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リバーサイド

上京して1日目でできた目標は引越しだった。

あまりにも予想外のスピードで内定を
頂いたために前社の引き継ぎで忙しなく、
部屋の内見をする時間もなかった。

でも私は後悔している。
どんなに忙しくても内見は重要な手順だった。
部屋が決まるまでホテルのマンスリー滞在を
する選択肢もあったというのに(後から知る)

まあいいか。
東京で働きたいと思っていた4年間を過ごしていたので、最大目標が叶ってバーンアウトとかになっても困る。

そんなこんなであとニヶ月で上京して一年を迎えようとしている。そんな今ようやく本格的に部屋探しを始めた。

この一年、物件探索サイトにどれほどの時間を
注いだか。軽く小説5冊は読めるくらいだ。
時間が経つにつれて住みたい場所は変わるし、
条件も変わってくる。部屋を見すぎて、
もう住んでしまった感覚にさえなっている。

そして定期的に変わる今のわたしの理想の立地条件は、リバーサイド物件だ。

よくリバーサイドは虫が湧くとか匂いが気になると聞くけれど、虫は平気だし、匂いも敏感ではない。もはや鈍感くらいだ。

水は見ているだけで気持ちがやすらぐ
部屋にいてもベランダに出るだけで、窮屈な世界から解放される気がしている。
と綴っている私は今、仕事終わりの華金に中目黒のリバーサイドにあるスターバックスにいて、よりそう強く思う夜なのである。

金曜の夜は定期的に帰りたくない病にかかるため、今日は家に帰らずに至福の時間を過ごしている。

(脱線するが、私にとってスタバのフラペチーノはショートショートくらいで充分だ。あまい
フラペチーノではなく、ショット多めのラテにすれば?と自分でも思うがフラペチーノが飲みたい。)

今日は飲み物は、職場に持ち歩いている水で良かったのでピスタチオとラズベリーのケーキを頼んだ。お洒落な口あたりだった。

金曜の至福の時間

とりあえず私にはリバーサイドへの夢がある。
それだけの話である。

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