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ファーストアルバム満1歳10ヶ月

3月22日。またしてもファーストアルバムが耳をぽりぽり掻いているので、不安に思い再度耳鼻科に連れて行く。中耳炎ではなかったが、ものすごい勢いで耳垢が発掘された。さぞかしすっきりしたことだろう。


3月23日。少し暖かくなってきたので、ファーストアルバムを海に連れて行ってみた。芦屋は山も海も近いのが良い。電動自転車をすっ飛ばして砂浜に到着。人生初の海を前にしたファーストアルバムは、驚きのような困惑のような、なんとも言えない表情。砂をわっさわっさと掘り返したり、波が寄せてくるとびっくりして逃げたり、そのあと近づいてみたり。反応が新鮮で見ているこっちも楽しい。しかし足を取られて転げ、ズボンがぐしょぐしょになってしまい、さすがに風邪を引くと思って退散してきた。家に帰って水浸し&砂まみれのファーストアルバムを見た妻は絶叫していた。すみません。


3月28日。ファーストアルバムの検診。全力で泣きわめいて抵抗するファーストアルバムを3人がかりで抑え込み、身長、体重、頭囲を測定する。頭囲だけは相変わらず平均よりデカいが、いずれも成長曲線に沿っての増加だったので問題はなし。ついでに発語や指差しが全然できない件について医師に訊いてみたが、やはり個人差もあるので今の段階ではなんとも断定はできない、継続して様子を見ようということに。仕方ないか…。

ちなみにその後、ふと気になって「自分が幼児の頃はどうだった?」と親にメールしてみたら、「2~3歳ぐらいで二言三言だった。おいしい、とか」とのこと。自分は下に弟が2人いるのだが、3兄弟全員がそんな調子で発語は遅かったらしい。完全に父親似じゃないか。遺伝子の影響力におののくとともに、どうにも苦笑いがこみ上げた。


4月4日。いよいよついに、ファーストアルバムが保育園に行く。最初は1時間半程度の慣らし保育。果たしてどんな反応をするのやらと戦々恐々としていたが、園内に連れて行くときは泣かなかった。むしろ建物内の階段をふんがふんがと全身を使ってよじ登っていった。

そして1時間半経過。以下保母さんからのレポート。

  • とりあえず園内にいる間は泣かなかった。

  • 他の子と遊んだり関わりに行く様子はなし。

  • 目についた引き出しや扉を片っ端から開けまくり、園内を探索し続けていた(家でも引き出しや扉を開け閉めするのが好き)。

  • トイレに初めて座った(実際のトイレはまだ)。

妻が迎えに行くと、やっぱり不安だったのか、今にも泣き出しそうな顔をして鼻水をグズグズさせながらダッシュで抱きついてきたという。あまりにもいじらしくて、話を聞くだけで思わずこちらの涙腺も緩んでしまう。そして疲れたのだろう、家に帰ったら即座に寝こけてしまった。大変だが当然次の日も、その後も登園生活は続く。がんばれファーストアルバム。父親似なので内気で人見知りなのはわかっているが。

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