Krita AI Diffusion Version 1.22.0
以下の「建築設計における生成AI活用の試み」でもいろいろ試している、オープンソースのペイントソフト「Krita」用のプラグイン「Krita AI Diffusion」が Version 1.22.0に更新されました。
タグのオートコンプリート
インターフェース設定で、一般的なタグのオートコンプリートを有効にできるようになりました。タグでトレーニングされたCheckpointを使用する場合は、これにより正確なプロンプトを指定できます。
インターフェイス言語の切り替え
Krita AI Diffusionのユーザーインターフェイス言語を切り替えることができるようになりました。こちらは Version 1.21.0からの機能ですが、1.22.0から日本語表示ができるようになっています。
FLUX.1のサポート(実験的)
基本的な生成、調整およびマスクのみのサポートですが、実験的に「FLUX.1」モデルがサポートされ、以下のCheckpointが利用可能とのこと。
Flux.1 [dev] (ComfyUI/models/checkpointsに配置)
Flux.1 [schnell] (ComfyUI/models/checkpointsに配置)
Flux.1 [schnell]用の組み込みのプリセットが用意されていますが、SDXLよりも大きいモデルなので、それなりのマシンスペックが必要です。
テキストプロンプト翻訳
画像生成時のプロンプトを、英語に自動翻訳する機能も追加されています。この機能を有効かすると、テキストボックスの右下に翻訳元の言語を示すインジケーターが表示されます。インターフェイス言語と同様、これもVersion 1.21.0からの機能です。
FLUX.1で実際に画像生成
上記の機能を有効にし、FLUX.1で画像生成させました。時間はかかりますが、うちのRAM 64GB、RTX 3080 Ti(12GB)のPCでも生成できました。
日本語で操作できるのはありがたいですね。Stable DiffusionやFLUX.1のWeb UIの代わりにもなりそう。
Krita AI Diffusion Webサイト
いつの間にか、Krita AI DiffusionのWebサイトもできていました。オンラインでFLUX.1による画像生成を行うサービスも始めたようですね。