【分かったつもりになってないか?】【本当に分かっているか?】を見極めるためにはテストを受ける環境を作ると良い
コロナ禍での緊急事態宣言が続いているため、家にこもっている時間が長くなり、ストレスもたまりがちですよね。
私は運動不足解消したいこともあって、時間を見つけては家の近所の目黒川沿いをウォーキングしており、これがストレスの解消になっています。
さて、今日は数学の勉強を進めていく上でのアドバイスを1つ書きたいと思います。
独学で勉強していてよくありがちなのは、自分が使っている参考書や問題集にのっている問題について、自分では「解ける」「大丈夫だ」と思っていた問題でも実際には解けるとは限らないということです。
わたしは担当している生徒さん向けに、1つの分野が終わるごとに【到達度確認テスト】を渡して時間内に解いてきてもらうのですが、このテストを採点するといつも多くのことに気が付きます。
例えば、〈授業でやったときに解けていた論点〉だから正解できるだろう、と思って採点してみると、角度を変えて同じこと問うている問題が解けてなかったり、
〈この問題はやや難しい論点〉だから厳しいかな、と思って採点してみると、キチンと解けていたり。
このように、採点して行く過程で〈現在の生徒さんの学力〉について、何が優先して復習するべき課題なのか?もハッキリしてきます。
この【分野別の到達度確認テスト】は生徒さんにも好評で、「どこから復習するべきか曖昧だったけど、自分の今の弱点がわかった」「勉強を続けるモチベーションが下がってきたけど、定期的にこのテストをやってもらうと刺激になる」という声をいただいています。
私の知っている範囲だと、日能研・四谷大塚・(昔の)成基学園・など圧倒的な合格実績を出しているところは毎週のようにテストをしています。
私が小学6年生のとき通っていた地元の成基学園では(日曜進学教室)というものがあり、テストを当日のうちに採点して結果もすぐにフィードバックされるシステムでした。
なぜそれほどまでテストの頻度を多くする必要があるのか? 以前までは疑問でしたが、今はよくわかります。
理由は単純で、〈その方が伸びるのが圧倒的に早いから〉です。
独学だとひとりよがりな理解になりがちでも、客観的に見てもらうことでいろいろな部分が修正されます。
テストを受けて、解けなかった問題が多いと凹んだ気持ちになりますが、バツが付いた問題は自分で流しながら解いているときと比べると強く印象に残るため、入試本番までにできるだけ多く洗い出しておくことがのぞましいのです。
ですので、いま通っている塾や家庭教師の先生がいるなら【定期的にテストを作って添削してもらうこと】をオススメします。
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