちろん自身の判断で病院を受診してもいいけれど、はっきりした所見が出るかは定かではないと。やっぱりそうか…となりつつも、それでも対応のクオリティによってこちらの納得度や安心度も違うもので、ひとまず今週はおとなしく様子を見るか、ということで落ち着いた。


11月3日。引き続き週一で頭囲を計測している。相変わらず成長曲線の上限きわきわを沿うように成長しているのだが、そこまで上限から離れていくことはない。ファーストアルバム自身は相変わらず元気である。やはり誤差の範囲、ちょい頭がデカい個性だということにするか…と、ひとまずは安堵している。

寒くなってきたので厚めのロンパースを着せている。ここぞとばかりに色々な服を着せ替えている。アメカジ風の洒落たロンパースなんかもあったりして、オシャレさせるのが楽しい。ただどれもすぐによだれでベチョベチョにするのだが。最近は指しゃぶりが激しくなってきて、今まで親指一本だったのが五指全てをいっぺんにくわえたりするので、口が開きっぱなしでよだれがダラダラなのである。たまに自分でむせたりもする。あと自分の足をつかんでアルマジロみたく丸くなることも多くなった。いろんなものを掴みたい年ごろなのだろう。月が変わるごとに新しい仕草、新しいクセが生まれるので飽きることがない。

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