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授業をやるだけではなく、課題ノートを毎回提出してもらう理由

個別指導では、講師によって課題を毎回出してくれる人とほとんど出さない人がいます。

また、課題を出したとしても形式的なものにすぎず、中身をしっかりチェックしていないケースも珍しくありません。

出した課題を詳しくチェックする】とはどういうことなのか?順をおって説明していきたいと思います。

そもそも授業をやるだけで、定着させるための課題を出さなかったら授業の効果は半減してしまいますが、出したとしても受講生がその課題をどこまで消化できたのか? 講師が確認して、適切なフィードバックを毎回返すかどうかによって数か月後の受講生の成績の伸びは大きく変わってきます。

では、生徒が課題をやってきたかどうかを講師が確認するためにはどんな方法があるのでしょうか?

一番よくあるのは〈口頭で確認する方法〉

授業の始めに、「前回の授業の課題をやってきた?」「前回の課題の中で分からないところなかった?」と講師が受講生に確認を行い、

それに対して生徒が「一応やりました」「何とかできました」とか「(課題の一部である)××の問題がわかりませんでした」という感じの返答をするのが一般的な個別指導のやり取りです。

口頭で確認する方法でも課題を出さないよりは全然よいのですが、一つ落とし穴があります。

それは、生徒が言う「出された課題は大丈夫でした」「分からないところはここだけでした」という返答は、講師と生徒との間に十分な信頼関係ができるまでは当てにならないケースが多い、という点です。

生徒がこのようなレスポンスを返す主な理由は、

本当はよくわかっていないけど恥ずかしい想いをしたくない、という気持ちが強かったり、自分はどこがわからないのか?を言葉で説明するのが苦手だからです。

この方法だと、次に進む前に時間をかけて向き合うべき問題があるのにその問題に気が付かず、授業回数を重ねていくと【授業で過去にやったはずなのに全然できない】という事態になりがちです。

このような悪循環を防ぐための方法として私が実践していることを紹介します。

〈課題に取り組んだノートを提出してもらい添削する方法〉

事前に課題を出しておいて、課題に取り組んだノートをLINEで提出してもらうように伝えるとほとんどの生徒さんはノートを提出してくれます。

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そして、そのノートの中には受講生の学力を高めるうえでカギになる情報がたくさん存在するのです。

生徒さんからも 「提出したノートを見てもらうことで、自分がどこでつまづいているのかきちんと指摘してもらえるため、復習するときの目安がはっきりするし、もっと早くて正確な計算方法などもその都度補足してもらえるので助かる」

という声をいただいています。

課題に取り組んだ生徒本人も認識できていない弱点があるような場合、講師が口頭で確認するだけでは弱点の把握に限界がありますが、このように提出してもらったノートを詳しく見ていくと、

どこまで理解ができていて、どこがなぜ理解できていないのか?講師サイドは手に取るように把握できるため、これからやるべき内容や量、次回授業の時の説明などをより細かく調整することができます。

こういった自習内容についてのきめ細かなフォローは、どうしても塾の授業時間以外で行うことになるため、対応している個別指導塾はほとんどありません。(学生メインの個別指導塾では皆無ですし、プロ講師による個別指導塾の中でも数えるくらいしかありません)

本気で数学を伸ばしたい生徒さんに対して私の塾では対応しております。




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