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お金ができて選択肢が減る話

お金があればもっといろんなことができるのにと思うことは誰しもありますよね。
お金が貯まった頃には時間がなかったり、体力がなかったりという話も聞くけれど、それでもかなりの部分をお金で買えるのではないでしょうか。

例えば貧乏な頃は暑い中をバス停まで歩いて行ってバスを待っていたのに、お金があれば当たり前に自宅にタクシーを呼んだり。

2024年7月22日。
新幹線が止まって多くの人が大混乱だったそうです。

11時。大混雑の大阪で切符売り場も大行列。何とか今日中に東京にたどり着きたい。
北陸新幹線とICカードを使えば、ほらできちゃう。

え?

最近、Xで話題になった青春18切符の図。よく見てください。

東京ー大阪間って在来線でも10時間もかかんないんです。東海道本線の連絡がとってもいいから。

鉄道オタクではないけれど、私も若い頃、お金がなくて、青春18切符は何度も使いましたから知っています。
本を3冊ほど読んでいるうちに着くんです。

ほら。

困ったことに、新幹線経由より1時間以上早く着きます。
いくら混んでても在来線の切符くらい買えるでしょう。
みどりの窓口に行かずとも、とりあえず近距離切符を自販機で買って、あとで精算すればいいんですから。

貧乏だったら、大して考えもせずに在来線に飛び乗ったでしょう。
なまじお金ができて、そんな選択肢がなくなってしまったのかなと思うと、なんだか複雑です。

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