ファーストアルバム満2歳2ヶ月
7月7日。七夕祭りということで、保育園から短冊を渡されたので願い事を書いた。ファーストアルバムの代弁でもいいとのことなので「ケーキをたくさん食べられますように!」と。ファーストアルバムはケーキに目がない。ショーケースにケーキがいくつも並んでいるのを見ると目をらんらんと輝かせて「ふあー!」と感嘆の声を上げるし、先日スーパーに買い物に連れて行ったときなどは勝手にひとりで脱走し、同じ建物内にあるカフェのイートインコーナーの椅子によじ登り、店員さんを見つめて無言でケーキを要求する始末だ。またそのうち食べられるといいね。あと織姫と彦星やスイカの制作もした。ファーストアルバムの自由奔放な感性が活かされた仕上がりである。
7月29日。早朝から病院に赴き、ファーストアルバムの頭部の MRI を撮影してもらう。2歳を過ぎても発語がないのが気にかかるため。いつもの通り何をするにしても全力で泣きわめいて抵抗するファーストアルバムだが、点滴を繋いで麻酔をかけると即座に眠ってしまった。特に滞りなく30分程度で終了。結果、脳の形や血管、神経などに特別な異常はないとのこと。平均よりも多少頭囲が大きいのは個性でしょうと。採血の結果も問題なし。念のため秋頃にも検診の予定を入れてもらうが、現段階で心配することはなさそうで一安心。気長に言葉を教えていくことにする。
そして午後からフジロック。今年も自分は在宅配信組。情操教育の一環ということでファーストアルバムとともに、この3日間のみリビングのテレビを独占して楽しませていただいた。他に誰もいないのをいいことに好き放題にはしゃぐ自分と、そんな自分の真似をして楽しむファーストアルバム。曲が終わって拍手が起こるとつられてファーストアルバムも拍手をするのがかわいい。多分 JPEGMAFIA と鈴木雅之が一番ウケが良かった気がする。妻はずっと我々を白い目で見ていた。
8月1日。ついに恐れていたことが起こった。最初に自分が、続いて妻とファーストアルバムもコロナウィルスに感染してしまったのだ。午後から急速に熱が出て、翌日朝にはさらに上がっており、なんとか近所の発熱外来を予約して、検査したらはっきり陽性だと。ああ…と何とも言えない胸に穴が開いたような心地になった。もう今は家族のうち誰か一人でもコロナに感染したら即全員がアウトになる状態だとドクターは言っていたが、まさしくその通りになってしまった。まあ全員いわゆる「軽症」ではあったのだが、当然ファーストアルバムはワクチンを打っていないし、こちらで熱を測るなど以外は症状の訴えを訊くことができない。しかも座薬を入れてもなかなか熱が引かず、発症から丸2日ほどは39℃以上の熱が続いたので、かなり危機感を覚えた。幸いその次の日からは症状が軽快し、いつも通りに暴れ回れるようにはなったのだが…まさか味覚や嗅覚に異常が残ったままじゃないだろうかなど、今後も注意が必要だ。
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