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【第2話】アニメ「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」感想とまとめ

2023年6月よりAbemaにて先行放送、7月より地上波放送が始まった、アニメ「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」。

ラブライブ!サンシャイン!!の公式スピンオフ作品として、再びAqoursメンバーが「ヌマヅ」を舞台に活躍を見せてくれます。

「トカイ」での生活で夢破れ、ヌマヅに帰ってきたヨハネ。
母との「自分にしかできない、楽しい事を見つける」という約束を果たすため、ヨハネの新しい生活が始まりました。

幼い頃から一緒にいる狼獣ライラプスに連れられたのは、幼少の頃歌っていた大きな切り株のステージ。
幼馴染のハナマルのリクエストに応え、心を込めて歌を披露すると、持っていた一本の枝が魔法の杖に変化。

この力の正体は一体何か?
ヌマヅの人々に不安を与えている「異変」と何か関係があるのでしょうか?

物語は第2話。
ヨハネの元にメンバーが次々現れ、新たな出会いの連続。
彼女はその出会いから何かを掴むことができるのでしょうか?

第2話 わたしのおしごと

ヨハネの占い館

「自分にしかできない、楽しいことを見つける」
母との約束を果たすためには、まずは軍資金を何とかしなければ…。

ふとある事を思いつき、タンスを探し出すヨハネ。
見つけたのは、水晶玉と、紫色のローブ。

昔、父に買ってもらった「占い師セット」。
これで、占いの館を始めるという。

だいぶ大事にしまわれていたようだが、果たして占いなんてできるのだろうか?

「私には特別な力があるから、絶対うまくいくはず」
自信満々のヨハネの姿が、ライラプスには心配でならない。

早速、身を隠しながら街中にビラを貼り、その日のうちに占いの館は開店。

ヨハネのイメージでは、館は大繁盛。
軍資金ができたら、さっさとトカイへ戻るつもりらしいが…しばらく待っていても一向にお客さんが来る気配はない。

途方に暮れていたその時、来客を告げるチャイムが鳴る。
初めてのお客さま。
そんな貴重なお客にドアを開けさせると、某漫画の奇妙なポーズで出迎えるヨハネ。

独特なポーズでお客さんを迎えるッッ!
左からセツ、リュウ、ランの3人組

だが、チャイムを鳴らしたのは近所の子供達3人組だった。
早速ヨハネの奇妙なジョジョ立ちをクスクスと笑う。

1話にも出てきた3人組。
男の子二人と、女の子一人。
サンライズのアニメに登場する子供は大体この構成なのだろうか…?
まさか名前は…と思ったら、リュウ、セツ、ランという名前。

子供たちは、遊んでいたらボールがどこかに飛んで行ってしまったという。
ヨハネに占いでボールがどこに行ったか探して欲しいと館を訪ねてきたのだった。

「あんたたち、報酬は払えないでしょ?」
と言い放ち、子供たちを追い払うヨハネ。

しかしお昼になっても、夕方になっても、館を訪ねる者は一人もいない。
このままお客さんが一人も来なかったら…と話していると、チャイムが鳴った。

ようやく、初めてのお客さま??
ドアを開けると、チャイムを鳴らしたのはハナマルだった。
ヨハネの様子を見にきたのだ。

「ヨハネちゃん、占いのお店はどう?」
「初日から占いすぎて疲れちゃった。今日はもう店終いかな〜?」
ククク、と後ろでライラプスが笑う。

「じゃあ、ちょうどよかったずら。マル、ヨハネちゃんをみんなのところへ連れて行こうと思って来たんだ」
ハナマルは、街で働く友達に紹介したい、とヨハネを連れ出した。

ヨハネはついていくのをためらい、ライラプスも一緒に来て、とせがむが、「眠くなっちゃった」と家の中へ入っていってしまった。

ヨハネを連れ出すハナマル

街で働くみんなの姿

静かな波が打ち寄せるウチーラの海岸。
そのほとりに立つ旅館。
ひとりの少女が庭に水を撒いている。

「チカちゃ〜ん、連れてきたずらよ!」
「いらっしゃい、ハナマルちゃん」

チカにヨハネを紹介しようとするハナマル。
しかしヨハネは、シシノシンが引く荷車の影に隠れている。

旅館の娘、チカにヨハネを紹介する

旅館に宿泊する別のお客さんがやってきた。
慣れた感じでエントランスへ案内するチカ。

ここはトチマン旅館。
看板娘の三姉妹が働いている。

長女のシマは紫、次女のミトはライトブルー、そして三女のチカはオレンジの服をそれぞれ着る。
どこかで見たようなイメージカラーの3姉妹。
おかみさんは3姉妹よりも背が低く、チカにそっくり。

ハナマルとヨハネがその傍に座り、お客さんを案内する3姉妹を眺める。
ヨハネがおかみさんに挨拶をしようと腰を上げると、テーブルにぶつかって出してもらった飲み物をこぼしてしまった。

すると、おかみさんが三姉妹に目配せ。
それを察知した3人が、手際のいいコンビプレーであっという間に飲み物を拭き、新しい飲み物を用意し、ヨハネを座らせた。

その間数秒。流れるような動作。
「失礼しました」他のお客さんへの配慮も忘れない。

「チカちゃん、お仕事は楽しい?」
「もちろん。こうやって毎日いろんな人と出会えるし」

人見知りで引っ込み思案なヨハネには無理そうな仕事…
思わず顔をしかめる。

次にハナマルが連れてきたのが、ヌマヅ行政局。
「長官」と呼ばれて慕われている女性が廊下を歩く。

「こんにちは。ダイヤさん」
「あら、ハナマルさん、こんにちは」

ダイヤはヨハネにも気づく。
「ヨハネさん、ですね」
自己紹介せずとも、ヨハネのことを知っていた。

「知ってるんですか?私のこと」
「もちろんです。私、この街の執務長官を務めておりますので」

ヨハネの事も知る執務長官 ダイヤ

執務長官ダイヤの元には、ヌマヅで起きている様々な問題が寄せられる。
傍に立つ直属の部下、若しくは秘書と思われるコハクにもスケジュールを確認しながら、それらをひとつひとつ的確に判断し、部下へ指示する。

ダイヤにとってはこれが日常なのだろうが、その忙しそうな姿に気が滅入るヨハネ。

ふと気配を感じ、本棚に目をやると…
本の隙間から、小さな妖精の女の子が現れた。
妖精もこちらの姿に気づく。

思わず「し〜っ」とジェスチャーされ、目を逸らすヨハネ。
見返した頃にはその姿はなかった。
本物の妖精?見間違えだろうか??

例の大きな音について、ダイヤへ報告が入る。
原因については調査中だが、くれぐれも外出時には注意し、特に夜間の外出は控えるように、とダイヤ。

その注意喚起はヨハネとハナマルへも。
「はい」と真剣な眼差しで答える二人。

夕方。
広場でハナマルがパンやお菓子を売る傍で、今日のことを振り返るヨハネ。
ダイヤの働きを見て、自分には絶対無理だと顔をしかめる。

「私は、たとえば空をぴゅ〜っと飛んじゃうみたいな、アメージングな仕事がしたいのよ!」

…と言っていると、ぴゅ〜っと誰かがヨハネの頭上を通り過ぎた。
ヌマヅには、そんなアメージングな仕事もあるらしい。

シシノシンに隠れてハナマルを覗く。
お客さんに自作のパンやお菓子を手渡すハナマルはずっとニコニコしている。

「いっぱい売れたずら〜」
抱えるほどの大きながま口を開くと、今日の売り上げ金が入っている。
それは、ヨハネが想像していたものよりもずっと低い額だった。

「あんなに売って、それっぽっち?」
つい言葉が出てしまった。

そんなヨハネに、ハナマルが優しく声をかける。
「お仕事は、お金だけじゃないずらよ」

余計なことを言ってしまった…とうろたえるヨハネに、今日はありがとう、と告げてハナマルは帰ってしまった。

奇妙な、初めてのお客さま

すっかり晴れた次の日。
ヨハネはベッドの上でずっと横になっていた。
昨日のことをずっと気にしているようで、表情が暗い。

ヨハネのことをよく知るライラプス。
何も行動に移そうとしないヨハネに嫌味を言う。

「こんな何もない街、今すぐ出て行っちゃおうか?」
「嫌だ」
意外な答えが返ってきた。

「だって、このままじゃよくない気がするから」
ようやくベッドから起き上がった。

すると、ドアの方からチャイムが鳴る。
ドアを開けると、見慣れない綺麗な女性がひとり。

ようやく、ヨハネの占い館にお客様がきてくれた!
女性の手を取り、最初のお客様に喜ぶヨハネ。
相手の方は少し困った顔をしているが…

暗い部屋で、早速占いが始まった。

「午前3時7分に微睡む、すべての暗き魂たちよ、闇よりここに集い、我に力を貸すがよい!」

ヨハネが呪文を唱えると、水晶が光り出した。
「だだだだだだ、ダークネス!」

「見えてまいりました。あなたは子供の頃、あまり勉強が得意ではなかった」
「まぁそうかもしれませんが…今は動物学者を…」
「この街に来たのは、2年前」
「いえ、2日前です」
「人生に迷って、この館へ?」
「この街で動物たちに異変が起こっていると聞きまして、調査を…」

当たっているのかよくわからない占い

この占い師、大丈夫なのだろうか?
まぁ、昨日始めたばかりなので無理もないが…。

「今日って、雨降りませんよね?」
「心配ご無用!」
窓の外で急に雷鳴が轟き始めた。

気まずい空気が流れ、女性が席を立とうとすると、 ライラプスが部屋に入ってきた。

その姿を見て、様子が一変する女性。

「なんですかあの子は!?あんな動物見たことない!詳しく調べさせてください」

目の色を変えて ライラプスに近づく。
首筋を撫でながら、じっとその顔を見つめる。
ライラプスはピクリともしない。

ライラプスに興味津々

「あの、私すぐにお金を稼がなくちゃならなくて…」
「もしこの子を預けてもらえるのなら、協力費として幾らかお支払いします」

ライラプスは相当珍しい動物らしい。
専門機関に送れば、高額な研究費が降りると思う、と彼女。

願ってもない展開に、目が輝くヨハネ。
「幾らでもおっしゃってください!」
と本気の眼差しでヨハネに詰め寄る女性。

あまりに強い眼差しに我に帰る。
「ライラプスは私の家族なんです。お金になんか替えられません!」

女性もつい興奮してしまった、とヨハネに謝る。
「 ライラプスがどう思っているかわからないけど、 私の相棒だから」
その言葉に安堵の表情を浮かべるライラプス。

占い館、改め「なんでも屋」?

すると、ドアの方でチャイムが鳴った。
「持ってきたよ〜!」昨日の子供達の声だ。

ヨハネに少額の硬貨と、松ぼっくりを手渡す子供たち。
どうしてもヨハネにボールを探して欲しいらしい。

困っていると、お向かいさんや、ご近所さんからも声がかかった。
「お〜いヨハネちゃん、後で荷物運ぶの手伝ってもらえないかい?」
「ヨハネちゃん、庭の木の枝がお隣さん家まで伸びちゃって…」

あまりの急展開に困っていると、子供たちがヨハネが貼りまくったビラを出してにっこり笑う。

「もう…しょうがないな…行くよ!」

ヨハネは ライラプスと一緒に、脚立を持ち込んで屋根の上にあるボールを取ってあげたり、 お向かいさんの荷物を運んであげたり、お隣さんの庭木を剪定したり、家の電球を交換してあげたり…。

「冗談じゃないよ。これじゃ占い屋じゃなくて、何でも屋じゃない!」
「それはそれで、楽しそうだけどね」

街中の、ちょっとした困り事を手助けして回ったヨハネとライラプス。
少額だが、謝礼も受け取った。
幾らかの硬貨に、お菓子のおまけつき。

「ありがとうございます」
それを笑顔で受け取るヨハネ。

朝、ベッドの上で唸っていた表情とは正反対。
今は表情も明るい。

いつの間にか、夕焼けが綺麗な時間になっていた。
川にかかる大きな橋の向こう、海の方へお日様が落ちてゆく。

「ヨハネちゃん、次はこっちを頼めるかな?」
「は〜い!今行きま〜す!」
すっかりなんでも屋になってしまったヨハネ。笑顔で答える。

声をかけてくれたおじさんの方へ駆け出すと、ハナマルがその姿を見ている事に気づく。

ハナマルは笑顔を作り、「ヨハネちゃん、忙しそうだね」と声をかける。
戸惑っているヨハネに、 ライラプスが背中を押す。

川の堤防を隔てて、離れた距離の二人。
ハナマルに聞こえるように、ヨハネが声を上げた。

「ハナマル!昨日はごめん。みんなのところに案内してくれて、ありがとう!」

昨日の事を謝ったヨハネが続ける。
「それから、私の歌を聞いてくれて、ありがとう!」
「ヨハネちゃん、初めて名前を呼んでくれて、嬉しいずら!」

ヨハネに頼みたいことがあるおじさんが急かす。
ハナマルもおじさんの方を指差す。
「は〜い、今行きま〜す!」
その声は、夕焼けの川沿いに明るく通った。


その夜。ヨハネの部屋。
「よく考えたらさ、あんな手伝いとか、別に私じゃなくたってできると思うんだけど」
そんな事を言いながらも、ヨハネは嬉しそうだ。
「頑張ったね、ヨハネ」 ライラプスも静かにヨハネを労った。

今日の報酬を前に、喜ぶヨハネ

「そのお金、何に使うの?」
考えるヨハネ。すぐにハナマルの笑顔が思い浮かんだ。

「お菓子買う。ハナマルから」
早速行ってくる、と立ち上がった。
「付き合うよ」と声をかけるライラプスを静止し、一人で行けると家を出た。

昨日、ダイヤから言われた言葉はその時にはすっかり頭から離れているようだ。

初めての充実した一日に気分のいいヨハネ。
ニコニコしながら夜の街を闊歩するが…

屋根に登って様子を伺うライラプスもすぐに異変に気づいた。
森を歩くヨハネの足を止める大きな音。
しかし、前に体験した異変とは様子がおかしい。

ヨハネの足元を闇が蝕んでゆく。
慌てて後を追うライラプスも、その闇のせいで先に進めない。

焦燥するヨハネが見たのは、闇に包まれた鹿たちの赤く光る目。
今にも彼女に襲い掛かろうと間合いを詰める。

昼間にヨハネの占いの館を訪れた動物学者、リコもこの異変の調査のためにヌマヅにやって来ていた。
「動物たちが、危ない…」

4匹の鹿たちに囲まれてしまったヨハネ。
「助けて…誰か…助けて!」

すると、小さなワゴン車が急ブレーキをかけてヨハネの前に現れた!
「大丈夫?」「怪我はないかしら?子猫ちゃん?」
「私たちが来たからには、もう大丈夫」

3人の女性が飛び上がり、満月をバックにポーズを決める。
「ミリオンダラー、参上!」
果たして、彼女たちの正体は???

おわりに

1話目からすべてのメンバーが何らかの形で登場するラブライブ!のアニメにあって、幻日のヨハネはハナマルだけの登場にとどまった。
しかし、2話目で次々とメンバーが登場。

チカは旅館の娘。二人の姉と一緒にいつもニコニコしながら働いている。
ダイヤは執務長官。ヌマヅでも人の上に立つ存在らしい。
執務長官室に居るルビィは妖精の姿。

そして動物学者としてヨハネの前に現れたリコ。
見返してみて気づいたが、彼女はヨハネに名を名乗っていない。

なぜハナマルはヨハネに働く仲間の姿を見せたのか?
「いつまでもフラフラしてないで働くずら」とプレッシャーをかけたのか…
かどうかはともかく、このメンバーに会いに行った意味は次回明らかになる。

思いつきで占いの館を始めたヨハネだったが、みんなの働く姿、そしてハナマルの一言に触発され、近所の人々の細々としたお手伝いを買って出る。

ハナマルの「お仕事は、お金だけじゃないずらよ」という一言も心に響く言葉。
仕事の本質は本当にその通りだと思う。
それを自ら経験し、充実した一日を過ごしたヨハネの表情が明るかったのが印象的だった。

ダイヤから注意を受けていたにもかかわらず、ハナマルのお菓子を買いに行く、と夜に家を出たヨハネ。
唐突な展開だが、そこで思わぬ事件に遭遇する。

闇に蝕まれ、身動きが取れないヨハネは大ピンチ。
そこに現れた三姉妹。次回はどうなってしまうのか?

そして2話からED「キミノタメボクノタメ」が公開。
今までのサンシャインのアニメEDのような元気をくれるメッセージソング、というよりは、穏やかで温かいリズムとメロディ。それでいてリズムは強くてグルーヴィ。
アニメも柔らかいタッチのイラストと色使いでとても見やすい。
ファンタジーな世界観を壊さず、メンバーとの絆も表現していて、この作品に相応しいEDだと思います。

「沼津」と「ヌマヅ」第2話

幻日のヨハネは公式スピンオフ作品ですが、ところどころにラブライブ!サンシャインを感じる点があります。
前回同様、エピソードのルーツとなった点や感想などをお話ししてみます。

ヨハネと占いの館

占いセットを出してきて唐突に占い館を始めたヨハネ。
実はここにもルーツがあります。

善子ちゃんの趣味は「占い」。
浦の星に入学した初日に、彼女の厨二病が発動。

善子ちゃんは子供の頃から、「自分は堕天使だ」と思い込み、クラスメイトの前でもそのように振舞っては後で後悔する、の繰り返し。

高校生になっても厨二病キャラをコントロールできないようで、その日からクラスに姿を見せなくなります。

でも、身を隠しながらも学校には来ていた。
それを花丸ちゃんに見つかってしまいますが、クラスメイトは善子ちゃんを奇異の目でみておらず、むしろ心配している事を知ります。
もし変な事を言い始めたら止めるよう花丸ちゃんと約束し、善子ちゃんはクラスへ。

入学してからしばらく姿を見せなかったため、クラスメイトの注目の的になる善子ちゃん。

「津島さんって、趣味とかないの?」と聞かれて、「占いをちょっと…」と答える。
「じゃあ占ってよ!」「私も!」
わぁっと賑わうクラスメイト。

そんな賑わいをよそに、黒いローブを纏い、魔法陣が描かれたマットを敷き始める善子ちゃん。
トレードマークのお団子ヘアに黒い羽根をさし、キャンドルを片手に呪文を唱え始める。
当然、クラスメイトは顔をしかめて引いてしまいました。

何故か持っていた本格的な占いセット
クラスメイトも引き気味…

占いが趣味なのは分かりましたが、実は「占いの館」も初めてではありません。

2期11話。
残念ながら沼津市内の高校と統廃合が決まった浦の星女学院。
最後の思い出にと、生徒たちが企画した「閉校祭」を開催する事に。

クラスの出し物の休憩に校内を歩き回る千歌ちゃんを、花丸ちゃんが呼び止めます。
「占いに興味はないずらか…?」

呼び止める、というより、すがっている様子。
善子ちゃんが用意した出し物「占いの館」にお客が来なくて困っていたのでした。

黒いテントに入ると、水晶玉を前にした、黒ローブ姿の善子ちゃん。
「どんな悩みもズギューンと解決してあげましょう」
占いの館とは、相談者が知りたい事を占い師が占う…はずが、なぜか勝手に占おうとする善子ちゃん。

「ミュージック!」と両手を広げると、壮大なオルガンの音色が…。
よく見ると、梨子ちゃんの生演奏。
インチキ臭いのか、豪華なのか…??

でも、梨子ちゃんも花丸ちゃんも、善子ちゃんの望みを叶えるために手伝ってくれていたのでした。

そんな流れで、ヌマヅで占いの館を始めたヨハネ。
でも、最終的には「なんでも屋」になってしまいました。
今後も街の人たちのお手伝いを買って出ることになるのでしょうか?

動物学者リコ

ヨハネの占いの館のお客様第1号は、動物学者のリコ。
彼女はヌマヅの動物たちの異変を調査するためにやってきました。

動物学者という設定は意外でした。
それもそのはず。沼津に転校してきた梨子ちゃんは、当初は犬が苦手だったのですから。

しいたけを避けて通りたい梨子ちゃん

2期5話。
前回もお話しした、 ライラプス(ノクターン)と善子ちゃん、梨子ちゃんが出会うお話。

何をやっても運が悪く、いい思いができない善子ちゃん。
「自分は堕天使」と思い込んでいたのも、その運の悪さから「自分は特別で、見えない力が働いているのではないか」と思うようになったから。

しかし台風の日、見えない力で引き寄せられ、ライラプスと出会えた。
ライラプスのことがどうしても忘れられずに、引き渡した飼い主の家の前で再びひと目見ようと張っていると、偶然にもライラプスにちょっとだけ会えたのでした。

その事がきっかけで、「見えない力」を信じてみようと感じた梨子ちゃん。
いろんな人がいろんな想いを抱き、それが「見えない力」となって引き寄せられて、運命のように出会う。

千歌ちゃんや、善子ちゃんとの出会いも、見えない力によって引き寄せられた運命。
ならば、しいたけも…。

全く触ることもできなかった、千歌ちゃん家の大型犬しいたけを撫でることができるようになったのでした。

苦手を克服した梨子ちゃん。
最後は自分の犬を飼うまでに。

梨子ちゃんが飼い始めたパグ プレリュード
犬を抱きかかえるまでになった梨子ちゃん
それを見つめる高海家の人たち

梨子ちゃんと動物、と言えばこのエピソードですが、梨子ちゃんと言えばピアノ。
Aqoursの作曲担当も務める彼女ですが、幻日のヨハネでは今のところ楽器を奏でる描写は出てきていません。
今後、そういったお話も出てくるのでしょうか?

そして、ライラプスを見ると目の色を変えて夢中になる姿。
それは…やはり梨子ちゃんの別の一面が関係してくるのでしょうか…??
キーワードは「壁ドン」「壁クイ」「薄い本」…。

秋葉原にて、女性向け同人誌の看板が気になる梨子ちゃん
ピアノコンクールが終わり、気持ちのタガが外れて薄い本を買い込む…
上記の戦利品。
壁ドンと壁クイのコラボ!?
閉校祭の衣装の参考にと壁クイ同人誌を友達に貸す。
あんなに頑なに隠していたのに、何故??

残りの二組の姉妹のお話は第3話にて。

さて、次回の幻日のヨハネ。
闇に取り囲まれ、様子がおかしい鹿たちに囲まれたヨハネ。
昼間の平和な雰囲気とは一転して大ピンチ。
果たして、彼女の運命は…??

※記事内の画像は、アニメ「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」と「ラブライブ!サンシャイン!!」の配信動画より使用させて頂きました。

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