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敵勢力のジジイがやたら強くて見応えがあった韓国ドラマ「梨泰院クラス」

こんばんは。

韓国ドラマって見たこと無かったんですが、梨泰院クラスというドラマが面白いらしいと聞いたので見てみました。

いやこれ見ててなかなか止まらん感じですわ。タイトルから勝手にバトルものか何かかなと思ってましたが全然違いました。

信念を貫いたら父親がクビになった挙句元勤め先の会長の息子にひき逃げされて死んでしまい、怒りでひき逃げした会長の息子を殺しかけて刑務所行きになった男が会長をいつか跪かせてやると誓うお話です。主人公は企業して会長を超えようとするのですが、基本的に会長が強いです。主人公達が色々やってジワジワ追いついていくのが話の面白いところです。

主人公勢力は以下の人達

①パクセロイ

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主人公。いがぐり頭。巨大企業(長家:チャンガ)を超えるために居酒屋タンバムを創立し、その後法人「梨泰院クラス(略してIC)」を設立する。幼なじみのスアが初恋の相手であり、作中では最終話まで童貞(のはず)。タンバムは「甘い夜」の意味。

長家の息子グンウォンのいじめを止めるために殴ったことから父親がクビになり、挙句父親がグンウォンにひき逃げされてしまう。ひき逃げはもみ消しされ、グンウォンを殺そうとしたセロイが刑務所行きになるところから話が進みます。出所後7年かけて金を貯めてタンバムの設立に繋がります。

非常に真っ直ぐな性格で、自分が立てた目標と約束を果たすまでスアと付き合わないと決めたせいで童貞でかつキスしたこともない男です(ちなみにスアとは相思相愛)。誠実な性格と生き様から色々な人に慕われています。

②チョイソ

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メインヒロイン1。ソシオパスだが、SNSでフォロワー数の多いインフルエンサー。いじめの現場をアップして相手を退学にさせたりしている。未成年の時にタンバムで飲酒して通報され、タンバムを営業停止にさせてしまう。その時のセロイの姿とタンバム創立の理由を聞いてセロイに惚れる。なおこの時セロイは飲みすぎて潰れてしまい、イソにキスされていたことは知らないためセロイは人生で1度もキスしたことないと思っている。

セロイに惚れたことから大学を蹴ってタンバムのマネージャーとして働く。母親からも勘当されるが、仕事も恋愛も成功させてみせると宣言して家を出る。言うだけあって優秀で、タンバム、ICの発展にはイソがいないとなし得なかった。セロイが長家に拘る理由を聞いてからは自分が絶対長家を潰してやると決意し戦うこととなる。

セロイがスアのことを好きなのは知りつつも、セロイも自分のものとすべく画策していくがなかなか伝わらない。もう押し倒した方が早いのではと思うくらいには伝わってなかったですね。でもキャラクターとしてはすごく良かったです。

③スングォン

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タンバム創立のメンバーの1人で元ヤクザ。セロイとは刑務所で出会うがセロイにムカついて殴り倒してしまう。その後セロイが出所してタンバムを創立した時に再開して惚れ込み従業員として働く。タンバムでは当初客がいなさすぎて、イソ達が来た時に年齢確認をいい加減に行ったため通報され営業停止に。その後は反省してしっかり仕事するようになる。アホだけど仲間のことはずっと信頼している奴。元ヤクザ設定が最後2話くらいしか活かされることはなかった。

④ヒョニ

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トランスジェンダー。ポリコレ要因1。セロイが金を貯めている頃に工場で働いていた時に出会う。作ってくれた弁当が美味かったという理由でタンバムの料理担当になる。ポリコレ要因ではあるものの、この人についてはストーリーとの絡みがちゃんとあって無理矢理感なくしっかり描かれていて良かった。

イソには料理がまずいしトランスジェンダーでもあるからクビにした方が良いと言われるも、セロイから2倍給料を出すから2倍努力しろと言われ実力としても申し分なくなる。なんやかんやイソと仲良くなってた。

⑤トニー

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ギニア人と韓国人のハーフ。ポリコレ要因2。英語ができそうと思われてタンバムに雇われるが韓国語とフランス語しか喋れない。父親を探しており、一応ストーリーとして重要な役割もないことは無いけど、無理矢理感は非常にあった。無理してトニー入れなくても成り立つだろうなとは思った。

敵勢力

①チャンデヒ

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諸悪の根源。巨大企業長家の会長。犯罪のもみ消し、裏工作、収賄なんでもござれ。好きな言葉は弱肉強食という圧倒的悪役。こいつがいたからセロイはこの男を超えるための戦いを挑むことになる。

セロイが企業家として成長するにつれ、セロイが学生の時にしなかった土下座をさせることが目標となる。セロイに負けないため、長家のためであれば息子であろうと切り捨てられる。

一方経営者としての能力は高く、上記の通りなんでもやるが効果的な手は何かということはよくわかっている。手腕についてはセロイもリスペクトしているほど。元々長家は屋台から始まっていることもあり、1代で韓国一の外食企業を作り上げただけあって優秀であることは間違いない。

セロイが「これで追い詰められる」と思ったら、「そんなことはお見通しだよ」みたいな対応が出てきてなかなか楽しいです。最終的には病気になって余命わずかとなるのですが、恨みを買いすぎて誰も生きていて欲しいと思ってないが、セロイだけは「勝手に勝ち逃げすんな、生きろ」というのも面白い。最終決着も面白いです。

②チャングンウォン

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クソ野郎。長家の御曹司で無能。学生時代にセロイにいじめを咎められ、事故でセロイの父親をひき逃げして他の人をひき逃げ犯として身代わりにする。ただ会長の息子であるという理由だけで長家の常務として働く。考えが短絡的でデヒからも跡継ぎの器ではないとの評価。無能。

スアが好きであるが、スアからは関わって欲しくないくらいに嫌われている。セロイの父親はスアのいた施設の支援者でありスアにとっても父親同然なのに嫌われないわけない。無能。

セロイとICが成長してきた頃、デヒが「イソを引き抜く」という決定をした際に引き抜き役として向かったが、イソの演技に引っかかりひき逃げの自白をしてしまう。そしてデヒに切られてしまう。無能。

③チャングンウォン

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会長デヒの愛人の子供。イソが好きで優しい奴。イソと一緒にセロイの店を営業停止にしてしまい、その時のセロイの姿から一緒に働くことを決意。この時はグンウォンがひき逃げしたことを知らず、後々イソから聞かされてセロイに家族のしたことを謝罪する。

これだけだとセロイ側の人なのだが、イソの一言(本人は冗談で言った)で長家を継ぐことを決意。これにより長家の人間として働く。長家を継ぐため、かつての仲間の弱みを使ってセロイの妨害をしたり、意外と酷い行動をする。全ては跡継ぎになってイソを手に入れるために。しかしイソはセロイ一筋過ぎて振られている。

④スア

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ヒロイン2。セロイの初恋の相手でセロイが好き。グンウォンのひき逃げについて、車のナンバーを知っていたために身代わりに気づくが、口止め料としてデヒから奨学金を受ける。その後は長家で働き優秀な社員として認められている。多分面食い。

セロイが刑務所行きとなった時、セロイに告白され「貧乏人は嫌い」といい、セロイは金持ちになることを決意。また復讐はしないのかとセロイに問いかけたことから打倒デヒが彼の目標となっている。セロイが出所後最初に会った時に家に泊めていこうとするが、「まだ金持ちになってないから」と断られる。その後も彼氏も作らずセロイを想う。作中で酔った勢いに任せてセロイにキスしようとするも、イソにディフェンスされる。

セロイを好きなイソに対しては、「あの人は変わらない、私のことが好きなの」と宣戦布告(?)するが、イソからは嫌われつつもそこまで険悪な関係でもない感じ。

長家に勤めているものの、セロイのことはプライベートなどでお店に顔を出したりしている。たまにセロイにアドバイスすることもあった。

※スア役の人の見た目ついては、元AKBの指原莉乃に似ているなと思ったらちょっとネットでもそんな話題になってたようです。笑った感じとかちょっと似てるなとは思います。


話としてはセロイVS長家の経営バトルがメインだと思いますが、登場人物の恋愛模様も見どころです。三角関係と言うより直線関係といった方が正しいかと。以下の通りほぼ一方的な好意が多いです。

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互いにバチバチやり合って取り合いのもほとんどなかったので、ほんとこんな感じです。

主人公はどっちを取るのかという所が見どころですね。あんだけイソから言い寄られてよく童貞貫けたもんだなとは思いましたが。信念が強いということでしょうかね。作中でも刑務所出てから7年、ICの成長は4年カットされてるのですが、セロイだけ髪型も変えてないのでそういう所が出ているのかなと。

そんなこんなでセロイが童貞のため、キスシーンはほぼありません。セロイの記憶にはない一方的なキス1回と最終話だけです。恋愛については主張しすぎていないので、経営バトルをしっかり楽しめるようにできてるなと思いました。

ポリコレ要因がちょっともったいない感がありましたが、元々Web漫画原作らしいので原作にはいなかったのかな?と思います。読んでないので分かりませんが、日本語版として六本木クラスというタイトルになっているらしく、読めるサービスもあるらしいです。

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総評としてしっかり本編は楽しめるようにできています。あまり期待してなかったですが見始めたら続きが気になるなと思わせてくれたのでいいドラマだったかなと思いました。

Netflixで見れますので契約してる方はぜひ。1シーズンで終わっているので海外ドラマとしては手をつけやすいと思います。

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