えりんぼパパ note 始めます
まだ眠い目を擦りながら、いつものように洗面台に立つ。
鏡には小太り中年が一人。カバに似ている。
最近頭の毛根君はやる気がないのを通り越してほぼ休業中。
「そろそろ人生折り返しかな。」
鏡の中の老け顔カバを見つめながら考える。
生まれて35年、思えば色々あったな。
麻雀バカとして
人生を語る上で麻雀は欠かせない。
オンライン麻雀と出会ったのはもう15年以上前だ。
当時ゲームセンターでMJというゲームが流行っていた。
今もゲームセンターでMJを打つ事は出来るが、当時は基盤が足りずに、並んで空きを待っている人がいるぐらいの人気だった。
麻雀の「ま」の字も知らなかった僕だが、夢中になった。
考える事が好きだった自分にとって、この麻雀というゲームは肌に合った。
気付けば毎日、ゲーセンの開店と同時に台に座り、買ってきたサンドイッチを頬張り、閉店まで打ち続ける。それを2年3年とやり続けた。
時は過ぎ、ネットで麻雀が打てる新時代が訪れる。
ネット麻雀でもMJを打ち込んでいた自分だったが、次第に「もっと強い人に会いたい」と考えるようになり…
そして、ネット麻雀の終着点:天鳳に行き着いた。
今も天鳳でいつ終わるかわからない無間地獄の中、繰り返し繰り返し予約ボタンを押し続けてる。
息子として
親の期待を裏切り続けるダメ息子だった。
親は教育熱心で、幼稚園から塾に通い、小学校受験をした。
中高一貫の私立進学校に通っていたが、中学の頃ぐらいから親の敷いたレールの上を歩いているのが嫌になり、全く勉強をしなかった。
いや、正確に言うと勉強は程々にしていたような気がするが、自発的にすることは全くなかった。
昔から興味のあること以外は極端に集中力が無くなる性格をしていた為、得意不得意の科目がハッキリ出ていた。
大学になると本格的にオンライン麻雀ばかりする生活になり、全く学校に行かなくなった僕は程なく学校を中退した。
そもそも何か目的があって勉学に励む環境で、みんなが行っているから、親も行けと言っているからという動機で大学生活を続けられるはずもなかった。
僕にとって麻雀は親に指示されることなく見つけた初めてのものだったが、親にとっては僕の将来の足を引っ張る最低の娯楽という印象だった。
20歳ぐらいに、麻雀のプロになりたいと言った事がある。
親には「バカな夢を見ないように、知り合いの麻雀が強い人を連れてきてボコボコにさせよう」という計画を立てられ大反対された。
今から思えば、親がどう言おうと自分の夢を押し切ればよかったと思うが、当時お金を稼いだこともない学生の僕には親の言いなりでプロの道を諦める事しか出来なかった。
年月が経ち・・・
最近改めて、親に「麻雀で何か活動をしたい」と語ったことがある。
その際、初めて少しだけ応援してくれた。
親から応援してもらえるまでに、15年かかった。
死ぬまでに少しでも麻雀で何かを成して、親に報告をしたいと思う。
旦那として
嫁とは10年前に出会った。
よくこんな僕と一緒になってくれたなと思うほどの美人だ。
まして僕は高給取りでも、家事ができるタイプでもない。
ルックスも下の下でカバだ。
なんとか振り向いてもらえるように、大好きな麻雀を2年ぐらい封印して誠心誠意尽くした、ような気がする。
今はスッカリ麻雀生活も元通り、最近家族サービスも出来てない。
久々に家族みんなで国内旅行でも計画するかな。
えりんぼパパとして
最愛の一人娘、もうすぐ7歳のえりんぼ。僕の生き甲斐だ。
自分のIDをえりんぼパパにしてしまうぐらいには親バカ。
自分の携帯には娘の写真20000枚と動画1000本が保存され今も増え続けている。
愛嬌があって人見知りが全くなく、いつも歌いながら踊っている、頭の中お花畑ちゃん。
音楽と海とイルカが好きで、勉強とお化けが嫌い。
嫁に似てベッピン、将来有望だ。
習い事はピアノとプール。
生まれつき絶対音感を持っていて、ピアノの鍵盤をランダムに3つ同時に押すと、どの音を押しているか3音全て当てる才能の持ち主。
麻雀は今のところ興味がないけど、覚えたいと言われたらパパの全てを伝えようと思う。
この子の自慢のパパになるために、日々誠実に生きようと誓ってる。
麻雀と家族3人
これからは僕のオンライン麻雀で培った経験をお話ししたり、自分の過去の事、家族でのすったもんだを語ろうと思う。
気軽に読んでいただける記事を目指すので、これから皆さんよろしくお願い致します。