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ラブライブ!フェス②〜ユニットの競演とSaintSnow


1/18、19はラブライブ!フェスでした。
私は2日目に参加しました。

その①では序盤、フレッシュさ溢れるニジガクのステージまでを振り返りましたが、ライブはいよいよ中盤へ。

それにしてもニジガク、いいステージでした。
その魅力を振り返ってみると、本当に今後の活躍が楽しみです。
2ndライブがあれば、ぜひ見に行きたい!

元気全開!CYaRon!が登場。

ニジガクステージの興奮冷めやらぬまま、次は誰が?と期待していると、一昨年~昨年と開催された、Aqoursファンミーティングツアーで流れたリミックストラックが流れ出し、1番手のCYaRon!が登場!
オープニングの「未体験HORIZON」に続き、ユニットまで見られるとは!

「近未来ハッピーエンド」。海賊風の衣装がキュートな3人が、大きなフラッグを片手にステージに飛び出します。

この曲はAqours 2ndライブで初めて生で観てから、何度か見る機会に恵まれました。その分やや新鮮さには欠けますが、安定した元気いっぱいのパフォーマンス!
特に、間奏のフラッグを使ったソロダンスパートがお気に入り。高海千歌役の伊波さんが片手でバトンのようにフラッグを振り回す、豪快なアクション!

ここでユニットコーナーを出してくると言うことは、おそらく最後に控えるあのユニットの前フリであることはすぐにわかりました。時間的にもおそらく1曲だけかな?と思っていたら、ステージビジョンに満天の星空が浮かび上がったではありませんか!

夜空はなんでも知ってるの?

CYaRon!の2曲目。まさか…この曲を生で見れる日が来るとは…。

1stシングル「元気全開DAY! DAY! DAY!」のカップリング「夜空はなんでも知ってるの?」
歌いだしを聞いた瞬間、胸の奥が熱くなり、思わず涙が…。
CYaRon!の中で間違いなく一番好きな曲。

学生時代でも、卒業した後でも、友達同士の些細なすれ違いは起こるもの。
次会ったときに何事もなく解決することもあれば、ずっと後悔し続けることもある。
彼女たちは10代の女子高生。その一瞬を切り取ったような歌詞の世界。
家に帰って夜空を見ながら、ちょっと厳しく言ってしまったひとことを、余裕がなかった自分の行いを反省して、後悔して、涙して。

「遅いね ごめんね」

誰にでもこんな経験があるはず。そんな想いを、ちょっとヒップなグルーヴに乗せた、静かなバラードで彼女たちが届けてくれます。
切ない歌詞だけじゃない。圧巻は、渡辺曜役の斉藤朱夏さんによる、間奏の見事なダンス。この日は一気に階段を駆け上がり、満天の星空の前でバレエを意識したステップを踏む。ダンス経験豊富な彼女の、曲に寄り添った見事なステップ。

歌詞のひとつひとつが心に響き、ブレードを振る手が完全に止まりました。
こんな大きなお祭りで、この曲を生で聴けることに喜びを感じながら、過去の自分のことを思い返すように。
大げさかもしれませんが、自分の中ではこの曲を聴けただけでもユニットコーナーの価値は大いにありました。

キュートなAZALEA、異色ユニットGuilty Kiss!

CYaRon!に続いて登場したのは、AZALEA。
アリーナ最後部に並んだトロッコに乗って、曲は1stシングルの「トリコリコPLEASE」。衣装も1stシングルのワンピース衣装に、トリコリコステッキ。

スラっとしたシルエットの3人。曲もテクノ色が強いダンスチューンが常のユニット。衣装も白を基調にしていて、キュートなダンスが特徴です。

この曲も昨年のファンミーティングで生で観ましたが、今回はトロッコが席の真下で、割と近くで観ることができました。
身長が似た3人のシルエットが綺麗なのですが、キャラが歌って踊るスクスタのMVもかわいくて好き。

2曲目はこちらも1stシングルのカップリング「ときめき分類学」。この曲も生で聴いたことがなかったので嬉しかった!イントロからローテンポのテクノバラードですが、途中から強い4分のビートが響いて驚く。でもメロディラインはゆっくりで、聴いていて心地いい。

AZALEAは何といってもキュートなダンス。生でゆっくり見たいユニットですが、いよいよ来週から始まるライブの公演は仙台。残念ながら見に行くことはできませんが、5月の追加公演を楽しみにチケット争奪戦に臨むことにします。

3番目の登場は「Guilty Kiss」。3ユニットの中ではハードなサウンドが特徴ですが、一転グルーヴィーなダンスチューンも持つ異色ユニット。しかし新曲はこれまた一転、80年代を意識した曲調で、「梨子ちゃんレーザービーム」が飛び出します。

ライブではいつもハードな曲で登場し、会場のボルテージを一気に上げる彼女たちですが、今日はテクノ寄りのダンスチューン「Guilty Eyes Fever」からスタート。アニメBlu-rayの全巻購入特典の曲ですが、ライブでもよく披露してくれます。
ダンスチューンはとにかく楽しい!この曲も好きな曲なので、思わずその場でハードな4分のビートに体が動いてしまいます。
圧巻なのは間奏のダンスソロ。「Shutdown!」の掛け声と共に、3人の特徴がよく出たステップ。特に津島善子役、小林愛香さんのヒップホップダンスを意識した軽やかなステップが会場を盛り上げます!

珍しく2曲目もおしゃれなダンスチューン「Guilty Night, Guilty Kiss!」。1stシングルのカップリング。
おしゃれなサウンドメイクとメロディ、軽やかな4分のハイテンポなビート。この曲はスクフェスでプレイしてから大好きで、昨年のファンミーティングで生で観ることができて感激していたのですが、フェスでも披露してくれるとは!

好きな曲が2曲も聴けて楽しい時間でしたが、Guilty Kiss!はファーストライブの現地参加が決まっているので、あとはその日のお楽しみ。恐らく全曲パフォーマンスしてくれるので、生で聴いた事がない曲も、もちろん新曲の初披露も今から楽しみです。

割と好きな曲を演ってくれたり、個人的に不意なサプライズがあって涙したりと充実したユニットコーナーでした。特に、3ユニットとも好きな1stシングルのカップリングを演ってくれたのがうれしかった。かつてμ'sのライブでも必ずユニットコーナーがあって、各ユニットの個性が出たパフォーマンスで会場を盛り上げていたのを思い出しますね。

そして、長い前振りが終わり、いよいよ彼女たちが高いボルテージで登場します!

Saint Snowがフェスに降臨!

ラブライブ!サンシャインに登場する、Aqoursのライバルユニット「Saint Snow」がフェスに参戦!
函館にある「聖泉女子高等学院」に通う、鹿角聖良(かづのせいら)、理亞(りあ)の姉妹ユニット。
ラブライブ!サンシャインのアニメ1期7話に登場。東京で行われたスクールアイドルイベントに参加し、千歌たちの前で圧倒的なパフォーマンスを披露します。
一転、千歌たちが決勝に駒を進めたラブライブ!の北海道予選。Aqoursが見守る中、Saint SnowがAqoursの待つ決勝戦へ向けてステージに立ちますが、パフォーマンス中に理亞が転倒して聖良と交錯。このミスが原因で、予選を敗退してしまいます。「もう一度、姉と一緒にステージへ」理亞を気遣うルビィの提案で、2つのグループが合体。「Saint Aqours Snow」が結成されるエピソードもありました。

μ'sのライバルグループ「A-RISE」はステージには登場しませんでしたが、ラブライブ!サンシャインではSaint Snowもステージデビュー。自らの地元、函館を舞台に開催されたライブ「HAKODATE UNIT CARNIVAL」で、鹿角聖良役の田野アサミさん、鹿角理亞役の佐藤日向さんがステージに登場。アニメと同じく圧倒的なパフォーマンスを披露しました。
さらに、直後に行われた3rdツアーでは「Saint Aqours Snow」がパフォーマンスを披露。彼女たちは、ラブライバーも認めるスクールアイドルの一員なのです。

サウンドは、スクールアイドルには珍しいハードなメタルサウンド。姉の聖良の完璧な歌唱力に乗せて、妹の理亞の激しいラップが会場をひとつにします。
田野さんも佐藤さんもステージパフォーマンス経験は豊富。歌もダンスもレベルが高く、ルックスも相まってまさに「カッコいいスクールアイドル」。
※余談ですが、田野さん、佐藤さんと同じ事務所には、世界のメタル界を席巻するあのメタルアイドルグループがいますね。

この日のために新しく作られたリミックストラック映像に乗って、SaintSnowの二人がステージに現れます。トランプの絵柄をシンボルに、大きなポリスキャップ、ショートパンツに網タイツ・・・。そう、あの衣装で!

1曲目は「SELF CONTROL!!」。アニメで千歌たちAqoursに大きな衝撃を与えた、彼女たちが初登場した時の曲。今や、SaintSnowの代名詞となっている曲です。
ディストーションが効いたギターサウンドが前面に出ていますが、ビートは8ビートでストレートなロックナンバー。
聖良の「最高~!」と歌い上げるサビに、理亞のラップに会場が呼応する。
「Dance Now! Dance Now!」
激しいサウンドと完璧なパフォーマンスで会場をグイグイ引っ張っていきます。

MCでは他のグループ同様、コール&レスポンスも。
続く2曲目は、会場みんなが待っていたあのナンバー。

ラブライブ!サンシャイン劇場版。
聖良の前で、今後もスクールアイドルを続けると宣言した理亞。しかし、うまくメンバーが集まらずに悩んでいました。卒業する聖良にとって最後のラブライブ!なのに、自分のミスで決勝行きを逃してしまった。そのことが頭から離れず、焦っていました。
同じように、6人で再スタートを切る決心をしたAqoursも、不安と寂しさでうまくパフォーマンスできません。しかし、3年生たちとイタリアを廻り、現地でパフォーマンスすることで、今後の活動への光を見出していました。
自分たちが見出した光を、理亞にも気づいてほしい。
ある日、早朝ランニングの足を止めた理亞の前に、ある衣装を身にまとった聖良が。その衣装は、ラブライブ!決勝戦で着るはずだった衣装。
二人が覗いたスマホの画面には、沼津で見守るAqoursの姿。
そして始まる、「私たちだけの、もうひとつの決勝戦」。

その時に披露されたのが、「SELF CONTROL」をも上回る激しいロックナンバー「Believe Again」。
フェス2日目の今日は、劇場版の、決勝で着るはずだったあの衣装です!

イントロから炸裂するフィルと、ファズに近い激しいギターサウンド。
そして始まる、理亞の気持ちがこもった激しいラップ!
さいたまスーパーアリーナ全体が一気に二人へ引き込まれます。
ヘヴィな6/8のシャッフルグルーヴが、徐々にオーディエンスの高揚感を煽り、メロディアスなサビへ。

そして、会場全体のテンションが否応なしにアガる、最高の間奏へ!
Shout... Shout... Shout... My SOUL!!!

およそアイドルソングとは思えないヘヴィすぎるギターとビートに、思わずグランジの曲を聴くかのように夢中に首を振る!振る!
とにかく、聴く者すべての心を揺さぶる、最高のナンバー!

ラブライブ!はμ's、Aqours、そしてこれからはニジガクと、メインのグループが中心となって作り上げられる物語でしたが、ライバルグループがここまでフィーチャーされ、この華やかなお祭りにも参加してくれるのは、本当に意味のある事だと思います。どんな機会があるかわかりませんが、これからもSaint Snowのパフォーマンスが見たい!

※今回書いた全ユニットとSaintSnowが一同に会した、「HAKODATE UNIT CARNIVAL」のダイジェスト動画がこちら。

どうしてもラブライブ!になると、気持ちが熱くなって長くなってしまいます。今回はここまで。
次回は最終回。いよいよ迎える歓喜の再会。そして流した涙を吹き飛ばす、最高の航海へ!!

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