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ファーストアルバム満3歳

5月6日。コンビニで幼児番組「シナぷしゅ」の絵本を発見したファーストアルバムが、どうしてもこれが欲しかったので妻の買い物かごにこっそり忍ばせ、もちろんバレるので棚に戻され、すると何としてでも欲しいのだ!と言わんばかりに絵本を持ったまま店の外へと脱走してしまう。あわてて連れ戻すと全力で泣き叫ぶ。仕方なしにご購入。ていうかきみ最近あんまりシナぷしゅ見てないですやん。YouTubeで鈴川絢子さんのチャンネルに夢中ですやん。今後どこかに買い物に行くたびにこういうことが増えていくのだろう。嬉しいやら困ったやら。

5月8日。ファーストアルバムの言語リハビリのため通院。家族三人で言語リハに参加するのは初めて。現在のファーストアルバムがどれほどの状態なのか、どこまで理解力があるのかを確認したところで前回は終了しており、今回から本格的に言語リハ開始…かと思ったが、内容的にはあまり前回と大差なかった。様々なおもちゃで遊ばせてみたり、言語聴覚士が声掛けをしたりして反応を確かめていく。結果、理解力にはさほど問題は見られなかった。ひとつひとつのおもちゃに対してそれなりに集中して取り組み、正しい使い方で遊ぶことができていた。きちんと声掛けにも反応している。あからさまに注意力散漫であったり、意図を理解できないわけではない。ただ言葉だけが出ない。やはりグレーゾーンという結論。

こちらとしては正直、もっとがっつり言葉を教えていく塾のようなものをやると思っていたので、まだそれやるの?という思いが拭えなかった。今後も月1ペースでこれを続けるとして、果たして効果があるのだろうか…。少し不安が湧き上がる。保育園の先生からは私設の幼児塾も紹介できますよ、という話はもらっていた。最悪そこに通うしかないか…とも思うが、そちらは1回のレッスンが40分程度で、1回7000円。それを週1ペースで行うのが理想とのことなので、月28000~35000円の出費という。いやそりゃ出せるのは出せるけど、地味に痛いな…それで本当に効果が出るのかもわからんし。悩む。

そして妻の精神的ストレスが明らかに増えている。ファーストアルバムがいつまでも指差しや喃語ばかりで要求を示してくるので、喋らないとわからない、同い年の子はもうとっくに喋っている、といった風に大きな声で怒ってしまう。良くない怒り方なのは頭では重々わかっているけども、ついつい表に出てしまう。そしてウェブで言語障害や自閉症スペクトラム障害などについてひたすら検索し、我が子のこの部分が当てはまるんじゃないか…などとドツボにハマる。こちらの方のケアも考えないといけない。

5月21日。近くの川にファーストアルバムと遊びに行く。休日はなるべく公園や電車など外に連れ出すようにしている。川に沿って一心不乱に南下し、川の流れ行く先を確かめに行くファーストアルバム。ほとんど夏みたいな気候だったので、川べりでちゃぷちゃぷと水遊びもする。冷たくて気持ちがいい。川の底の方まで手を突っ込み、石を拾っては投げてを繰り返す。特に教えてはいないのに川の危険性を本能的に察知しているのか、しっかり体のバランスを取ってかなり慎重に手を伸ばしているのに感心する。最終的には足からも川に入ってびしょ濡れになってしまうのだが。帰り道に缶ジュースを買ってあげると心底嬉しそうな笑顔を見せ、両手で大事そうに持ち、飲みながらとぼとぼと家に帰る。こういう日々の積み重ねが大事なのだろうなと何となく思う。

そして3歳の誕生日パーティー…の予定だったが、妻の両親の方の都合が悪くなり、しばし延期となる。とにもかくにも、3歳おめでとう。

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