日本歯科大の推薦入試について
11月中旬に行われる日本歯科大学の推薦入試では高校の調査書以外に、
①英語小テスト
②小論文
③面接
で選抜が行われますが、推薦入試の試験科目の中に【数学】や
【化学】【生物】などがありません。
ですので、一番時間をかけるべき対策科目としては【英語】になるでしょう。
日本歯科大学の推薦入試で出題される英語は試験時間が30分で、出題形式が英検2級とそっくりな長文の大問が2題と文法問題の大問が1題出題されます。
今回の記事では、英語を苦手科目としている生徒さんがどのような順番で歯学部の受験対策にとりくんでいけばよいのか?
について取り上げてみよう、とおもいます。
一昨年、私が運営している歯学部オンライン塾から日本歯科大学の推薦入試に合格された生徒さんがいましたが、
その生徒さんは入試対策の数学と並行しながら英語の入試対策にも1年近くかけて取り組んでいました。
最終的にその生徒さんは、桐原書店が出版している
【ネクステージ】という文法問題集を仕上げて日本歯科大学推薦入試の合格を勝ち取りましたが、
英語の基礎力がなく英語を苦手としている生徒さんが最初から【ネクステージ】に手を付けようとすると、途中で挫折してしまう、という声を多くの生徒さんからききます。
ちなみに、このネクステージという教材は日本歯科大学だけでなく、他の私立歯学部へ過去に合格された生徒さんの多くが受験対策として使っていた教材です。
ネクステージや同種の文法問題集に取り組もうとして
なかなかおもうように進まないなら、次に挙げる英単語本や解説型の文法参考書を先に取り組みましょう。
そもそもネクステージで挫折してしまう原因は、解説が少なめであることもそうですが、「副詞節」「動詞の原形」「前置詞句」 「条件節」「形容詞・副詞」など英文法に関する言葉が理解できている前提で解説で使われているからです。
この問題を解決するためには、先に英文法の基礎知識を以下の参考書でおさえて定着させておくとよいです。
1️⃣英単語 (旺文社 ターゲット1400 )
2️⃣英文法( 東進ブックス 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 )
3️⃣英文法入門ドリル(駿台文庫 田中健一先生)
4️⃣英文法基礎ドリル(駿台文庫 田中健一先生)
1️⃣はアプリを使って自分で単語テストを作ることもできます。
2️⃣はインプット系の講義系参考書です。
3️⃣と4️⃣は重要例文の解説が左ページにあり、それを参考にした練習問題が右ページにある本です。
90%、100%でなくてもよいから、これらの本がある程度進んだ段階でネクステージのような文法問題集に取り組むとよいでしょう。
そして、文法問題集が進められるようになってきたら、英文解釈や英語長文に入っていきましょう。
数学もそうですが、学習の順番は非常に大切です。何かがおもうように進まない、と感じたら焦って先に進もうとせずに戻る勇気が必要なときもあります。
私の運営している歯学部オンライン塾は数学の指導が主ですが、英語学習で悩みがあれば【単語テストの実施】、一人でネクステージのような教材を進められるようになるまでの【英文法の解説】なども授業で対応させていただきます。
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