見出し画像

惜別 競馬最強の法則

KKベストセラーズの内紛の煽りを受けて…

現スタッフで編集される『競馬最強の法則』は最終回になります。本当に残念ですね… 

ハッキリ言って、私は質の良い読者ではありませんでした。本屋で立ち読みで済ましてまして…

と言うのも、読むべき所が決まっていたからです。必ず読むのは、

岡田牧雄氏のコラム

清水成駿氏のコラム

G1レースの特集記事

地獄の早耳

ターザン炎上!競馬デスマッチ(気になる登場人物の時のみ)

この雑誌とは20年以上のお付き合いになります。創刊が平成3年、当時は毎号購入していた良質で熱心な読者でした。結婚した頃かな、蔵書を一気に処分して、雑誌買わない主義に変化してきて… 大好きなファッション誌も買わなくなって、本屋で立ち読みするのが至上の楽しみになって今に至るです。なので、大好きな空間は『大きな本屋の中』、近くのジュンク堂が百貨店閉店の煽りをうけて無くなってしまったのは寂しい限りです… 

ちょっと脱線してしまいましたが…

私が絶対読み返すのは、清水成駿氏岡田牧雄氏のコラムです。

清水成駿氏は東京スポーツでも予想コラムを持たれていた競馬予想界の重鎮でした。2年前の夏、亡くなられました。

私の予想スタンスに影響を与えた人といっても過言ではないです。清水成駿氏のラストコラム号だけは購入し、蔵書として保管しています。

清水成駿氏の語られた理論の中で印象的だったのは、

①ジャパンカップは、その年に慶弔があった国の馬が日本円を持って帰る

②ノーザンファーム(社台グループ)の思惑を読まずして馬券は獲れない

①に関しては、外国招待馬が優勝していた時代の頃です。今の言葉で云えば、JRA(農林水産省)が『忖度』していたという考え方です。

②は今も当然に有効な理論で、高本公夫を祖とするサイン馬券も『守破離』をもって変化させないと陳腐化するなと気づかせてくれたきっかけにもなりました。

やり、やらずといったら、八百長みたく感じますが、サラブレッドは消耗品なので、目標に向けて仕上げる為にも出るだけレースがある事を、厩舎サイドの発言のニュアンスで察知する… など、多角的な見地から繰り出す論法には舌を巻きましたね。最高の競馬の師でした。

清水成駿の後釜で、東京スポーツでコラムを執筆する虎石氏にも言及しておきます。ホームランもかっ飛ばす気鋭の予想家、テレ東の競馬中継でもそのキャラクターはなかなかの者!コラムは成駿氏のパクリ感があって、それどうなのよ… 的な感想はあります。

今年の日本ダービーの予想で私は正直残念で仕方ありませんでした。世間はブラストワンピース本命で外したら、予想コラムの一面掲載を自粛する宣言でしょうが、私はステルヴィオ無印の件が引っかかりました。虎石氏は相馬眼にも優れ、ステルヴィオの一口馬主です。皐月賞では本命だったのに、日本ダービーでは無印に降格… 愛馬なんだから△程度は付けてもいいんじゃないのと思った次第で… 逆に無印にするからには理由くらい書けよ!テレ東で愛馬として紹介したからには無印のコメントするべき!まがりなりにもスプリングS優勝馬なんだから(怒)

清水成駿なら間違いなく言及していたと思います。ん~器が違う!

清水成駿氏は不世出の天才予想家、私は氏の足元にも及びませんが、一歩一歩彼の高みに近づいてゆきたいと思います。

岡田牧雄氏、ノルマンディーオーナーズCの代表であり、総帥岡田繁幸氏の弟です。この方は、日高地方では馬券の達人と云われています。その噂、昔より聞いていて、是非とも馬券法を伺いたいと思っていた方なのです。その方を動かして?コラム執筆に繋げた競馬最強の法則の編集部のお力、素晴らしいと感じていました。新体制での最強の法則で、連載継続か否かは実に興味がありますね。連載中止となると… やっぱり『最強』とは言えないんじゃないのと…

石神編集長以下、編集スタッフのこれまでの苦労は大変なものだったと思います。毎月13日を楽しみにしていた競馬ファンは本当に寂しい想いで一杯でしょう。もしかすると、異なる雑誌社で彼らが編集する新たな競馬雑誌が近い将来に発刊されるかもしれません。そうなったら、諸手をあげて応援したいですね!

長きにわたり本当にご苦労様でした!私のつたないブログですが、これまでの感謝の気持ちをどうしても認めたくて(涙)

新体制での『競馬最強の法則』、9月発売号はフラットな視点から読ませていただきます。恐らく鼎の軽重が問われる号になるでしょう。出版業界は不況です。発行部数・販売部数の減少で休刊廃刊は当たり前の時代、『最強』を標榜する雑誌であり続けられる事を願っています。

明日~土曜日有料ブログは、アイビスSD・クイーンSの特注馬~最終見解です。まずはアイビスSDの特注馬の解説、お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?