NikkorレンズをPEN FTで

ときどき使うOlympus PEN FT。ハーフフレームでかつレンズ交換式の一眼レフといえば、KonicaのAUTOREXのハーフモードとPEN Fシリーズくらいのものだろう。PEN Fシリーズは独自マウントなので、交換レンズを探すのもけっこう苦労する。標準画角の38mm f1.8、40mm f1.4あたりは中古屋でよくみかけるのだが、広角の20mm f3.5にはお目にかかったことがない。
 ハーフフレームなので、35mm換算で画角が1.4倍になるから、20mmでも換算画角は28mm。せめてこれくらいの画角はほしい。
 20mmといえば、Nikkorの20mm f4が家にあるので、これが使えればよいのだが、あまりみかけないマウントアダプターを入手できたので、早速試写してみた。ちなみに、アダプターのメーカーは不明。精度もよくわからないまま買ってしまった。

Olympus PEN FTとメーカー不明のアダプター

コンパクトなカメラなので、レンズもできるだけ小さいものがよいので、Ai Nikkor 20mm f4はちょうどよい感じ。ほかに、望遠はAi Nikkor 105mm f2.5、標準域はNikkor-S AUTO 35mm f2.8で試写してみた。フイルムはNew SEAGULL 400。現像液はCinestill 96DFを使用。

PEN FT + Ai Nikkor 20mm f4
PEN FT + Ai Nikkor 20mm f4
PEN FT + Nikkor-S AUTO 35mm f2.8
PEN FT + Ai Nikkor 105mm f2.5

たまたま入っていたフイルムがこれだったのだが、ハーフフレームでISO400はちょっと失敗だったか。アダプターをつけると実絞りになるので、絞るとファインダーが暗くなる。しかし、横にレバーがついていて、これを押し込むと開放絞りになって、ピント合わせは十分できる。PEN Fシリーズ用のレンズは中古市場でもタマが少なく、状態がよいものは稀なので、Nikkorレンズが使えるのはうれしい限り。
 KonicaのAUTOREXにもNikkor用のアダプターがあるが、こちらは開放絞りにするレバーみたいな機構がなくて、開放でピントをあわせて絞り込むという面倒な手順が求められる。このアダプターも同じなのだけど、レバーを押し込むだけというのは、けっこう便利だ。
 今度はカラーで撮影してみよう。

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