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【第4話】アニメ「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」感想とまとめ

2023年6月よりAbemaにて先行放送、7月より地上波放送が始まった、アニメ「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」。
毎週楽しみながら、感想とまとめを書いています。

ここ最近別の話題の記事を書いていたので、だいぶ久しぶりになります。
その間、お話はクライマックスに突入していますけど…。
ただ、この記事では1話1話丁寧に書いていきたいと思っています。
目標は12月のライブまでに書き終えること!

さて、前回の第3話は、今までのラブライブ!では見ることができなかった、壮大なバトルシーンが展開。
ミリオンダラーのケイティと、スカーレットデルタ。
どこかで見たことのあるような二人と共に、森の動物たちに憑りついた闇を排除したのでした。

そして、ヨハネが持つ不思議な力とはいったい何なのか?
ワーシマー島の魔王なら知ってるかもしれない、と話を聞き、ヨハネとライラプスは島へ。
そこで待っていたのは、そこでひとり暮らすマリ。
ヌマヅの異変について話を聞き出すヨハネでしたが、マリとは仲良くなれそうです。

そして今回のお話は、ヨハネのもとに新たな仲間が増えるようです。

第4話 空と海のあいだ

空飛ぶメッセンジャー ヨウ

いつまでもベッドの中で寝言を言っているヨハネを、ライラプスが尻尾で叩いて起こす。

昨日の出来事は、まるで夢のよう。
ワーシマー島に行き、そこに住むマリに出会った。
でも夢じゃなかった。

二人で話していると、ドアのベルが鳴った。
「郵便で~す!」

ドアを開けてみると、スカイブルーとホワイトの大きな帽子に、ゴーグルをつけた女の子が敬礼をして立っている。
その隣にはハナマル。

「こちら、友達のヨウちゃん。メッセンジャーの仕事をしてるんだよ」
「そう!どんなお届け物もお任せあれ!あなたの元へ、どど~んとひとっ飛び!」

朝からテンションが高い。
どうやら、ヨハネの家がどこにあるかわからず、ハナマルに案内してもらったようだ。

ヨハネ宛の手紙を笑顔で渡すヨウ。
手紙の主はヨハネの母からだった。

母との「宿題」について、ヨウとハナマルに話す。
夏が終わるまでに、自分にしかできない、楽しくてたまらないことを見つけなければ。

ハナマルは自分の仕事があるからとヨハネ達の元を後にする。
元気いっぱいなヨウのテンションに、ヨハネは少し後ずさり気味。

ヨウが小脇に抱えている大きながま口の中には、たくさんの手紙が詰まっている。
それを全部午前中に配らなければならない。

ヨハネのことをじ~っと見つめる。
「私の楽しくてたまらないこと、手伝ってみない?」
ヨハネの顔が曇る。

結局ライラプスと一緒にヨウの郵便配達を手伝うことになった。

「郵便で~す」
声をかけながら配達をしていると、「新人さんかい?」と声をかけられたり、手紙を心待ちにしている人の声を聞いたり…。
ずっと歩き回って大変だけど、やりがいのある仕事に表情も明るくなり、声も大きくなる。

千本港町と書かれた電停に佇むヨハネとヨウ、そしてライラプス。
おかげで助かったよ、とヨウはヨハネに礼を言った。

「でも、残りは飛ばないと間に合わないかも」

郵便局の建物。
その屋根のてっぺんが真っ二つに割れ、中から巨大な大砲が現れた。
大砲の先から巨大なバブルが膨らむと、ド~ン!と勢いよく放たれた!

中にはメッセンジャーの子がひとり。
大砲の勢いで空へと舞い上がり、そのまま飛んで行ってしまった。

「空って楽しいんだよ~。景色も最高だし!」
大空を指さすヨウ。

「こうやって、くるくる回ったり、ウミネコちゃんと競争してみたり。心のモヤモヤが、ぱ~っと晴れ渡る、って感じ?」

空を飛ぶ魅力を伝えるヨウの語り口は明るく、楽しそう。

「最後はカナンちゃんのとこなんだけど、どう?飛んでみない?」

ヨハネに空を飛ぶことを勧めるヨウ。
もちろん空なんて飛んだこともないし、想像したこともない。
これはかなりの無茶振り。
第一、サーカスの曲芸みたいな巨大な大砲で、本当に空を飛べるのだろうか?

「じゃあ説明した通りだから、たのしんでね~!」
軽い感じのヨウ。

大砲の中では、装備を整え、ゴーグルを付けたヨハネが怯える。
「いや、そんな余裕あるわけ…」
ツッコんでいるうちにバブルはどんどん大きくなり、ド~ン!とヨハネを大空へ打ち出した!
絶叫と共に空へ放たれるヨハネ。

上空で体制を崩すも懸命に体制を整える。
目を開けると、そこにはヌマヅの広大な景色。

リュックについた紐を引っ張ると、翼が現れた。
グライダーの要領で目的地へ降下しながら進むようだ。

森や建物が小さく見える。
ヨウの言っていた通り、最高の景色。
空を飛ばなければこの景色を見ることはできないだろう。

グライダーにもすっかり慣れ、空の旅を楽しむヨハネ。
たくさんの人がヨハネに手を振る。
広場ではハナマルがパン屋を開いている。
上空から声をかけると、ハナマルもお客さんも手を振った。

ヨウも大きな帽子をしっかり被り、ゴーグルを付けてヨハネを追って飛んできた。

「例の異変で変わっちゃったところもあるんだけど、それもぜ~んぶ込みで、私はこの町が好き。この町にはいろんな顔があるから」

そろそろ目的地のようだ。
靴に取り付けたユニットの紐を引っ張ると、ダクトから空気が噴き出し、逆噴射のようにゆっくり降下する。

リサイクル・クィーン カナン

たどり着いたのは港。
スクラップがうず高く積まれた小さな工場。
ドッグの扉には、大きなイルカのイラストが描かれている。

すると、海の中からポコポコと泡が立ち、巨大な何かが海から飛び出してきた!

何かと思えば、カエル型のロボット。
網にたくさんのガラクタを詰めて飛び上がってきた。

「大漁じゃ~!」
なぜか歌舞伎のポーズ。

「な~んだ、トノサマかぁ」
カエル型ロボットは、トノサマという名前らしい。

「おっ、お主はヨウ殿ではないか」
なぜか言葉遣いも江戸口調。

トノサマは、カナンが海で集めたガラクタを使って作ったロボット。
そんなガラクタロボットが自由に動き、クセ強な喋り方だが、ちゃんとコミュニケーションを取っている。
そんなことが本当に可能なのだろうか?

いや、一つだけ前例がある。
発明大好きな少年、木手英一くんが先祖から伝わる発明品について書かれた書物「奇天烈大百科」を元に作り上げたロボットだ。
制作には、家にあるゴムボールや洗面器が使われていた。

奇天烈大百科の通りに作ったロボットは自分で自由に動き、なんと喋り始めた!
しかし語尾がおかしかったり、やたらコロッケが好きなロボットなのだが…。
恐るべし、江戸時代の技術力…ナリ。

「ねぇトノサマ、カナンちゃんは?」
「あちらでござんす」

トノサマが指差す先に、海から上がってくる女性。
ウェットスーツに、長い髪をポニーテールで結んでいる。

彼女はカナン。
ヨハネの事は既にハナマルの話や街の噂で知っていた。

「街の人から話は聞いてるよ。確か最近、何でも屋さんを始めたって」
「いや占い屋!」

カナンは、初対面のヨハネに対してもフランクに、丁寧に接してくれた。
ヨハネが手紙を手渡そうとすると、「ああ、ごめん。今手が濡れてるから、中で受け取ってもいいかな?」と工場へ促した。

だが、急に初対面の人たちと接する事になり、ヨハネの表情も暗い。
カナンとヨウが工場に入ろうとすると、ようやくライラプスが追いついてきた。
たまらず ライラプスに抱きつくヨハネ。
目まぐるしく変わる状況に、気持ちがいっぱいいっぱいだったのだろう。

工場の中は工具や材料でいっぱい。
さっきヨハネとヨウが使っていた「逆噴射ブーツ」もカナンが手がけたものだった。

「ふっふっふ。人は私をこう呼んでいる。ウチーラのリサイクルクィーン、カナン!何でもお任せあれ!ってね」

それこそ何でも屋なんじゃ…というヨハネのツッコミ。
しかし、カナンには技術力があり、町の人からも頼りにされている。

テーブルに並ぶトノサマを模したフィギュア。
それを見て、私も何か作ってみたい、とヨハネ。

その声を聞いたカナン。「二人さえ良ければ、手伝ってもらいたいものがあるんだけど」

思い出のブランコ

とある広場のブランコ。
しかし、フレームが朽ちて崩れてしまっていて、とても乗れる状況ではない。
このブランコを修理できないか、と依頼を受けていたのだった。

本当に治せるのだろうか?
みんなでまじまじと見つめていると、いつもの子供達3人組がヨハネに近寄ってきた。

「ブランコ治せるの?」
子供達はブランコが治るのを心待ちにしているようだ。

「そこでリサイクルクィーン、カナンの出番ってワケね」
「イエース!」

どこかで聞いたことのあるような受け答えのカナン。
一枚の可愛いデッサンを見せた。

カエルを模した可愛いブランコ。
元々は一人乗りのブランコが3つ並んでいたが、3人一緒に乗れるようにベンチになっている。
これを、海から拾ってきたガラクタで作ろうという事らしい。

「本当に私達で治せるのかな?こんなにボロいの…」
ヨハネが呟く。

「確かにボロボロだよね。でも私、この仕事を続けてきて分かったの」
カナンが語りかける。

「どんな物も、必ず生まれ変わることができるって。誰かにとってはいらないものが、誰かにとっては必要なものになる。いらない物なんかないんだって」

得意気なカナン。
でもその言葉に、ヨハネの気持ちも変わった。

早速全員で修理に取り掛かる。
ヨハネは勢い勇んでハンマーを振り下ろすが、穴を開けてみたり、それを塞ぐのを失敗したり、ペンキをこぼしてみたり…。

落ち込むヨハネに、物を直すコツを伝授するカナン。
それは、顔を上げて、そこに見えたものの未来を見ること。

「私には、このブランコで遊ぶ子供達が見える」

カナンが想像したのは、笑いながらブランコで遊ぶ子供達の姿。
その姿を見て、ああ、頑張って治してよかったなぁ、と感じる。

ヨハネにも、そんないいイメージが湧いた。

顔にペンキをつけながら頑張っていると、ハナマルも広場に駆けつけた。
顔を洗っていると、ライラプスがタオルを渡す。
「あのさ、このブランコって…」
ヨハネが幼い頃から一緒にいるライラプスも、このブランコの事は知っていた。

ずっとひとりぼっちで乗っていたブランコ。
少し寂しい思い出が残っていた。

「だったらその思い出もリサイクルしちゃったら?頑張って新しいブランコ作って、最高の思い出に変えちゃえばいいじゃん」

ブランコ修理もあと少し。

大きなカエルの顔を最上部に取り付け、カナンのスケッチ通りにブランコが新しく生まれ変わった。

子供達が喜んで駆け込んできた。
今度は一緒に乗れる!と喜ぶ。
「ありがとう!お姉ちゃんたち!」

「ほら、お先にどうぞ」
ヨハネが子供達を促す。
最初にブランコに乗ったのは、楽しみにしていた子供達だった。
カナンやみんながイメージした未来が、現実になった。

R・E・P

すっかり日も暮れた港。

「今日はいろんなことを教えてくれて、ありがとう…」
ヨハネが二人にお礼を言う。

ヨウはメッセンジャーとして、カナンは街のみんなの依頼を受けて物作りや修理に励む。
二人とも、楽しくて人の役に立つ生活をしている。
私にも、二人みたいに見つけられたら…。

「でも、焦らなくていいんじゃない?」

カナンは、夕暮れに輝く太陽を海の上から見るのが、自分への最高のご褒美だと話す。

「ヨハネちゃんも頑張った日には、自分を甘やかさなきゃ」
「そうそう!ぱ〜っと遊んで、またゆっくり考えればいいよ!」

二人とも、ヨハネにはない楽観的な一面を持っている。
でも、その明るさも時には必要。

「私がやりたいことを見つけたら…聞いてくれる?」
みんな「もちろん!」と返す。

「それにしても、ぷかぷかいいなぁ〜。ひと汗かいたし」
「せっかくだから、今から遊んじゃう?」
突然走り出す二人。
ハナマルもヨハネの手を取って、一緒に走り出す。

4人は港を駆け、灯台の先まで走る。
すっかり明るい表情になったヨハネだけ、何故か止まらずに海へ一直線に駆けてしまったが…。

たくさんの仲間たちと出会い、それぞれが違った役割を持って生活していて、その先に誰かが待ってくれていて…みんな繋がっている。
ヌマヅに帰ってきて、さまざまな経験を通して、少しずつ、この街の魅力に気づき始めた。

そんなヌマヅの日常を、心地いいグルーヴに乗せてハナマル、ヨウ、カナンが歌う。
ソフトなビートの心地よいグルーヴが奏でる「R・E・P」。

第3話のロックとは打って変わって、優しいサウンドとビートのヒップホップ。
キャラソンでもこんな曲調は今までなかっただけに新鮮。
メンバーにとっても新たな挑戦だったはず。

イメージアニメも、ヌマヅの街並みや人々の営みが穏やかに感じられる。

歌うトリオも珍しい組み合わせ。
ちょうどCYaRonとAZALEAのメンバーを一人ずつ入れ替えた格好。
この心地いいサウンドは本当に好き。
今から12月のライブが待ちきれない。

海から上がったヨハネ。
晴れ晴れとした表情で、夕陽に向かって叫ぶ。

「ヌマヅ〜!ただいま〜!
 これからも、よろしくね〜!」
その時、杖に新たな3つのエンブレムが刻まれた。

帰宅して今日のことを話すヨハネとライラプス。
ヨハネは疲れて寝てしまいそうだが。

「ライラプス…宿題の答え…見つけても…今度こそ…」
「うん…ごめんね、ヨハネ…」

おわりに

ヨハネに新しい仲間。
空飛ぶメッセンジャー、ヨウとウチーラのリサイクル・クィーン、カナン。
二人ともヨハネとは正反対の性格で元気いっぱい。
初対面のヨハネをグイグイ引っ張っていきます。

メッセンジャーの手伝いで近所に手紙を配るだけではなく、大砲にドーンと打ち出され、カイトのような翼で空を飛ぶ。

行き着いた先、カナンの元で古いブランコをみんなで修理することに。
かつて一人寂しく乗っていた思い出のブランコでしたが、協力して新しいブランコに生まれ変わると、子供達が一目散に乗って楽しむ姿が。
「私には未来が見える」とのカナンの言葉通り、修理や物作りを通して、子どもたちの笑顔を生み出すことができました。

どれも初めての経験で、新たな発見あり、そして楽しい。
次第に「自分にしかできない、楽しくてたまらないこと」に近づいています。

しかし、ライラプスとの間には何かある様子。
意味深な最後のセリフは何なのか?
ライラプスとの別れの予兆でしょうか??

それにしても、幻日のヨハネは脇役が豪華ですね。
カナンが作った相棒、トノサマの声は、なんと飛田展男さん!
あのカミーユですよ。
受け入れられない大人を修正する…訳ではなく、何故か江戸弁なカエル型ロボットですけどね。
お話を彩る脇役ですが、今後も豪華なキャストのキャラが次々登場します。

「沼津」と「ヌマヅ」第4話

第4話で登場したキャラクターについて、ラブライブ!サンシャイン!!を振り返ってみます。
今回はもちろん、曜ちゃんと果南ちゃんです。

友情ヨーソロー!

曜ちゃんと言えばこのかけ声。「全速前進、ヨーソロー!」
父親がフェリーの船長のため、幼少の頃から船長になるのが夢。

千歌ちゃんや果南ちゃんとは幼馴染ですが、家が少し離れています。
どのような経緯で幼馴染になったのかは描かれませんでしたが、1話から千歌ちゃんとずっと一緒に居る曜ちゃん。

子供の頃から続けている高飛び込みはインターハイに出場できるレベル。
水泳部との掛け持ちで、千歌ちゃんが始めたAqoursのメンバー第1号としてスクールアイドル活動もこなします。

そして、お料理も裁縫もそつなくこなすオールマイティガール。
Aqoursの衣装もルビィちゃんと協力して作成しています。
裁縫が得意なのは…彼女の一風変わった趣味が影響しているようですが…。

秋葉原の制服専門店でウキウキの曜ちゃん
制服に目がない曜ちゃん。
旅館の中でも、何故かバスガイドさんに。

印象に残っているのは、1期11話「友情ヨーソロー」。

曜ちゃんは水泳や様々なことを千歌ちゃんと一緒にやりたくて、何度も誘うのですが断られてばかり。

ようやく千歌ちゃんと一緒にスクールアイドルを始めますが、後から入ってきた梨子ちゃんがいつも千歌ちゃんの隣にいて、自然と意識するようになっていました。
二人の様子を見ていると…なんだかモヤモヤしてしまい…。

夏が来て、メンバーはラブライブ!の予備予選へ向けて練習を開始。
本番の日、丁度ピアノコンクールの本番と重なってしまい、梨子ちゃんが出場できなくなりました。
代わりに曜ちゃんが千歌ちゃんとダブルセンターを組むことになりますが…なかなか息が合いません。

本番が近づくある夜、梨子ちゃんが曜ちゃんへ連絡を入れます。
無理に合わせず、二人でやりやすい形にしてね、と気に掛ける梨子ちゃん。
そんな梨子ちゃんに、曜ちゃんが心境を吐露します。

「千歌ちゃんの側には、梨子ちゃんがあってると思う」

千歌ちゃんは、梨子ちゃんといるといつも嬉しそうだし、梨子ちゃんのために頑張る、とも言っていた。
諦めかけていたピアノコンクールの参加を勧めたのも千歌ちゃんでした。

ダンスの息が合わないことも気になって、曜ちゃんの心はずっとモヤモヤし続けていました。

しかし、梨子ちゃんは穏やかな口調で返してくれました。
「千歌ちゃん、いつも曜ちゃんの誘いを断ってばかりで、ずっと気になっているって言ってたよ。だから、スクールアイドルは絶対曜ちゃんとやり遂げるって」

すると、外から千歌ちゃんの声が。
夜遅い時間なのに、内浦から沼津市内の曜ちゃんの家まで、自転車を飛ばして駆け付けたのでした。
お互い納得のいくまで練習するために。

ひとりでずっと悩み、モヤモヤしていた曜ちゃん。
その眼には涙が…。

「私…バカだ…バカヨウだ…」
すぐに千歌ちゃんのところへ駆け下り、抱き着くのでした。

そして迎えた本番の日。
梨子ちゃんが全員に贈ったシュシュを右手につけ、それぞれのステージに上がります。
Aqoursが披露した「想いよひとつになれ」。
千歌ちゃんと曜ちゃんのダブルセンターは完璧なステップを見せ、ステージは大成功。見事に予備予選を突破して見せました。
梨子ちゃんもコンクール入賞。
お互いの友情が花開いた結果でした。

水泳もスクールアイドルも、何でもそつなくこなすパーフェクトガール。
そんな曜ちゃんも、女の子らしい悩みも持つ女子高生。
離れていても、お互いの友情がより深まった、素晴らしいエピソードでした。

ラブライブ!シリーズの中でも屈指の人気を誇る曜ちゃん。
飛び込みが得意なスイマーではなく、空を飛ぶメッセンジャーとして、ヌマヅでも元気いっぱいでかわいい姿を見せてくれています。

流れ星に込めた願い

幼馴染の千歌ちゃんと曜ちゃんにとってひとつ上のお姉さん、果南ちゃん。
淡島にあるダイビングショップを手伝う、ウェットスーツが似合うダイバー。

考えるより先に体が動くタイプ。
運動神経抜群で、ダイビングに必要な体力作りも欠かしません。
毎朝日課にしているジョギングでは、Aqoursのメンバーもついていけないほど。

同じ歳で、仲良しのダイヤちゃんとも同じ小学校に通っていました。
そこへ、鞠莉ちゃんが転校してきます。

ホテルオハラの庭にある噴水で「ハグしよ!」と近寄ってから、3人はずっと仲良し。

そんな3人を象徴する2期10話「シャイニーを探して」は素敵なお話でした。

高校3年生となった仲良し3人組。
お互いの進路も決まり、離れ離れになることになりました。

ふと思い出した幼少期の思い出。
流れ星にお祈りがしたいと、星座表を片手に高台へ上りますが、残念ながら雨が降ってしまった。
がっかりする鞠莉ちゃん。
握りしめた星座表に、果南ちゃんが大きな流れ星を描いてあげたのでした。

鞠莉ちゃんにとって、それは最高の思い出でした。
成長して、運転免許を取った鞠莉ちゃん。
今度はAqoursのメンバーを連れて、再び流れ星を追って車を走らせます。

星を追いかけるミニワゴン。
やがてタイヤが輝き出し、星空の中へ…。

鞠莉ちゃんの願いは、子供のころも今も「ずっと一緒にいられますように」。
そして、離れ離れになることが決まっても「いつか必ず、また一緒になれますように」とお願いするつもりでした。

高台はあいにくの雨。
しかし、雲が晴れるのを待つ9人の目の前に、満点の星空が現れました。
本当に雨が晴れたのです。
いくつも流れる流れ星に、しっかりお祈りする3人でした。

果南ちゃんをはじめとする3年生のエピソードはまだまだあるのですが、どれもラブライブ!サンシャイン!!の根幹を成す重要なエピソードばかり。
とてもじゃないですが、短い文章でまとめられるものではありません。

今までラブライブ!サンシャイン!!についてあまり言葉にできなかった分、「未熟DREAMER」と「Aqours WAVE」のエピソードはいずれお話したいと思います。

さて、今回も長くなりましたが、いかがでしたでしょうか。
せっかく振り返りを書いているので、時間がかかってもより丁寧に書くことにしました。
ゆっくり書いていく事になりますが、お付き合いいただけると嬉しいです。

次回、ワーシマー島のマリに転機が訪れるようですよ。

※記事内の画像は、アニメ「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」と「ラブライブ!サンシャイン!!」の配信動画より使用させて頂きました。

※続きはこちら



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Aqoursはもちろん、μ's、虹ヶ咲、Liella!を扱った記事もありますので、お時間がある時に読んでいただけると嬉しいです。
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