時雨 咲

自称ギタリスト。 爆音の音楽とノスタルジックな写真が大好きです。

時雨 咲

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疲労感は21年目

映画を観た。 おおよそ人生の半分にかけて好きだったアニメの最終章。 5回泣いてしまった。 同時に私が生きている理由が弱く生存欲がとても薄いということを再認識された。 あの日から私は漠然と生きている。 精神的に栓が抜けてしまったようで、新しい感情より滲み出るモノの方が圧倒的に多く、どうしようもない喪失感に襲われている。 昨日食べた飯の味も内容も覚えてないし今日聴いたはずの音楽もメロディも何もない。 そこにあるのは空虚感だけでその中には哀しみと苦しみが着々と充満していく。

    • 1/30 思考 推敲前

      どうも私は生きることが苦手なようで、同じ失敗を何度も繰り返してしまう。 紅茶の入ったマグカップはそっぽを向いて、いつかの私を映すように水面を広げている。 ヒリヒリとした感覚が足先に伝わる。温くなってしまった紅茶は精神の表れだ。 いつのまにか現れたクロネコが笑う。「お前は何がしたいのだ」 気温は-2℃。意識が冴える午前1:36。私は虚無に向かって歩いている。 気が狂ったふりをしながら、私は今までの事を反芻し、反省し、自分を嫌いになれるように今日を書き留めている。 「きっと私

      • アウェイなライブの方が楽しめる。

        生きてます。 久しぶりの更新です。 先日先輩方主催の配信ライブに出てきました。 僕は僕なりにやれる事をやってきたつもりなんですが、観てくださった皆さま如何でしたでしょうか? さて、今回ですがタイトルの通り 【アウェイなライブの方が楽しめる】 という考えについて少し遺そうと思います。 私の音楽。 ポップでもR&Bでもロックンロールでも無い。 形容しがたい音楽(にしたい)は、未だに少数人にしか受け入れられていません。 対して上に挙げた音楽の殆どが大衆に馴染みのある音楽

        • 0から1を作るのは不可能に近い。

          タイトルはあくまでも自分の話である。 勿論、世の中に存在する天才は0から1を作ってしまうのだろうと思うけれど、生憎自分はどうしようも無い凡人なのだなとこの頃ひしひしと感じている。 無理にでもなんとかしないとと思いバンドを無理矢理組んだのだけれど、それも自分を悩ませる種になっているのだから滑稽だ。 何せ僕は人間と音楽をしたことが極端に少ない。 そして思想が強い癖にそれを上手く伝える術を身につけてこなかった。 言葉も、感情も、全て疎かなまま生活をしてきてしまった。 正直自分

        疲労感は21年目

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        • ゴミ箱
          7本
        • 安定
          2本

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          忘れないように

          あまりのスケジュールに意識が吹っ飛んでいた。「忙しいことはいいことだ」と誰かが言ったけれど僕は一切そうは思わない。程よく融けて浮遊しているあの瞬間には敵わない。 好きなアーティストの新曲だって発売日にSNSが騒がしくなっていて気付くほどのものになってしまったし、MVを観ても全くと言っていいほど高揚しなかった。なんなら苦痛だったくらいだ。 それでも、惰性でCDを買ってイヤホンで聴いてみるとMVの時とは違って不思議なくらい染み込んでくる。 結局僕は何がしたかったのかを忘れてし

          忘れないように

          19歳と21歳と34歳

          知人が誕生日を迎えた。 そしてその日はライブだった。 21歳と34歳が「やりたいことをやる」というその目的だけの為にやりたい事をやっていた。 呼吸が出来なかった。 あまりにもLaboratory’sが眩しくて、内側を引っ張り出してくれるバンドは、凛として時雨とLaboratory’sしか僕にはいないから。 ニシキさんはもう面白過ぎた。 「やりたい事をやっている」をやっていた。 結構本気でああいう大人になりたいと思った。 だから僕もやりたい事をやる。 誕生日おめでと

          19歳と21歳と34歳

          夢。

          僕、欲が強いんです。 それは、性欲。食欲。睡眠欲。 三大欲求全てが強いんです。 でも、1番強い欲がひとつだけありまして、 「好きなアーティストと新木場STUDIO COASTを満員にする」 ということでして、 今日、今この文を書いている瞬間に、 その欲が、僕の中の不透明と半透明の部分が、 澄んだ景色に変わっていて、 絶対にこの夢を叶えてやると、 強く、強く、願わずに、努力をすることを、 心に決めたのです。 その為には当然皆さまの力が必要不可欠な訳でありまして。 「結

          生きていくための苦痛

          私事ですが仕事を変え、また新たな気持ちになりました。 それと同時に12/27に企画しているスタジオライブとその先の事で金銭的にも身体的にも余裕が無くなってきました。 それでも僕は生きていたいのです。 それは心臓の鼓動の意味ではなく。 やりたいことをして生きていくという、単純なことなのです。 だから僕はこの苦痛に耐えます。 生きていたいので。 次回ライブは10/17ヒソミネです。 そして12/27千葉にてスタジオライブがあります。 どうか僕が生きている証を、あなた達に感

          生きていくための苦痛

          生きろ。

          仔猫が死んだ。 『13歳だった』 私は受け入れられぬまま、世界を嘆いた。 『誰も覚えてはいない』 明日を生きることを許されなかった君を 『昨日を思い出すことができない僕を』 こうも簡単に殺すなんて。 『いとも容易く突き落とす』 圧倒的な絶望とその先にある絶対的な死への帰着は 僕の首を絞め、 僕の目を突き刺し、 僕の心臓を毟り取る。 『僕にはもう何も残っていないから君がこっちに来ることを防ぐ術はない』 僕が死んだところで世界は回る。 『けれど』 僕は死ね

          生きろ。

          生きている。

          死んでいた。 一昨日までは確かに死んでいた。 確証は無いが、確信だけは確かにあった。 惰性で体を動かし、 泥水のように全てを絵顔で吸収し、廃棄して。 存在証明をせずにただただ死んでいたのだ。 しかし生きている。 真正面に立っているヒトは完全に鼓動を保てて はいないが 確かに生きている。 まるで生き返ったように、 まるで最初から死んでなんてなかったように、 まるで もう一度殺し直されたように。 期待もしない。 さして生きていたくも無い。 それでも生きてしま

          生きている。

          這い出る。何か。

          朝は嫌いだ。 世界の全てが回っていることを気付かせる。 昼は嫌いだ。 「悲痛」に追い打ちをかけるように真理を叩きつけてくる。 夜は嫌いだ。 終末は始まりを乗せて迫ってくる。 進むことも、止まることもない。絶対的で不可逆な暗闇だけが僕のことを許してくれる。 時計の針は折って捨てた。 シャッターは閉め切った。 静寂と騒音を鳴らす鉄の糸。 灯りはぼんやりと浮かぶブルーライトの集合体だけ。 また、誰にも理解されない世界を。 また、誰に届けるでもない 音楽を。

          這い出る。何か。

          情けない

          先日両国でのライブを終えてきた。 「僕は僕なりに全てを出し切って来よう」と意気込んでライブに挑んだ訳だが 何もできなかった に尽きる結果だった。 たかが2つのトラブルに見舞われただけで、 たかが自分のギターが聞こえないだけで、 あそこまで何もできないとは思わなかった。 自分の度胸の無さと、技量の無さと、鍛錬の少なさが、ここまで自分を苦しめるとは思わなかった。 大好きなアーティストのサインを見つけてはしゃいだり、尊敬する先輩方と対バンする事に浮かれている場合では無かっ

          情けない

          twilight__KILL__motion (off vocal)

          僕が産み出した音のひとつです。 ボーカルが入っておらず未完成ですが、初めのひとつとして皆様に。

          twilight__KILL__motion (off vocal)

          twilight__KILL__motion (off vocal)

          初めまして。

          無限の電子の海に漂流し、この場所にたどり着き、足を止めて下さりありがとうございます。 時雨 咲 (シグレ エミ)と申します。 関東の田舎でコンビニバイトをしながらギターを弾いて、誰に伝えるでもない音楽を産み出し、誰に伝える訳でもない音を鳴らし続けています。 このnoteでは僕の日常や、写し撮った風景、産み出した音を電子の海に放流して行く場として活用していきたいと思います。 #日記 #音楽 #写真

          初めまして。