水栓レバーは"きれい"か"汚い"か
第78話
手を洗うとき、蛇口をひねる。
と言いつつも現代的な手洗いでは
上下式の水栓レバーを使うことが多いのですが、
ではその水栓レバーって、
"きれい"ですか、"汚い"ですか。
考えてみてください。
まず手を洗う前の手は"汚いもの"ですので、
その手で触った水栓レバーは"汚いもの"になります。
かたや、手を洗い終わって"きれいなもの"となった手は、
水を止めるため、水栓レバーに触る。
その水栓レバーは当然"きれいなもの"でないと困ります。
…っていう、お手軽なパラドックスを書いてみました。
現実的に考えて、
"汚い"の成分がそう簡単に移るわけがないんですよ。
だし、手が多少汚くてもそんなに健康上に悪影響は無いはずなんですよ。
どうでもいい話なんです。
なんですが、
"汚い"の成分が移らないとは言い切れないですし
健康上に悪影響が無いとは言い切れないんです。理論上。
なのであんなパラドックスができるんです。
潔癖症の人って、おそらく
「理論上"汚い"」ということが気になるんでしょうね。
「理論」を突き詰めてしまう。
私も「理論」を突き詰めてしまうタイプなのは
前回↓とか
これ(第17話)↓とかで
分かると思うんですけど、
でも私は潔癖症とかではないんです。
というか、
誰もが、潔癖症になっていたんです。
そのまま(?)にしておいたら。
ですが、どこかのタイミングで
冷静になるといいますか、
「まあ、いっか」と思うようになるんです。
メジャー(巻き尺)を斜め上方向に伸ばしていくと
どこかで折れるじゃないですか。
イメージとしてはそんな感じです。
(イメージしにくかったらすいません。)
私もどこかで折れるわけです。折れにくいほうですが。
私の「折れにくい」エピソード↓
私、ノートの文字は汚いし、それで別にいいと思ってるんですけど、
テストとかだと流石にそうはいかないので、
文字の綺麗さを気にするんですけど、
「あっ、文字潰れちゃったな」って思って一度書き直すと、
なんかループに入っちゃうんです。
「まだ綺麗に書ける」って感じで、書いて消してを
何回も(おそらく6回くらい)しちゃうんですよね。
マジでタイムロス。
(共感できる人いますか?)
すなわち、
「まあ、いっか」が来にくいんですよ。
来すぎても困るんでしょうけど、
私の「まあ、いっか」の来にくさは過度なほうなんですよ。
しかしながら、
なかなか折れずにループに入ってる人に向かって
「もうよくね?」と言うことは
その人の逆鱗に触れるだけなんですよね。
「まあ、いっか」は当人の内部から自然と出てくるより他はないんですよね。
第74話の最後のほうでも
そんな話(「逆鱗に触れる」についての話)をしてました。
当人の内部にある、"一歩引いた自分"から、
「まあ、いっか」は出てくるんです。
キーワードは「一歩引く」です。
第17話も第77話も、最後には
ばかばかしくなって終わってるんです。
そういうことです。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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