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#本読み対話会 Vol.5 『スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む』

湘南・茅ヶ崎でSiguleが主催している本読み対話会の記録を、記憶を辿りながら書いていくシリーズです。


茅ヶ崎市にある「話せるシェア本屋 とまり木」で始めた読書会。
第五回目はヨーラン・スバネリッド(鈴木賢志他訳)『スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む』新評論をテーマにしました。
(2023年2月18日開催)

この回あたりから、<社会課題>や<生き方>、<働き方>といったテーマから、教育系が続いていきます。
(そのせいか「Siguleは教育に関心がある」という印象が付いていったようです)

本書はタイトルの通り、教育先進国として注目されたスウェーデンの社会科教科書を日本の大学生が読み、大学で学んでいることや自身の受けてきた教育等と照らし合わせて学びを得ていくというものです。

対話会では、すでに常連さんとなってくれている参加者の方が、通知表のない小学校(茅ヶ崎市立香川小学校)のことを紹介してくれました。
対話会ならではの「日常生活の中にある具体的なことと、本から学べる抽象的なことをつなげる」機能が発揮されたと思います。

個人的に、教育、とくに学校教育について語ることは「結構難しい」と思っています。
学校教育はほとんどすべてと言っていいくらいの人が自ら経験してきています。
しかし、だからこそ、自身が経験してきた学校教育を一般化して語れてしまうところが怖い。
例えば、30年前に小学校教育を受けた人が、その記憶のまま今の小学校教育を、しかも地域も異なる小学校について何を語れるだろう…。
一方で、学校や教職員と地域との「かかわりしろ」が非常に小さく、また広げることの困難さも感じます。
ここは、学校としても行政としても課題に感じ、方策をとりつつあるところです。

ちょっと話がそれてしまいましたが、Siguleとしては、外部の者として学校と地域の関わりをどのように作っていけるかを具体的に考えるようになった回でした。

文責:と

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