ファーストアルバム3週目

6月20日。妻の発案でニューボーンフォトを撮ろうとなった。90年代V系脳なのでニューボーンと言われても Pierrot の「Newborn Baby」しか思いつかないのだが、言葉そのまま生まれたての頃の写真を撮ろうということである。ただコロナ禍なのでスタジオでの撮影はできない。写真家さんに我が家まで来てもらって撮ることになった。これがファーストアルバムにとっては人生初の公式フォトセッションである。

昼過ぎまでの仕事を終えて帰宅するとすでにセッティングが始まっていた。ふかふかのカーペットを敷き、布製の王冠やらアルファベットの文字盤やら数本の花やらが用意されている。ファーストアルバムは熟睡している。妻いわく撮影のタイミングに合わせて授乳やおむつ替えを済ませておいたとのこと。さすがだ。寝ている隙にオシャレな布でくるくる巻きにされ、様々なポーズで撮影されるファーストアルバム。ソロショットは事なきを得た。ついでメンバー全員で。だがここでファーストアルバムが目を覚ます。ぐずる。しかし写真家さんも手慣れたもので、だっこされてぐずる様子を見ながらパシャパシャとシャッターを切っていく。生まれたての赤ん坊は表情のパターンがなく、泣き顔か真顔かしかないので、真顔だけよりかは泣き顔も撮っておいた方が後々思い出になる。そんなこんなで何とか終了。後日データが届く。楽しみ。


6月24日。いつものようにおむつを替えようとすると、ファーストアルバムのおしりが真っ赤に腫れているのに気づく。おむつかぶれである。明らかに痛々しい。どうりで最近ギャン泣きが激しいと思った。今はちょっとうんちの頻度が多く、1日に7~8回くらいはおむつを替えている状態なのだが、もしかしたらミルクをあげすぎているのかもしれない。病院を受診しようかとも考えたが、検索してみると対策としてはこまめに便汚染をきれいにしてワセリンや炎症止めを塗るくらいしかないらしい。それなら自分でやるか…ということで薬を調達してきた。炎症を抑えると同時に、油分なので便をいくらかはじいてくれる。これでそのうち良くなるはず。ところで自分は90年代V系脳なので赤いおむつかぶれと青い蒙古斑を見て「紅い空…蒼い月…」と歌う Dir en grey を連想してしまったのだけどどうでもいいですね。

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