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#本読み対話会 Vol.4 『ゆっくり、いそげ』

湘南・茅ヶ崎でSiguleが主催している本読み対話会の記録を、記憶を辿りながら書いていくシリーズです。


茅ヶ崎市にある「話せるシェア本屋 とまり木」で始めた読書会。
第四回目は影山知明『ゆっくり、いそげ』大和書房をテーマにしました。
(2023年1月21日開催)

対話を重視した読書会をはじめるとき、「絶対にこの本でやりたい」と思っていたのが『ゆっくり、いそげ』です。
2020年2月に本書の続編を求めて初めてお店に行ったので、3年越しで対話会に繋がったと思うと感慨深いです。

さらに嬉しかったのは、この対話会に参加いただいた方々が、その後クルミドコーヒーに行かれたとのこと。
茅ヶ崎から西国分寺まで電車で1時間30分はかかるところ、やはりそこまで人を動かす力がこの本にはあるのだと嬉しくなりました。

対話の中で印象的だったのは、「誘う」ときの誘う側の心の持ちようについて。
たとえばそれこそ「クルミドコーヒーに行ってみない?」と誘うときに、誘った方はどこまで・どんなことを相手に期待しているだろう。
もちろん誘いに乗ってくれたら嬉しいし、そのつもりで誘っているのだけど、その期待の度合いによっては、誘いに乗ってもらえなかったときにすこしばかりショックを受けたりする。
左右するのは期待の度合いなのか、相手との関係性なのか…。

対話会のメモの一部(個人情報をマスクしています)

示唆的だったのは、「相手に委ねる」という感覚。
それは、相手の判断、大仰に表現すれば相手の人格を尊重するということ。
相手の判断を信頼すること。
当たり前のことのようだけど、だから「臆せず誘う」ことができる。

文責:と

クルミドコーヒーと胡桃堂喫茶店、どちらも素敵なので誰かを誘っても、ひとりでも行ってみてください。

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