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ヒーロー達の能力が割とショボ…派手過ぎなくて奥ゆかしかったMARVELドラマ「The Defenders」※ネタバレ含む

こんばんは。

NetflixオリジナルドラマでMARVEL作品があったので見ておりましたがようやくほぼ完走しました。

「The Defenders」シリーズです。シリーズというのは正確じゃない気もしてますが、ドラマ版アベンジャーズみたいな感じだと思っていただければ。4人のヒーロー個別のドラマシリーズと、4人がまとめて出てくる「The Defenders」の物語という構成になっています。

4人を簡単に紹介します。

①デアデビル(マシュー・マードック)

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普段は弁護士として生活しています。夜な夜な悪人を殴り倒す自警団をやっています。目が見えない代わりに他の感覚が鋭く、「見えないのに視える」人間で便利だけど地味。普段弁護士をしてるため顔は見られたくないのでスーツがあります。割と自分勝手な奴で周りが止めても自警団の活動はやめませんす。しかも口も達者なため割と嫌味な性格です。こんなのがヒーローでいいんですかね。

シーズン1と3ではスパイダーマンとかの敵役として出てくるフィスク(キングピン)と戦います。シーズン2では「The Defenders」の敵となる組織「ヤミノテ」と戦い恋人を失います。

②ジェシカ・ジョーンズ

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私立探偵。過去にヴィランのキルグレイブに操られてた過去がありPTSD持ち。過去に人体実験を受けたことにより力が強く(鍵とかを素手で壊したりする)、空を飛べる(ジャンプ力が高いだけ?)けど地味。潰れるまで酒を飲むし他人と関わりたくないし基本自分優先。美人だけど皮肉をよく言うし性格悪い。こんなのがヒーローで以下略

シーズン1では過去のトラウマと戦いながらキルグレイブを殺し、シーズン2では最終的に母親を殺した親友のトリシュを監獄送りにします。

③ルーク・ケイジ

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過去に人体実験を受けたことにより鋼鉄の肌を手に入れた男。銃弾は通さない。1番ヒーローっぽい能力だが地味。なんかやたら力が強いけどこれも人体実験のせいなのかしら。自分の住む町ハーレムが大事でマフィアと敵対する。

ルークの住む町を牛耳るマフィアを監獄送りにしたものの、誰かが裏社会を管理しないといけないので最終的にマフィアになります。こんなのがヒーロー以下略

④アイアン・フィスト(ダニー・ランド)

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金持ち。幼い頃に飛行機事故に遭い、両親を失う。よく分からん異空間クン・ルン(ネパールの奥地くらいにある、15年に1回しか地球と繋がってないらしい地域)の住人に助けられ修行の後、アイアン・フィストの試練を受けて力を得た。アイアン・フィストはクン・ルンを守りヤミノテを倒すことが使命…らしいのだが使命を放置して出身のニューヨークへやってきた。氣を練ることで手が光って暗いところで便利になる。パンチ力がすごいことになり、人の臓器くらいなら粉々にできる。基本は床にパンチして衝撃波で敵を吹き飛ばすが割と地味。性格に難がありすごいワガママ。挑発に乗りやすく割と自分勝手に暴走するタイプ。こんなのが以下略

シーズン1ではヤミノテと戦い幹部の1人を殺し、シーズン2では、シーズン1の途中で出てきたクン・ルンのお友達と内ゲバします。最終的にパワーを恋人に渡してどっか行きます。なんだこの無責任野郎。


要はこんなヒーローで大丈夫かという人達の集まりなんですが、一応悪を倒して行きました。

それぞれのヒーローについて複数シーズンがあるのですが、最終シーズンの前に「The Defenders」の話があります。要は全員分ドラマ見ないとよく分からんことになるんだよ!デアデビルシーズン2まで見て、ジェシカジョーンズシーズン1見て、ルークケイジシーズン1見て、アイアンフィストシーズン1見てからじゃないとサブキャラ含めて何が何だかよく分からんことになります。しかもデアデビルはシーズン3の前に「The Defenders」の話がないとよく分からんことになるので結局全部見ないとダメです。9シーズン分ありますね。さらにスピンオフ作品が1シーズンあるので全部で10シーズン、多いよ。

「The Defenders」では裏の世界を牛耳る「ヤミノテ」が不死の秘術を使って暗躍しています。秘術に使う材料が何故かニューヨーク地下にあり、その封印を解けるのが何故かアイアン・フィストであることからダニーを狙っています。ダニーはダニーでヤミノテ絶対滅ぼすマンになっておりヤミノテを追っています。一方、別事件を追っていたつもりのジェシカが訳あって警察にお世話になり、ジェシカ弁護することになったマードック。またハーレムの若者が怪しい仕事をしているので気になったルークケイジ。それぞれの都合で調査した結果怪しいビルにたどり着いたところ戦いになってなんやかんやで4人が共闘せざるを得なくなります。これで素直に戦うことになるわけはありません。基本自分勝手なやつしかおらんので早々に揉めて解散しかけます。敵に襲われたからうだうだ言いながら仕方なくヤミノテをやっつけるお話になります。

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(紹介してない知らんジジイがいますが、この人はデアデビル本編に出てくるので見てください。)


「The Defenders」の総評として、話の面白さは置いといて、ヒーローが集まるのはやっぱり嬉しいものです。共闘するのはやっぱりワクワクします。ただこの人ら基本武器がないので飛び道具はダニーの衝撃波だけ。戦いはなんか派手さがありません。地味。マードックのアクションだけはカッコイイです。デアデビルはカッコイイんですよねー、デアデビルは。

4人の能力がそんなに活かされないまま終わってしまった「The Defenders」。なんかシーズン2が出るような気配はないので残念ですが、4人それぞれの話に関わってくるので見ざるを得ないこの感じ。

各ヒーロー単体の物語はツッコミどころを含めて面白いので見て貰えたら嬉しいです。1番のツッコミどころはこのドラマシリーズ、実はMCUと繋がりがあります。ニューヨークの戦い以降〜とか緑の巨人が〜とか言うセリフが作中ちょこっと出てます。つまりこのニューヨークにはスパイダーマンとかがいるはずです。結構巨悪が動いてるけどスパイダーマンなにしてんの?サボり?旅行中?

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このシリーズにおいては、各ヒーローの物語で出てくるサブキャラクターがしょっちゅうクロスオーバーしてるのが1番の楽しみかもしれないですね。ヒーローそのものよりもストーリーに絡んできて、「やっぱりお前は良い奴だよ…」ってなるのとか「こいつ相変わらずドライやな」とかいうのもいますので、そこを楽しみにしてもらえたらと思います。ヒーロー含めて今後のMARVEL映画とかでもチョロっと出てきたりしたら面白いかも。

「The Defenders」シリーズ、MARVEL好きな方はチェックしてみてください。Netflixじゃないと見れないですけど。

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