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ファーストアルバム満2歳9ヶ月

2月16日。いよいよファーストアルバムを言語リハビリに連れて行く。とは言っても初回なので、ひとまずは今どういう状態かを聞き取りし、今後のスケジュールを立てるところで終了となる。再々確認していることだが、聴力に問題があるわけではないし、指差しはそれなりにできる、こちらの指示もある程度通る、あとは喋るだけというところ。親御さんが「うちの子は全然喋らなくて…」と相談する際、だいたいの場合は言っても2、3語くらいは喋れるものらしいが、ファーストアルバムは意味のある発語が本当に皆無なため、言語療法士の方も「お、おう…」みたいな反応になっていたという。とりあえず家では、ファーストアルバムが言わんとしていることを一緒に言ってあげる、なるべく簡単な言葉でファーストアルバムの目に見えたものを教えてあげる、などの訓練をより一層意識的にやっていきましょうとなった。今までにも散々やってきていることなのは我々も言語療法士の方も重々承知ではあるのだが、今の段階で具体的な病名をつけることは不可能だし、「より一層意識的に」、だと。うーむ難しい…。

ただ、言葉こそ喋らないものの、様々なことに興味を示してはきている。例えば自分でシャワーを持って体を流す、ボディソープを出して洗う、ズボンや靴下を持ってきて履こうとするなど、自分でやりたいと思うことが少しずつ増えてきた。あとは我々が晩酌で乾杯し、ビールを飲んで「か〜っ!!」とやっている様を真似し、牛乳で乾杯して同様に「か〜っ!!」と声を上げたりもしている。変なこと覚えるもんだな…と妙に感心するが、こちらが手取り足取り教えずとも見様見真似で修得していくことは色々ある。本当に、言葉以外は。次回は少し間が空いて5月になってしまうが、5月からは月一のペースで予約を取ってもらうことに。ありがたい。プロの技を我々もしっかりと修得しなければならない。

そして最近はずっと風邪が治らない。治りかけてきたと思ったら保育園でまた別の菌をもらってきて、のエンドレスループ。鼻水と咳がいつまでも続くのですっかり耳鼻科の常連となっている。鼻水が出てはそれを手で豪快に擦るので、顔面がコッテコテの状態になっていることもザラ。機嫌は普通で、その辺をよく走り回るし、食欲もありすぎるくらいあるのだが、なかなかスッキリとはいかない。そして至近距離から飛沫を浴びまくっているので、何巡もして熟成された風邪の菌が当然のごとく我々にうつったりもする。

そんなこんなでなかなか悩みの種は尽きないが、夜に仕事から帰ったとき、ドアの開く音を察知して玄関まで「キャー!」と叫びながらニコニコで猛ダッシュしてくる姿を見ていると、まあなんとかなるか〜などとついつい楽観的になったりするのであった。

あと写真は雛祭りのときの制作。ファーストアルバムの手によってかなり独創的なお内裏様とお雛様になった。少し NUM-AMI-DABUTZ のジャケットを思い出したりした。

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