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日本の家電はダメだなぁと思うとこ:IHクッキングヒーター

魚をグリルで焼くと、ボタンひとつで上手に焼けるので、以来焼き魚が大好きになった。
でも、悲しいことに昨年ガスコンロのグリルが壊れてしまった。
ガスに点火しなくなってしまったのだ。
何度か修理にも出したけれど、すぐに着火しなくなってしまうので、買い換えることにした。
さて、これまで通りガスにするか、新しくIH(クッキングヒーター)にするか?
直接火で調理する方がおいしーだろーなと考えていたのだが、高齢者もいるので今回はIHにすることにした。
というわけで、まずは家電店に現物を見に行って、簡単な説明を受けて、カタログをもらって帰って、ネットでレビューを見てみる。

と言うような流れで、自宅のキッチンにIHクッキングヒーターが収まるまでに、ほぼ50日。
なんでも、うちのように初めてIHクッキングヒーターを設置する家庭は、壁にアスベストが使われていないかのチェックから始まって、実際の工事までに都合、最低2回は工事の人に来てもらう必要がある。
うちの場合は、うまく壁に穴を開けずに工事ができたのでアスベストの関連工事は不要だったので、工事の人には2回来てもらうだけで設置は終わった。
カタログをもらった時の話では、設置が終わるまでに最悪の場合は3ヶ月かかる場合もあるらしいと聞いていたので、どうやって焼き魚を焼こうかと考えていたが、無駄な心配だった。(良かった)

さて、実際に届いたIHクッキングヒーターなのだが、ものすごく使いにくい。
何をしても、手応えがないのだ。
タッチパネルのスイッチを押しても、音がしてランプがつくだけで反応がない。
スイッチを押したのであれば、なんらかの手応えがあってほしい。
うちのiPhoneだって、ちゃんとボタンを押したフィードバックはあるぞ。
しかも、表示を直接押すことができるぞ。
そう、うちのIHクッキングヒーターは表示とボタンが別々なのである。
もうすっかりiPhoneで、表示(と言うかディスプレイ)を直接タップする操作に慣れているので、表示とは別の何の反応もしないボタンを押すような操作はわかりにくすぎるのだ。
しかも、表示も調理方法(加熱・揚げ物・焼き物・湯沸かし・焼き物アシスト・設定)を選ぶときにひとつずつ<>のボタンでスクロールして選ばなくてはいけない。
スワイプなんてできないし、そもそも、どうして調理方法を選ぶのに「設定」のボタンが含まれているのか不明。
なんじゃこりゃ?
このクッキングヒーターの発売日は2021/9なので、その頃には多くの人がスマートホンを使っているにも関わらず、この程度のインターフェイスなのである。
しかも、ディスプレイの画像はギャザーだらけでみっともない。
それからもうひとつ。
このクッキングヒーターには「光るリング」がついていて、動作中と動作が終わった後もまだ熱いから気をつけてと「光るリング」が光って知らせてくれるが、ただ光るだけ。(パラ高かよ)
光る表示に何の違いもないし、ついでに書いとくと動作中も火力を光り方によって変えるなんてことはなくてただ光るだけ。(ぴかるって呼んじゃうぞ)
ただ単に、お鍋はこのサークルの中に入れて使いましょうねくらいの意味しかなくて、派手な割にはあまりガイドにならない。
せめて、動作中であるならば、火力をリングの幅で表し、リングをゆらめかせてほしいし、停止中でまだ熱いよーってんなら、点滅するとかなんらかの表示は考えてほしい。
ただし、操作を別にすると、焼き魚もガスには及ばないもののそこそこ上手に焼いてくれるし、お湯だってすぐに沸く。
機能面では大きな不満はないが、操作がストレス。
こんなの見てると、日本の製品てソフトが全然できてないなぁと思うわけ。
操作する快適さをもっと追い求めてほしい。
操作する人間に努力するよう求めるのは、もうやめようね。

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