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十社十色の「いい会社」を探す旅

はじめまして、ストーリーエディターの西田優衣です。
普段はフリーランスのキャリアコンサルタントとして仕事をしております。
このnoteでは、私が日々感じたこと・考えていることをお話していく予定です。
今回は、私の経歴とインタビューにかける思いについてお伝えします。

老舗企業時代

私は大学卒業後、名古屋で65年以上続く専門商社に人事担当として入社しました。当時は50~60代の男性が多く、女性社員のほとんどは、高卒事務職で入社して10年程勤めて退職していくことが多い会社でした。
女性でバリバリ仕事がしたくても、結婚や出産を考えると、今と同じようには働けないかもと不安を感じる社員や、実際に子育てとの両立が難しくて退職を選んだ社員がいました。

例えば、女性が妊娠出産により管理職のポストに付けなかったり、男性が育休を取得しにくかったり、性別によって仕事やプライベートの機会に差が出てしまうのは、どうすることもできないものなのかと考えてきました。
働き方や働く場所に選択肢があれば、今よりも自身のキャリアを自分の意思で選ぶことができると思い至りました。この考え方が私の根本にあります。

ベンチャー企業時代

ご縁があってベンチャー企業で働くことになり、カルチャーショックを受けるくらいに働く環境が大きく変化しました。
平均年齢は30代前半、フレックスタイム勤務、チャットツールを使ったやり取り、一つの企画は1~3ヶ月くらいでPDCAを回す…など。

チャレンジできる回数が増えたのと同時に失敗する数も増えたので何度も挫折しました。手段が目的になっていたり、KPI分析がズボラだったり、結果に対するコミット力が弱かったり、と指摘をして頂いて今まで自分は何をしていたんだと落ち込みましたが、かなり鍛えてもらえ感謝しています。

誰かの不得意は誰かの得意

キャリアコンサルタントとして社員と面談していると、誰かの不得意は誰かの得意であることに気付きました。
一人だと不得意な部分が目立ってしまい、せっかく特化した得意があっても評価されにくいように感じます。もしこの人の不得意をカバーできる人がペアを組んだらもっと成果が出るかもしれないと考えるようになりました。

日本の企業は一人に対して成績表オールAを求めているように感じられますが、仕事は全て一人で達成しなくてもチームで達成してもよいものです。
マネージャーという職で例えると、スケジュール管理が得意な人と育成が得意な人がいるので、チームを組み一人で全てを担わなくてもいいのかもしれません。
であればオールAを目指す必要はなく、それぞれの人が特化した何かがあった方がチームとしての総合力が上がると私は考えます。

十社十色の「いい会社」を伝えたい

コロナ禍において働き方に対する考え方が大きく変わってきているように感じます。必要に迫られて刹那的に決めるのではなく、企業がどうあるべきかを考慮した上で働き方も柔軟に考えていけた方が、経営者にとっても社員にとっても意味のある働き方改革になるのではないでしょうか。

「いい会社」とは、経営者と社員がディスカッションして、「いい会社」としてのあるべき姿を考えたときに出てくる答えではないかと思います。十人十色、十社十色でよいものだと私は考えます。

私は様々な経営者様にインタビューをして、紆余曲折あるであろうそれぞれの「いい会社」作りのストーリーをお伝えしていきます。そのストーリーを「いい」と思うかどうかはあなた次第です。あなたにとっての「いい会社」とは何か、を考えるきっかけになれば幸いです。

今回はここまで。次回もお楽しみに!

◆◇しごとば劇場◇◆
会社の数だけストーリーがある
経営者と社員の物語


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