今日のできごと。
いつもどおりの朝だけど、日曜日なので10分早く家を出た。バスが少ないから。
「何で日曜日なのに仕事行ってんだろう」
最近思うことが増えた。
まあ、シフト制だから仕方ない。
大したことはなかったので、定時退勤。
タラタラしてんじゃねーよをつまみつつ、帰りのバスを待っていた。
することはないので、ぼけっと白色の車を数えていたら、高齢の女性に声をかけられた。
「○○町へ帰りたいんですが、どのバスに乗ったらいいですか?」
( ᐕ) ………知らねぇよ、お前。
乗って帰るバスがもうすぐ来るから、助けらんねぇ。
日曜だからこれ逃したら次50分後なんだよ。
そもそもそこバスじゃ帰れねえよ?
バス乗るなら途中で降りて、電車乗る羽目になるから最初から電車乗れ!
……え、待てよ?お前遠方はるばるどうやって来たんだ?タクシー?電車?送迎?
まあどうでもいいんだけど、とりあえず来れたなら帰れるだろ、普通は。ってか距離が近い気持ち悪いもう少し離れろ!
という.0005秒くらいで浮かんだことをぐっと押さえて
「あー、ごめんなさい、知らないです。」と返した。
さあ問題はこの後。
高齢の女性は、あ、すみません…と言って、今度は俺と同い年くらいの長髪でk-POPアイドルみたいなルックスのめちゃかわ女の子に同じことを聞いていた。
この子はしょっちゅう見る子で、俺の乗るバスと同じのに乗る。
だから、きっと「何で今!?」って思っていたと思う。
だけど、対応が違った。
女の子は「えっ!○○町…○○町!?」とびっくりしながら色々聞いていた。
「最寄りの駅とか、分かる駅があったら調べられますよ~」
「どうやって来られたんですか?」
そんな所を見ながら、自分のことを優先して、困っている人に何もしなかったことがとても情けなくなった。
最低な野郎だ、そう思った。
高齢の女性は無事、家に帰れたのだろうか…。
気がかりだ。
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