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裁判官の弾劾裁判?

・悪い事をするとおまわりさんに捕まるよと昔よく親に言われたものです。では、裁判官が悪い事をするとどうなるのでしょう。
・司法は完全に、上から下への指示、命令、人事で成り立っています。なので、下級裁判所(地裁など)の裁判官は最高裁が人事権を持っています。悪い事をすれば裁判官は異動、左遷、戒告、減給などいろいろありますが、辞めさせるには、弾劾裁判をしなければなりません。弾劾裁判は、立法府の衆議院議員が取り仕切って行います。
・三権分立の理屈です。司法の良くない所を立法が正すような感じです。逆に言うとそうでもしない限り裁判官を辞めさせることができないとも言えます。
・添付したニュース記事の裁判官は、裁判内容について被害者の気持ちを逆なでするようなSNS発信をしていました。最高裁から戒告を2回受けても、やめなかったようです。
・もし、警察官が捜査資料の感想を、教師が進路指導の様子を、医師が患者の病気のことを、揶揄(やゆ)したり、からかったらどうでしょう。免職だったり、減給だったり。個人経営の医師なら患者はこないでしょう。
・裁判官は弾劾裁判にかからなければ、それまでは何をしてもよい、ということにもなります。そんなに裁判官とは特別な上級国民なのでしょうか。同じ日本国民であり、権利も義務も同じはずです。周りから敬意を持たれてもよいでしょう。難しい司法試験に合格して勉強されているのだから頭もよいに違いありません。
・しかし、ものの常識や程度というものもあります。頭がよければ何をしても良いわけではありません。
・まだ、この裁判官の弾劾裁判は決着がついていませんが、内容を読む限り、普通の感覚なら無罪放免にはならないと思います。立法府の常識を信じます。

SNS判事に弾劾裁判 「私的投稿」罷免になるか - 産経ニュース (sankei.com)


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