SIIFメンバーの「2020年、心に残るインパクト界隈のニュース」はこれだ！

2020年、今年も残すところわずかとなりました。
この1年間、インパクト投資、社会的インパクト評価の理解促進、社会起業家への支援を行ってきたSIIFのインパクト・オフィサーに「インパクト界隈の心に残るニュース」の緊急アンケートを実施しました！
*著作権の関係上、リンク先の記事は一部会員向けとなっております。ご了承ください。

社会・環境対策で新株　使途限定、SDGsに対応 ポピンズは新規上場で保育施設
2020/12/9　日本経済新聞　朝刊
インパクト投資がいよいよメインストリームに繋がりはじめた！という嬉しさとともに、黎明期は早くも終わり普及期に入ったこと、その変化の速さに身が引き締まりました。

KIBOW社会投資ファンド、投資先のmanaby社株式をmanaby社のパートナー企業に譲渡　 「ソーシャル・フランチャイズ」モデルの拡大へ貢献
2020/10/01　グロービスHP
IPOやM&AによるExitではなく、志を同じくする仲間に譲渡するという意味で海外でも注目され始めているExit to Communityの事例と言えそうだということをKIBOWの山中さんとも議論しました。インパクト投資のExitはもっともっと自由で柔軟で新しくなれると思いました！

GSG国内諮問委員会、金融庁が「インパクト投資に関する勉強会」開催。18日に初会合
2020/06/12 Hedge Guide
勉強会では、毎回、会場となる金融庁からこっそり1000㎞以上の道のり離れた在宅オフィスから画面投影係を担当しています。勉強会を通して、黎明期である日本のインパクト投資に係るトップリーダーの方々の覚悟や責任感、迷いや悩みなどの、黎明期ならではの生の声を伺うことができ、また、それを契機に議論が深まり、意義や課題が共有されていく様子は、日本のインパクト投資の歴史における重要なポイントであると感じます。また、このようなシーンにはなかなか立ち会えるものではなく、まさに市場が形成されていく様を目の当たりにする貴重な機会をいただいていると感じます。関心の高さは、オブザーバーという名の参加者が続々と増えていることからもうかがい知ることができます。

SIIF、社会起業家支援プログラム「日本財団ソーシャル・チェンジ・メーカーズ」一期生の3社に総額7千万円超の資金支援
2020/6/23 Hedge Guide
SIIFとして小さいながら「インパクト起業家」という言葉を使って取り組んだ初めての事業かなと思いました！

多拠点ライフプラットフォーム「ADDress」、Bonds Investment Groupをリード投資家とするシリーズBの資金調達を実施
2020/8/6 PR TIMES
担当チームとして、コロナ禍への対応を含めて資金調達が必要になったインパクト起業家の資金調達ストーリーをゼロから拝見させていただきました。結果的に想定以上の資金獲得に成功しました。経営者や描く世界観の魅力のなせる業でしたが、ポジティブ、ネガティブ、両方の面から、伴走者として貴重な体験をさせていただきました。

ダノン、「Bコープ認証」で若者取り込む社会へのインパクトを見える化
2020/8/31 日経ESG
ダノンジャパンがB corp認証を取得したこと。ダノンというアメリカやフランスでは上場もしているグローバル巨大企業で認証取得はやっぱりすごい。ダノンはもともとソーシャルイノベーションの世界では言わずと知れた先進企業だから筋金入りではありつつも、B corp認証が人材獲得にも資する、という観点も面白いなぁ。

温暖化ガス排出、2050年実質ゼロ　菅首相が所信表明へ
2020/10/21 日経新聞
日本も国際社会においついてきた感じ。難題が多く、実現可能かを問う意見も多いけれど、政府が大号令をかけたことで企業も一般市民も一緒に取り組めればいいなと思います。

「インパクト投資」もしくは「社会的インパクト投資」のマスメディア掲載回数は479回！2019年度比で11.9%増！
日経テレコン登録メディアにおいて「インパクト投資」もしくは「社会的インパクト投資」という言葉の掲載回数は479回。言葉だけが「流行りもの」のように独り歩きしないよう、言葉と概念を大切にしながら丁寧に広報活動をしていきたいです。

すっかり世界が変わってしまった2020年。
人との物理的な距離は広がったけれど、人との繋がりの大切さは更に増した一年だった気がします。
既存の価値観も大きく変容を求められる今だからこそ、私たちのできることを改めて深く考えて、SIIF一同全力を尽くしていきたいと思います。
2021年、どうか皆さんにとってインパクトフルな一年になりますように！！