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ロサンゼルスに現れし新星 Bobby Miller

はい、お久しぶりのしがです。

ドジャースは現在首位Dバックスと3ゲーム差とらしくない状態でその最大の要因は単純明快。
盤石と思われた投手陣の崩壊です。

開幕前に書いた戦力分析で、僕はこのようなことを記していました。↓

個人的な見解ですがリリーフ陣は今年も盤石だと思います。


はい、完全にフラグとなってしまいました。

6月15日現在、ドジャースのチーム防御率は全体21位の4.49
前年が歴史に残るレベルの2.80だったと考えるとあまりに大幅な悪化です。

そして本当に酷いのが先述で盤石と書いていたブルペンです。
なんと全体29位の4.90で前年の2.87からおよそ2点台もの悪化です。
流石に酷すぎます。

特に悪化した主力選手としては
アルモンテ1.02→6.75、ファーガソン1.82→3.75、べシア2.15→7.02

今月のブルペン防御率はなんと6.65です。
泣けてきますね、どうしてこうなってしまったのか…

別に先発も良くはなく、ゴンソリン、カーショウは安定して試合を作ってくれるものの、ペピオが怪我での離脱で今だに投げられていなかったり、新戦力として期待されたシンダーガードは球速が全く戻らず12先発で7.16という厳しい状態。

とにかく悪い要素ばかりの投手陣、そこに1つの光が差し込みました。

球団傘下プロスペクトランキング2位のボビー・ミラーの台頭です。

ここまで4試合に先発し防御率0.78、K/BB3.29と素晴らしい数字を残しており、キャリア最初の4試合でいずれも4安打以内、1失点以内で5.0イニング以上を投げた現代のMLB唯一の投手となりました。

Baseball Savantでサンプルは少ないものの好成績の理由を僕なりに考えてみようと思います。

まずBarrel%が5.3%と優秀な数値を叩き出していることもあり未だに被弾は0と長打を喰らいにくくxSLGも.270とそれに伴ってかなり優秀です。

Fastball Velocityも球界トップクラスで、パワーで押せつつ長打を喰らわないという現状文句なしの投球を見せています。

彼の投球で最も高い割合を占めているのはシンカーで平均98マイル以上を記録して被打率は.167。
左打者にはフロントドア、右打者にはストライクからボールゾーンに食い込ませます。

そして次に多く投げているのがスライダーで、たまに93マイルを記録するほど高速で曲がります。
右打者からは消えるように見えるのかWhiff %は42.6%で被打率は.091と現状ほぼ打たれていません。

そんな彼も現状唯一打たれている球があります。

それはフォーシームです。
平均99マイルと素晴らしい出力ながら被打率は.400でWhiff%は7.7%とあまり良くない数値を記録しています。
スピンレートも平均約2300回転と特に悪くないだけに不思議です。

流石に今の防御率は出来過ぎとしか言えませんが、彼は安定して2点台を記録できるエース投手になれると思います。

とにかく、彼をこれから成長させるためにもブルペンの方々、そろそろよろしくお願いします…

野手陣は良いだけにそこさえ改善できれば全然首位に返り咲けると思っているので頑張って欲しいものです。

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最近のシーガーやばくないすか?怪我無ければ大谷とMVP争いあり得たんじゃないすかねマジで。


サムネ引用:https://spectrumnews1.com/ca/la-west/sports/2023/05/24/hard-throwing-bobby-miller-solid-in-debut-dodgers-win

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